Astronomy

数百年ぶり、ということもあり、今日は在宅勤務中の休憩を利用して、手持ちカメラでさっと撮影したところ、素人ながらに面白い写真がとれました。キチンとしたセッティングをする間もなく撮ったので、??という感じですが、記念なので載せておきます。

土星が、輪を持つように長細く見えるのは本当に驚きでした。天文・写真ビギナーにしては楽しめたなあ、と思います。木星の左上にかすかに見える白い影はガニメデらしく、また右下の白い影はイオのようで、ガリレオ・ガリレイも似たような感慨を得たのかしら、などと思ったり。

天文学的にも重要なイベントですが、聞くところによれば占星術の世界でも20年に一度の変動らしく結構騒がれているようですね。

この視差角で接近したのは、400年ぶりだそうですが、当時は太陽と近すぎて観測できず、観測出来たものとしては800年ぶりだそうで、すごい時代のすごい現象の目撃者になったなあ、と思います。

周期12年の木星と周期29.5年の土星が、地球から見ると、順行と逆行を繰り返しながら波打つように次の邂逅点に向かうのは、なにか世界や人生の揺らめきを想起させるものです。人生は波であり円環であるとすれば、なにかそれは星の動きと似ているものだ、と思いました。