レーピンのショスタコーヴィチ
今週末、ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲を聞く機会がありそうです。なかなかない機会なのですが。
そこで予習をしています。
やはり、こういう時、Apple Musicがあるとよいですね。いろいろなバージョンを聞けますので。
オイストラフ、サラ・チャン、レーピンを聴きました。最後に聴いたレーピン盤が、理解もすすんだためか、一番しっくりきます。
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この曲、Wikiによると、1948年に作曲されたとのことです。交響曲第9番と交響曲第10番にはさまれており、交響曲第10番との類似性も指摘されるものです。
私は、今回初めて聴き込んでいますが、かなりの曲だと思います。Wikiにあるように、交響曲第10番のような、緊迫、諦念、憤怒といった厳しい情念に満ちた曲です。音楽的にもバルトークのように緊密で複雑です。
それでいて、ロシア音楽的なおなじみの民族的フレーズが登場したりとショスタコーヴィチ的な良さも感じます。どこかで聞いたことのあるフレーズが出てくるのは、おそらくはいつものショスタコーヴィチの引用癖なのでは、と思ったり。
それにしても今回聴いているレーピン盤のカデンツァの重厚さは相当なものです。ヴァイオリンの表現能力の大きさを改めて実感します。
あまりに豊かで分厚い和音の音は、楽器の素晴らしさもあるでしょうし、レーピンのテクニックの素晴らしさということもあるのでしょう。
このヴァイオリンの音をきく楽しみというものを、レーピン盤では十全に愉しむことができます。
明日は文化の日です。真剣に身体をやすめないと、と思っています。
それではまた。おやすみなさい。グーテナハトです。
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