Japanese Literature

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編
村上 春樹
新潮社 (2017-02-24)
売り上げランキング: 1

こちら、今日発売ということで、生まれて初めて本を予約するということをやって見ました。お昼に受け取り。帰りの電車で読み始めましたが、うーむ、なんだか面白いんだよなあ。まだ最初しか読んでいませんけれど。
物語の時間構成をうまく見せているので、ぐいっと引っ張り込まれるわけです。で、やはり絵画とか音楽とか、興味ある人にとっては、垂涎のネタがいくつも散りばめられていて、うなってしまうわけです。さすがだなあ、と思います。最近小説に置ける語りのパースペクティブに興味があるのですが、これは、回想しながら語るというもので、手前味噌で恐縮ですが辻邦生でいうと「風越峠にて」のような時間の扱いがあって、なるほどなあ、と思いながら読んでいます。
しかし、主人公がやっている、プッチーニの《トゥーランドット》と《ボエーム》をタンノイでひたすら聴く、とか、羨ましいな生活。
今日は取り急ぎ。おやすみなさい。グーテナハトです。