Miscellaneous

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今日は久々に《ヴォツェック》を聴きましたよ。ヴォツェックの痛みは汎地球的。倫理は贅沢品でしょうかね。

でも、私は今日良いことをしました。あいた隣の席にスマホが落ちてました。途中の駅でしたが、電車を降りて、忘れた人いませんか、とホームでほうぼう聴いて回りましたが、不思議なことにだれも忘れてません。しかたがないので駅員に託しました。えーっと、普通ですね。すいません。無事に持ち主に帰るといいんですけどね。みなさまも(私も)忘れ物にはお気をつけ下さい。

ではみなさまおやすみなさい。

American Literature,Book,Miscellaneous,SF

先週から、ハインラインを二冊読みました。学生時代に読むべき本でした。今更読んで本当に残念。
今回読んだのは「スターファイター」と「銀河市民」です。いずれも、実に古典的な物語構成で、大変勉強になりました。

スターファイター (創元推理文庫)
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「大宇宙の少年」という題名で新訳も出ているようです。

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「スターファイター」は、月旅行に憧れる高校生が懸賞で偶然手に入れた宇宙服を使っていたところ、異星人にさらわれ、異星人の月面基地に監禁されてしまうという物語。脱出、捕縛、救出、どんでん返し、と物語の王道を歩んでいます。ですが、その意外性や、スケールの大きさ、人類一般への深い洞察、科学的技術的に緻密な考察など、本当に物語の喜びが横溢している作品です。

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「銀河市民」も、奴隷の少年ソービーのビルドゥングス・ロマンであり、貴種流離譚という物語の王道です。乞食に拾われたソービーは自由商人の中で頭角をあらわします。実のところ、彼は世界最大級の大富豪の跡取りで、奴隷制度根絶のために力を注ぐというストーリー。こちらも本当に面白かったですが、本当はもっともっと長い物語のはずで、おそらくは制限などによってかききれなかったか、ハインラインが飽きてしまったかのどちらかだと思いました。あるいは日本語訳が抄訳なのかもしれません。

ちなみに、会社の若い皆さんに「ハインラインしっている?」と聴いたところ、誰も知りませんでした。私の少し上の先輩に聴いてみたところ、ご存知でした。「夏の扉」を読まれたそうです。

もっとも、「スターファイター」も「銀河市民」も両方とも1950年代の作品です。いまや古典だし、読まれることも少ないのですかね。少しさびしいような残念なような。でも「宇宙の戦士」は機動戦士ガンダムの元ネタではないかと言われていますので、現代日本のアニメの源流の一つがハインラインともいえるのですけれどね。

今日は家族通院のため、割当てられた社命公休をいただきました。考えごとをしたり、IT関連の勉強をしたり、書評を書いたりとまあまあ生産的な一日でした。暑い一日でしたが皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。

それではおやすみなさい。

J.S.Bach,Miscellaneous

暑い一日。なんともかんとも。。みなさまはいかがお過ごしですか。

今日は一日いろいろと聴いておりました。午後はNHK-FMのリクエスト番組を聴いたり。下野竜也さんや浅田舞さんが出ておられて、ダンシング! クラシックということで、舞踏にまつわるクラシック音楽のリクエスト特番という感じでした。私も《七つのベールの踊り》をリクエストすればよかったです。

音楽というのはほんとうに不思議で全く良くわかりません。歳をとればとるほどわからなくなります。やはり説明できるもんではなく、ただ聴くしかないのでしょう。それを語ったとしても、語れるわけもなく。他の方々とすりあわなくても、伝わらなくても、それはそれでしかたがないわけで、ただそう入っても伝える努力というか、伝えるベクトルさえあればいいということなんでしょうかね。

そんなことを今日はこの演奏を聴きながら思ってしまいました。

アルフレッド・ブレンデルの弾くバッハのイタリア協奏曲です。

バッハ:イタリア協奏曲、他
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ブレンデルの演奏はまめやかで、深刻ぶることのない演奏は、清々しさを感じます。今日もっとも凄いと思ったのは第二楽章の音階が微細なもたり具合です。音符に現れない本当に微細なテンポのズレのようなものがあって、そうした遊びが音楽に潤いをもたらしているのだと思いました。これ、ジャズほどにぶれさせてしまうとNGなんですが、そこまでいっていないわけで、そうした絶妙さが素晴らしいです。

イタリア協奏曲は高校時代の友人が、ピアノをやっていて、彼がうちに遊びに来てくれた時に弾いてくれました。私も一時期第一楽章を練習しました。右手と左手の音階が上行と下降でぶつかるところが刺激的で、喜んで弾いていたのを思い出しました。

私ももう少し楽器やらないとなあ、と思いながら、今日はハノンを弾きました。薬指が心地よく痛いです。

というわけで、みなさまおやすみなさい。

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暑い日が続いております。みなさまお変わりありませんか?

