Miscellaneous

3月24日のシャットダウンデーを完遂することが出来ました。特にPCも立ち上げず、さらに携帯サイトを見ることもなく(もっとも、携帯サイトは普段から全く見ませんが……)、気持の良い一日を送ることが出来ました。

東京地方は、朝若干はれていたものの、すぐに曇り空となってしまいました。所用のため虎ノ門に出向き用事を済ませてカフェで読書など。銀座線、丸ノ内線と乗り換えて新宿へ。新宿から初台までは歩いて新国立劇場へ向かいました。曇り空でしたが、まあ暖かい一日だったのではないでしょうか。

「運命の力」の件は次回まとめようと思います。

Miscellaneous

http://www.shutdownday.org

明日は、シャットダウンデーです。PCを使わずに一日過すことが出来るか、試してみたいと思います。

常々、PCを使うことに相反する思いを抱いていました。PCを使うには、姿勢を一定にしなければならず、それが原因で肩や背中の痛みが激しいのです。

とはいえ、

  • ネットで情報収集(ニュース、交通機関、天気予報)
  • 図書館の蔵書検索と貸出予約
  • ブログを書く
  • ブログをRSSリーダーで読む。
  • 写真の保存と加工
  • 音楽の保存と管理、iPodのメンテナンス

と言った理由で、家でもPCを使うことを余儀なくされています。本当は、PCなしで過ごせるといいのですがそうも行かないところです。ですので、このイベントに飛びついてみました。幸い、明日は会社が休みですので、PCを使わずに過すことが出来そうなのです。

ちなみに、ウェブサイトによると、現在5万人あまりの方々が参加されるようです。

明日は、午前中から東京に出て、所用をすませたあと、新国立劇場でヴェルディ「運命の力」を観る予定にしています。ですので、昼間は全くPCを使う余地はありません。夜も本を読んで過そうと思っています。明日が良い一日になると良いと思っています。

Jazz

SAXOPHONE WORKSHOP

1989年のライブ・アンダー・ザ・スカイでのパフォーマンス。大学の時代に聴き続けたCDの中の一枚。この5,6年、行方不明になっていたのだが、先だって図書館で見つけて借りてみました。書架には出ていなかったのですが、書庫の中から出して貰いました。感想をいくつか。

  • このアルバムを聴いて、アーニー・ワッツの偉大さを知った。二曲目「The Four Sleepers / Pools」のソロは格別。好き嫌いはあるかもしれないが、流れる早いパッセージと、フラジオ音域を多用した感動的なインプロヴァイズ。
  • もちろんマイケル・ブレッカーも頑張っていて、「スウィングしなけりゃ意味がない」のソロが白眉。豊かな倍音を吹くんだ太いテナーの音が素晴らしい。「ラヴァー・マン」で旋律とるところも良い。サークルの合宿で、こんな感じで「ラヴァー・マン」をやろうと思ったのだが、あえなく敗退した。おそらく、ドン・グロルニックのアレンジが良いんだと思う。
  • 僕のかつてのサックス演奏はこのアルバムに依るところが大きかったなあ、ということをあらためて確認。
  • 最近ジャズにはご無沙汰している家人も、感心するところしきりだったから、良いアルバムであることには間違いない。
  • 残念ながらAmazonでは取り扱っていない模様。音だけでも手に入って良かった。

演奏者は以下の通り。

  • マイケル・ブレッカー(TS)
  • ビル・エヴァンス(SS,TS)
  • スタンリー・タレンタイン(TS)
  • アーニー・ワッツ(AS,TS)
  • ドン・グロルニック(P)
  • 鈴木良雄(B)
  • アダム・ナスバウム(DR)

European Literature

ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈上〉
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ウォーターシップ・ダウンのウサギたち〈下〉
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  • 発売元: 評論社
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  • 発売日: 2006/09
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ウォーターシップダウンのうさぎたち コレクターズ・エディション
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  • 発売元: ジェネオン エンタテインメント
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  • おすすめ度 4.0

「ウォーターシップ・ダウンのウサギたち」を読みました。

  • 小学生時代に読んでおきたかったなあ、と真っ先に思う。残念。
  • 各章の冒頭に記される引用が的確で味わい深い。
  • 作者は否定しているようだが、現実世界のメタファーに富んだ作品に読むことができる。ヘイズルの泰然とした振舞、ピグウィグの勇気と剛気、ウードワードの権力欲など。人間世界の縮図を見ているようで、面白い。ヘイズルのような優れたリーダの元で働いてみたいものだ。ないしは、ヘイズルのようなリーダーになりたいものだ。
  • 細緻な描写や説明もすぐれていて、矛盾点は見つからない。「細部に神は宿る」という言葉がぴったり当てはまる。
  • 冒頭部から物語はどんどん展開していく。章立てはそれぞれ短く、テーマが細分化されている。だらだらとストーリーが展開していくのではなく、リズムをもってきびきびと展開していくのでとても読みやすい。
  • それにしても、ウサギの視点で、舗装された道路、自動車、鉄道、橋、舟などを描写するのは骨が折れるだろうな、と思う。そして、どれもきちんと描写されていて舌を巻く。
  • 物語はこれぐらい面白くないといけないし、完成度が高くないといけないな、と思う。
  • DVDも出ている。機会があったら是非見てみたい。
  • この本は、本当に読んで良かった。

