ヴェルディが分かってきたかも?──パヴァロッティのリゴレット

昨日は更新できず。無念です。ちょいと忙しいと思ったらこれですからいけません。気合いを入れていきましょう。

現実社会でも凄惨な事件もありますが、オペラの世界もそうした事件は盛りだくさんでして、先日もご紹介した、リゴレットもあらすじを読むだけで、腹立たしくなってしまいます。

一番腹立たしいのは、リゴレットがマントヴァ公爵の遺体が入っている袋を捨ててやろう、と思ったその時に、マントヴァ公爵が脳天気に『女心の歌』を歌いながら去っていくところ。虫の息の愛娘が袋に入っていることの気づくのです。ライナー読んでいなくても、イタリア語が分からなくても、リゴレットの無念さがよく分かります。あり得ないぐらい悲痛な話です。

しかし、リゴレットの娘のジルダもあまりに脳天気というか世間を知らないというか……。やはり箱入り娘はいかんですよ。ある程度は世間の毒に免疫をつけておかなければ、というところですね。

先日も書いたのですが、オペラをまじめに聴き始めてそんなに日は経っていないのですが、ようやくヴェルディの偉大さが分かってきた気がします。このCDのおかげ、あるいはパヴァロッティのおかげだと思います。パヴァロッティの素晴らしさを改めて思い知ったのも今年になってから。だから音楽を聴くのはやめられません。通勤時間に音楽聴いて本を読むのがしあわせだなあ、と思う今日この頃です。

まあ、音楽を聴けるのも、仕事があるおかげ。がんばりましょう。