日フィル横浜定期で新世界を聴く。
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少し書くのが出遅れました。昨日1月7日にみなとみらいホールにて日フィル横浜定期を聞いてきました。
基本情報
曲目
* モーツァルト 「フィガロの結婚」序曲
* チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
* ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
* ヨハン・シュトラウス ピチカートポルカ(アンコール)
* ブラームス ハンガリー舞曲第5番(アンコール)
演奏
指揮:小林研一郎
ヴァイオリン:千住真理子
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団
曲目について
フィガロの結婚序曲
最初の「フィガロの結婚」は、まだ暖まりきっておらず、コバケンさんもかなり硬い感じで、ちょっと脂ののらない感じでした。まだオケに任せきれていないような指揮で、ちょっと心配になりました。
チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲
次は、千住真理子との協演で、チャイコのヴァイオリン協奏曲でした。千住真理子の演奏については、昔からなぜか男らしさを感じていました。10年以上前に、千住真理子のバッハのソナタとパルティータ全曲演奏会に行ったことがありまして、そのときから感じていることです。今日もやはりそう言う印象を持ちました。太い音はさすがですし、(当たり前かもしれませんが)旋律的なミスは一つもありませんでした。そのあたりの集中力はすごいです。ただ、ちょっと男らしく、乱れが生じるところもあり、面白いなあ、と思いました。
新世界より
「新世界より」は、コバケンさんの指揮を堪能しました。彼は、顔だけで指揮をしているのではないか、と思うほどです。小刻みに頭を振ってクリックを出し、手は天井に向けられ、まるで天国に向かって音を出せ、と言わんばかりの指揮ぶりで、これが炎のコバケンの由来なのだなあ、と思いました。途中、オケに祈るように任せたりするあたりはさすがです。舞曲のような場面では、きちんとクリックを出してテンポを掌中にする、といった感じです。私は第4楽章で感動しきってしまい、涙が止まらなくなりました。ここのところ、日フィルには泣かされっぱなしです。
アンコール
アンコールはヨハン・シュトラウスの「ピチカート・ポルカ」とブラームスのハンガリー舞曲第五番でした。最初のヨハン・シュトラウスの「ピチカード・ポルカ」は、おそらくは異端な演奏です。タメを過剰にとっているのですが、これはわざとやっている、というのがよく分かります。茶目っ気のある演奏というところです。次に演奏したのが、ブラームスのハンガリー舞曲でした。ハンガリーは日本に似ているので、日本的に演奏してみます、とおっしゃっての演奏でしたが、そのとおり、これも演歌的なタメをとった、冗談のような演奏でした。でもすごく楽しかった。冗談でもちゃんとやると芸術です。
シーズンファイナルパーティー
秋シーズンが終わりということで、ファイナルパーティーがありました。半年前に引き続き私もご相伴にあずかりました。ここで、日フィルメンバーによる室内楽が演奏されました。
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* 愛の挨拶
* タイス瞑想曲
* チャルダーシュ
チャルダーシュ、坪井さんのヴァイオリン、すごかったです。うますぎます。
ビールいただいてほろ酔い気分でした。
コバケンさんも登場して、スピーチされました。
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日フィル、財政的に大変なのだとか。私もコンサートに行ける範囲でいかないと、と思いました。
まとめ
やっぱり、日フィルの演奏会は楽しいです。病みつきになりますね。1月20日のサントリーもいけないなあ、と画策中ですが。仕事忙しすぎる。。明日も仕事に行きます。
※初出に名称の誤りがありました。お詫び申し上げます。
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