こちらのウェブログですが少しばかり変わりました。

先日から行っていた作業がようやく一段落しました。これまで11年間使ってきたMovabletyepからWordpressへの移行がほぼほぼ完了しました。

さすがに、Movabletypeへの思い入れというか郷愁というものは少なからずありましたが、やはりMovabletypeは商用のスキームになってしまったということなのでしょうか。テーマやプラグインの柔軟性がなく、なかなか思うように扱うことができませんでした。なにより、コメントにトラブルが生じていて、ご迷惑をお掛けしたということが、移行の最大の理由になるのだと思います。

使ってみてまあまあ使いやすそうなのですが、仕組みはまだ理解していませんので、これから少しずつ勉強します。なにはともあれPHPが必要ですが、昔少しいじったぐらいですので、ちょっと頑張らないとね、というところです。

私の方は今週も暑さにやられてふうふう言ってます。早く秋が来ませんかね。

ではおやすみなさい。

Miscellaneous

今日の東京は曇りのち雨。ただ、雨もそんなに強くなく、しとしとという感じでしょうか。正直今日は日中ずっと室内にいましたので、気候の感じはわからないのですが、それもなにか不健康なので、一日に数度は窓際で外の風景を眺めて気分を休めることにしています。本当は昼休みには屋外に出たいのですけれど。
今日はこちらを聞きました。ビル・エヴァンスのAffinity。最高ですね。詳しくは後日。

Affinity
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仕事で毒をたっぷり吸い込んでしまい大変です。解毒には何をやればいいのかいろいろ考えましたが、実はボランティア活動ではないか、と思いました。解毒というより、良いものを取り込んで毒を追い出したいものです。
明日も暑い一日になりそうです。どうかお身体にはお気をつけて。おやすみなさい。

Miscellaneous

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この数年、晩酌が欠かせない日々が続いていましたが、この二週間ほど、なんとか家では禁酒できています。
このところ芋づる式に酒量が増えていましたので、そろそろやめないと今後の健康がきつくなる、といのがその理由です。
ですが、予想通りですが、短期的にもいいことが幾つかありました。
一つは、よく眠れるようになったということです。それまでは、夜中に一度は目を覚めしていましたが、そんなことはなくなりました。おかげで、昼間のパフォーマンスも少しは改善した気がします。
また、体重も減っている気がします。これは、カロリーをへらしたり、夕食のタイミングを変えたりなどの理由はあります。
それから、酒代が浮きますので家計にもいいですね。
先日の飲みの席では、ビールのジョッキ二杯でもうたくさん、と思いました。ということは、昔に比べてどんどん弱くなっているということなんでしょう。禁酒してはいますが、すでに体は悪くなっていたりして、などとおもったり。
ちなみに、写真は、LiftというiPhoneアプリです。緑色のところがアルコールを飲まなかった日です。そうでないところは、外で軽く飲みました。オレンジ色は連続記録達成中という意味です。on weekdayと書いてある割には週末も飲まないように努めてます。
ちなみに、最近聞いているのはこちら。ベルリオーズの歌曲「夏の夜」。ゴーチエの詩にベルリオーズが曲をつけています。ベルリオーズに歌曲を聴く機会はこれまで殆どなかったので新鮮です。オケ伴奏版ですので、おのずと気が休まります。いろいろな歌手のバージョンを聞きましたが、やはりアンネ・ゾフィー・フォン・オッター様が一番です。いまのところ。

Berlioz: Les Nuits d'ete, Harold en Italie, Le roi de Thule
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明日は辻邦生先生の命日です。
ではグーテナハト。

