いよいよ明後日に迫った西部の娘。この二週間ほど聞き込んでいたので、だんだんと見えてきた感じがします。
- このオペラは蝶々夫人の次のオペラ。三部作やトゥーランドットよりは前。それでも響きは新しいですよ。プッチーニはシェーンベルグの研究をしながらこのオペラを書いたのだそうです。
- プッチーニ的美麗な旋律はこのオペラでももちろん健在。それに加えて、新世界的力強さを兼ね備えたオペラです。
- このオペラの初演は1910年ニューヨークにて。大成功を収めたのだそうです。しかし、三大プッチーニオペラの後塵を拝しています。とある本には、西部劇映画を知っている我々にとっては、西部劇オペラが目新しくなくなったから、とか、三大オペラにくらべて、印象的な独唱、二重唱が少ないのが、その原因なのではないか、とのこと。
- たしかに、流麗で印象的な独唱、二重唱があることにはまだ気づいていません。でも、それって、ある時急に気づいたりするものです。もっと聞き込んだり、実際に劇場で観たりすると印象が変わってくるかもしれません。
- さて、シルマーさんとホモキさんはどんな手さばきで料理してくれるのでしょうか? 楽しみです。