Giacomo Puccini,Opera

 昨日(3日)も良い天気でした。東京の桜は、とうに満開になっていて、すこし散り始めている感じも。今週末はどうでしょうか。土曜日に、また某鉄道会社のハイキングのイベントに参加する予定で、しだれ桜を見られるとのこと。満開になっているのはソメイヨシノですので、観に行く予定のしだれ桜がどうなっているのかは分かりませんが、丁度見頃だと良いなあ、という感じです。

昨日(3日)は、またボエームです。先日のNHK定期公演のテレビ放映を録画したもの、結構愉しんで観ています。一旦第一幕まで終わりました。

 ああ、これは生演奏を聴きたかったかもしれません。テレビで見て、割と良い演奏ですので、実際に観に行ったらもっと感動するんだろうなあ。サンティさんの指揮は、テンポを押さえてタメを持たせるところがあって新鮮。僕のデフォルト盤であるカラヤン盤のような流れるような疾走感というわけではなく、むしろ見せ所をじっくりと見せてくれる感じ。地方のローカル線で、絶景拡がる場所でスピードを落としてくれる運転手みたいです(変な喩えですが……)。

マルチェルロのヴェネツィアさん、良いですね。コルリーネのルジツキさんも素晴しい。 芯があってつややかなバリトン。次の楽しみは、ムゼッタのワルツでしょうか。これから楽しみです。

  • ミミ==アドリアーナ・マルフィージ
  • ムゼッタ==パトリツィア・ザナルディ
  • ロドルフォ==イグナシオ・エンシーナス
  • マルチェルロ==ステファナノ・ヴェネツィア
  • ショナール==吉原輝
  • コルリーネ==グレゴル・ルジツキ
  • ブノア/アルチンドロ==パオロ・ルメッツ
  • 合唱==二期会合唱団
  • 児童合唱=東京少年少女合唱隊
  • 指揮==ネルロ・サンティ
  • 管弦楽==NHK交響楽団

 

 

Opera

年度はじめは、さすがに色々と忙しいですね。とはいえ、いろいろなチャレンジをし始めています。チャレンジするのは良いけれど、時間が足りません。困ったものです。

さて、NHKのクラシックロイヤルシート、先だっての「ボエーム」以来ちゃんとチェックすることにしました。以前は、猛烈に録画していたのですが、最近は選んで録画するようにしています。DVDばかり増えてしまって大変なことになっているので……。しかも見る時間がない。あ、iPodで見ればいいのか……。

「ドン・ジョヴァンニ」は、ザルツブルクの公演で、指揮はダニエル・ハーディング。2006年8月ですね。これは録画いたしましょう。

サンティ氏がN響を振った「ボエーム」を20分ばかり観賞。ミミが現れるところまで。サンティ氏の指揮は結構速度を動かしていてダイナミズムを感じることが出来ます。「ボエーム」は、今まで一番多く見たオペラだと思います。それほど好きな曲だと言うことになります。演奏会形式で、サントリーホールのホールオペラのような演出もありませんが、それでも良いですね。これからが愉しみ。

 

Richard Wagner

今年も桜の季節がやって参りました。

週末が良い天気だったので、近所に写真を撮りに行きましたが、ほぼ満開ですね。今週いっぱい持つかどうか……。というわけで二枚ほどご紹介します。

マクロレンズで取りました。

 

SAKURA2008

こちらは望遠レンズ。

SAKURA2008

どうも、桜の木全体を取るのが苦手なようです。ポイントをどこにするのかがまだ分からないからでしょう。今週末も時間をとれれば、写真を撮りに行くかもしれません。

さて、指環四部作のうち、最も苦手意識の強かった「ジークフリート」を聴いているのですが、カラヤン盤が結構良いかもしれません。特に第三幕の終幕へ向けて、ジークフリートとブリュンヒルデのダイアローグの部分が素敵です。ジークフリートが火の神ローゲの作った炎を乗り越えてブリュンヒルデと出会い、それまで知らなかった「恐れ」の感情を抱き、最後には二人は結ばれるわけですね。もちろん、その後の「神々の黄昏」の悲劇を知っているものにとっては複雑な思いを持たざるを得ません。

しかし、その悲劇も実は新しい世界の始まりを告げている。イエス・キリストが磔刑に処せられたのちに新しい世界が来た、という史観といっても良いでしょうか。言い過ぎでしょうか。脱線しました。

ヘルガ・デルネシュさんもジェス・トーマスさんも(不勉強で)初めて聴いたのですが良いですね。ヘルガ・デルネシュさんは、ヤノヴィッツさんのような透き通った声の持ち主。ジェス・トーマスさんの若々しい声は、純真無垢なジークフリートにぴったりですね。録音場所はベルリン・イエス・キリスト教会ですので、音もばっちり。やっぱり指環はカラヤン盤が良いのかなあ、などと。ショルティ盤はやはりすこし録音が古めかしい感じがしていますが、カラヤン盤はそう言う違和感もあまりないですね。カラヤン盤を聴けて幸福です。

 

  • 作曲==リヒャルト・ワーグナー[ヴァーグナー]
  • 指揮者==ヘルベルト・フォン・カラヤン
  • 管弦楽==・ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • ミーメ==テノール==ゲルハルト・シュトルツェ
  • ジークフリート==テノール==ジェス・トーマス
  • ブリュンヒルデ==ソプラノ==ヘルガ・デルネシュ

 

Opera

会社勤めをしていると、やはり3月31日から4月1日にかけてはいろいろとせわしない。辞める人、転勤する人などで、ごった返していて、なんだかソワソワした空気に職場が包まれます。まあ、今年は僕にとって大きな環境の変化はない。いや、変化は自分で作るものですね。

週末は「魔弾の射手」ばかり聴いていたので、少々ウェーバー疲れというのもあるし、この一ヶ月は「指環」ばかりきいていたと言うこともあって、どうにも「魔弾の射手」がしっくりと心の中に入ってこない。それで、昨日は「指環」を少しばかり聴いてしまいました。イカンですね。

と言うわけで、今日から再び「魔弾の射手」の予習を再開します。

しかし、ヤノヴィッツさんのアガーテの独唱(第二幕第八場、クライバー盤ではCD1のトラック16)は心に染み入りますね。ルカ教会の音響、ヤノヴィッツさんの磨かれた銀器のような高貴な美しさ。やっぱりヤノヴィッツさんは最高です。

素晴しいソプラノの方はたくさんいらっしゃいますが、今の僕にとってはヤノヴィッツさんのソプラノが一番感動的。リヒャルト・シュトラウスの歌劇「カプリッチョ」や、ベームが振ったDVD盤のリヒャルト・シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」、カラヤン盤のワーグナー「ワルキューレ」などなどで、ヤノヴィッツさんの歌声を愉しんでいます。実演を聴いてみたかったです。もう70歳を過ぎておられますので、もう叶わぬ夢ですね。