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桜の続き。うつろいゆく時の流れ。
先月から大変な状況で、プライベートな予定はほとんどキャンセルしました。ジェットコースターに乗っているような毎日でした。というか、今もそうなんですが。
おかげで、「ラインの黄金」もキャンセルしました。まったくついていません。週末の「ヴォツェック」は死守したいところです。
というわけで、心機一転さっぱりした今日この頃。
いまだに音楽との関わり方を見出せずにいる毎日です。まったく、どうすればいいのやら。
今日はプレヴィンのシュトラウスを2曲。《ツァラトゥストラ》と《家庭交響曲》。
この典雅と皮肉の織りなす壮麗壮大な伽藍は、西欧音楽の一つの終着点なんだろうなあ、と思います。その延長にコルンゴルトなんかもいるんだと思います。
そうそう。この前思いついたのが、西欧音楽はカトリシズムと同じく普遍性を希求している様式であるということ。がゆえに、我々も理解し得るということなのか?、のんてことを思いつきました。
ではグーテナハト。

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先日行った熱海の海。美しい光景ですが、なにか引っかかります。このような景色をこの際未来も見ることができるのでしょうか。
この一週間は、音楽から遠ざかり気味でした。といっても、音楽は聴いてまして、あの例のT-SQUAREというバンドの昔の音源を聴いて懐かしんでいました。ただ、どうにも西欧音楽は聴けず、という感じでした。
少し最近の立ち位置を確認しなければなりません。
どうもあの偽ベートーヴェン事件で、音楽にしらけてしまってですね。いや、あの事件でしらけるなんて、そこまで音楽が好きじゃなかったのでは、と思われるかもしれませんが。
正直、偽ベートーヴェンについては、かなり「無理」をしてよく書いた記憶があります。ですが、CDを聴き、コンサートに行きましたので、そうした事実は記録すべきと考え書きました。が、そこに、なにか「長いものにはまかれろ」といったベクトルが作用していたのではないか、と反省する部分もあるのです。あんなにいいと言われているのに、自分だけがわかっていないのではないか、という疑念を感じたからでしょう。もちろんそこに「全聾の」とか「絶対音感」という雑音も含まれていたのでしょう。
私のモットーとして、批判はするまい、というのがあります。専門の音楽教育を受けていませんので、そこまで言っていいのか、という、少し引き気味のスタンスで臨んでいます。それが理由で、ブレというか、キレのなさというものが生じたはず。そういう意味では徹底できなかったという悔いがあります。
ただなあ。あそこまで、評価していたマスコミやブログを見ると、音楽を語るということの責任性というものを強く感じます。かつて、大学に居た時に、教授と大学院生が、音楽評論の妥当性について熱く語っていたことを思い出しました。評論についての妥当性が問われないままという状況に疑問を呈する議論だったと記憶しています。
言論は歴史を創るものであり、事実を変えることさえも可能です。昨年何度か書いたヴェルディがイタリア統一に果たした役割が後世に作られたものであるということや、昨今の歴史問題などもそうしたものにあたるのでしょう。言論に対する飽くなき妥当性の追求を可能な限り行う、ということの難しさは、この20年間のインターネットの時代にあって、問われ続けながらも解決されていないことなのでしょう。
そういう意味では、ブログであろうとも、言論活動の一環ですので、そこに妥当性を常に求め続けることは必要です。経済活動を伴わないものである以上、そこには常に妥当性を求める必要はあります。ただ、妥当という言葉はあまりに絶大なもので、求めることはできても実現できないものなのです。妥当という言葉は、ブレンターノに依っていたはずです。それほど重い意味を持つものはず。
なんだか絶筆宣言のようになってますが、絶筆はしないです。妥当というものは求めるものであり、実現できないものである以上、絶筆すると止まるので。
今日は新国立劇場でオペラトークを聴いてきました。そちらの報告は明日から。それにしても手を広げすぎていて、すこし戦線を整理しなければなりません。。
ではグーテナハト。

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大学時代の先輩と一席ご一緒してもらいました。馬刺しを食べられる渋谷の料理店にて。
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今回の騒動や、昨今の諸問題についていろいろと。大学の先生ですので、本当にたくさん教えてもらいました。
「絶対音感がないと音楽をきちんと語ることはできない」という意見があるそうです。これは、私が漠然と考えていたものに一致していて、少し思いを巡らせています。今回の事件は別にして。
それではグーテナハト。