フライトの思い出によせて──ふたたび「グッド・フライト、グッド・ナイト」

先日紹介した「グッド・フライト、グッドナイト」。なんだか忘れられません。砂漠のなか、ツンドラの中、森の中に光る闇について言及している文章がありました。

私も、かつてドイツへ一人で向かったことがありました。一人で向かうドイツはやはり不安で、あまりの緊張に熱を出していたように思います。そんな中、シベリアのツンドラの中に光るものが見えたのを不思議な気分で眺めたのを覚えています。

それは、なにかこの広漠としたシベリアに、だれかが灯をともしているのだ、という感覚で、世界の広大さを思い知りました。最近はなかなか海外へ行くこともなくなりました。国内旅行さえままなりません。

この本を読んでいて、かつてのフライトの思い出がよみがえりました。

こちらの写真は、ドイツから日本に帰る時にとった写真です。1999年11月20日にとったもの。このような朝焼けをかつて地上では見たことはありませんでした。

パイロットはこうした自然現象を日常の中でみているそうです。地上にはない夕焼け、朝焼けはもちろん、オーロラ、セントエルモの火、空気に邪魔されずに見る星々の洪水。本当に素晴らしい職業の一つだと思います。

それからこちらもシベリア上空と思います。地平線がなにか丸みを帯びていうようにも見えます。確かに地球が球体であることを予感させる風景。こうした日頃感じないパースペクティブを持てるのもパイロットの特権なんだな、と思います。

私にも、またいつかフライトを楽しめる日が来るはずで、そのときを心待ちにしながら、いろいろと想像の旅を楽しもうと思います。

それではみなさま、おやすみなさい。

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