American Literature

回想のビュイック8〈上〉
スティーヴン キング Stephen King 白石 朗
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読み終わりました。以下感想。

  • 以前も書きましたが、謎のクルマ、をモティーフにしてよくぞここまで引っ張ったなあ、というのが第一印象。その筆力に驚嘆するばかり。
  • しかし、謎は最後まで謎のままなのは残念。余韻はあるのですが、もうすこし本当のことが知りたかったです。
  • D分署という閉鎖された空間で大人たちのなかで秘密にされていた謎を、青年(少年というには歳を取っていると思うのだが)が徐々に知っていくというあたり、青年が徐々に世間ずれしていくメタファーになっているのかな、と思ったりする。
  • 凄惨な描写を読んでいたら、清廉な風景に逃げ込みたくなって、なぜか、かつて赴いた北欧の風景が思い浮かびました。

すこしホラー/ミステリーに疲れたので、次はもうすこし心休まる本を読もうと思っています。

Photo

Mejiro
先週散るかと思っていた近所の桜ですが、散り始めてはいるものの、まだ花をたくさん残しています。今日はヒヨドリにくわえてメジロも登場しました。小さくてかわいい鳥で、高い声で良く鳴きます。

Photo

今日は所用で虎ノ門から四ッ谷方面へ歩いてみました。午後から天気が良くなりましたので、いい散歩になりました。コンデジを持って何枚か写真を撮ってみました。

www.flickr.com



上から、
1)食い違い見附
辻邦生師が小学生の頃遊んだ場所だそうです。
2)3)弁慶堀
都会の喧噪の中に、こんなに静謐な場所があるとは信じられないぐらいです。
4)首相官邸
新しい首相官邸を見るのははじめてでした。裏側から撮りました。
5)溜池
「江戸切絵図貼交屏風」ゆかりの地です。遠くに六本木ヒルズがかすんで見えています。
MAP_070317

今日のコースです。少し見づらいかもしれませんが、赤い線が今日歩いた道のりです。5.6キロぐらいあるようですね。だいたい1時間ぐらいでのんびり歩きました。
キョリ測という秀逸なウェブサイトで計測しました。最近のお気に入りウェブサイトです。

Jazz



図書館の検索PCで物憂げな感じで「ブレッカー」と入力してみる。画面には、ランディ・ブレッカー、マイケル・ブレッカー、マイク・ブレッカーと表示される。マイケル・ブレッカーは、古い盤ではマイク・ブレッカーと表記されたこともあったのだ。
何はともあれ、我が町の図書館の保有するブレッカー参加アルバムが予想以上に多いことが分かる。心のなかだけでほくそ笑んで、書架に向かう。あった、あった。この70年代風なジャケットを見て、またほくそ笑む。今度は心のなかだけに押しとどめることが出来ず、笑みが顔面に溢れる。やった、あったよ……。
家に帰って早速聴いてみる。
ああ、この感じ。懐かしいなあ……。
You’re Sorryでは、マイケル・ブレッカーがテーマをとる。いいですな。メロウな感じ。このころのブレッカー・フレーズは、晩年期に比べてそれとわかりやすい。マイク・マイニエリも参加。ガッドのスネアが小気味よく刻まれている。ほとんどステップスのノリ。
Letter To New Yorkの冒頭のブレッカー兄弟、エフェクター使いまくっていてブレッカーブラザーズのアルバムかとみまがうほど。ここでもマイケル・ブレッカーがフューチャーされていて、長いソロを取っている。
When I Got Your Wave “Pathetique"は、ベートーベンの悲愴ソナタをモチーフにした曲。あの有名な旋律が使われている。マイケル・ブレッカーは、エフェクター掛けて、ブレッカー以外の奏者が吹くと恥ずかしいぐらい(自戒を込めて)、定番なブレッカーフレーズを、メトロノームよりも正確なリズムで吹きまくっている。マイク・マイニエリのビブラフォンソロも熱い。
Depature in the Dark-Againは、バリ・フィナティーがフレーズをとる。スティーブ・ガッド様のバスドラム連打が激しい。真夜中、街路灯越しに見える、暗闇に浮かぶ高層ビルを眺めている感じ。
それにしても、メンツが豪華。
・スティーブ・ガッド様
・バリー・フィナティー氏
・ブレッカー兄弟
・デイビッド・サンボーン氏
・ロニー・キューバ氏
・バリー・ロジャース氏
・アンソニー・ジャクソン氏
うーん、垂涎ものとは、このことをいうのだ。

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今日から読み始めたのですが、これで物語を展開するのはどだい無理じゃないか? とおもうような設定でここまでぐいぐいと物語を引っ張ることのできるキング氏の才能に舌を巻いています。さすがです。うーん、結末が気になってしかたがないです。どこに落としどころを持ってくるんだろう……。