東京オペラ・オケ事情

東京では毎日のように、こんなにもたくさんのコンサートが。全く凄いものです。といいながら、この3週間はどこにも行けていません。宝の山を前にして。。
というわけで、今週末はアルプス交響曲を聞きに行くことにしました。来週末はリゴレットに行きます。というか、予習しないと。。
間違いはないように確認しましたが、何かあればご指摘ください。申し訳ないですがご使用に際しては自己責任でおねがいしますね。

場所 演奏者 オケ 演目 開演時間
10月14日(月) すみだトリフォニーホール 下野竜也[指揮]
ルイジ・ピオヴァノ[チェロ]
新日本フィルハーモニー交響楽団 シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 作品129
ブルックナー/交響曲第6番 イ長調
14:00
オーチャードホール 指揮:ロジャー・ノリントン
ヴァイオリン:木嶋真優
NHK交響楽団 モーツァルト:交響曲第31番ニ長調 K.297「パリ」          
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219「トルコ風」
モーツァルト:交響曲第38番ニ長調 K.504 「プラハ」
15:30
10月16日(水) サントリーホール 指揮:クリスチャン・ヤルヴィ
ピアノ:小山実稚恵
東京都交響楽団 ラフマニノフ(ドゥンブラヴェーヌ編):コレッリの主題による変奏曲 <管弦楽版/日本初演>
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
ストラヴィンスキー:バレエ組曲『火の鳥』(1945年版)
19:00
オペラパレス 指揮:ピエトロ・リッツォ
演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ
リゴレット:マルト・ヴラトーニャ
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
マントヴァ公爵:ウーキュン・キム
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:山下牧子
モンテローネ伯爵:谷友博
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴェルディ:リゴレット 19:00
10月17日(木) 東京芸術劇場 小林研一郎 (Cond) 遠藤真理(Vc) 読売日本交響楽団 ベルリオーズ/序曲「ローマの謝肉祭」作品9、幻想交響曲 作品14 サン=サーンス/チェロ協奏曲 第1番 イ短調 作品33 19:00
武蔵野市民文化会館 プラハ国立歌劇場 プラハ国立歌劇場管弦楽団 モーツァルト:魔笛 18:30
10月18日(金) サントリーホール 指揮アレクサンドル・ラザレフ
フルート:真鍋恵子
日本フィルハーモニー交響楽団 チャイコフスキー: バレエ組曲『眠れる森の美女』
武満徹: ウォーター・ドリーミング
スクリャービン: 交響曲第3番 ハ長調 「神聖なる詩」
19:00
みなとみらいホール 広上淳一
ダニエル・ホープ(Vn)
神奈川フィルハーモニー管弦楽団 ブリテン:ヴァイオリン協奏曲
ホルスト:組曲「惑星」
19:00
10月19日(土) NHKホール 指揮:ロジャー・ノリントン
テノール*:ジェームズ・ギルクリスト
NHK交響楽団 ベートーヴェン/「エグモント」序曲
ブリテン/夜想曲 作品60*
ブリテン/歌劇「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」作品33a
ベートーヴェン/交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
NHKホール 指揮:ロジャー・ノリントン
テノール:ジェームズ・ギルクリスト
NHK交響楽団 ベートーヴェン/「エグモント」序曲
ブリテン/夜想曲 作品60*
ブリテン/歌劇「ピーター・グライムズ」から「4つの海の間奏曲」作品33a
ベートーヴェン/交響曲 第8番 ヘ長調 作品93
サントリーホール 指揮アレクサンドル・ラザレフ
フルート:真鍋恵子
日本フィルハーモニー交響楽団 チャイコフスキー: バレエ組曲『眠れる森の美女』
武満徹: ウォーター・ドリーミング
スクリャービン: 交響曲第3番 ハ長調 「神聖なる詩」
14:00
オペラパレス 指揮:ピエトロ・リッツォ
演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ
リゴレット:マルト・ヴラトーニャ
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
マントヴァ公爵:ウーキュン・キム
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:山下牧子
モンテローネ伯爵:谷友博
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴェルディ:リゴレット 19:00
10月20日(日) オペラパレス 指揮ウルフ・シルマー
演出アンドレアス・ホモキ
アルマヴィーヴァ伯爵レヴェンテ・モルナール伯爵夫人マンディ・フレドリヒフィガロマルコ・ヴィンコスザンナ九嶋香奈枝ケルビーノレナ・ベルキナ
東京フィルハーモニー交響楽団 モーツァルト:フィガロの結婚 14:00
10月22日(火) サントリーホール 指揮:ケン=デイヴィッド・マズア
チェロ:レオナルト・エルシェンブロイヒ
ヴァイオリン:ノエ・乾
ピアノ:モナ=飛鳥・オット
日本フィルハーモニー交響楽団 チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
19:00
オペラパレス 指揮:ピエトロ・リッツォ
演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ
リゴレット:マルト・ヴラトーニャ
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
マントヴァ公爵:ウーキュン・キム
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:山下牧子
モンテローネ伯爵:谷友博
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴェルディ:リゴレット 19:00
10月23日(水) タケミツメモリアル 鈴木雅明(Cond)、菊地裕介(Pf)、臼木あい(Sop)、上野由恵(Fl)、大島弥州夫(Ob)、伊藤 圭(Cl)、黒木綾子(Fg)、福川伸陽(Hr)、鈴木優人(Org)、新国立劇場合唱団 東京フィルハーモニー交響楽団 没後50年記念 フランシス・プーランクの夕べ
プーランク:
・3つの小品
・メランコリー
・モンパルナス
・フルートソナタ
・クラリネットソナタ
・六重奏曲
・オルガン、弦楽とティンパニのための協奏曲
・スターバト・マーテル
19:00
オペラパレス 指揮ウルフ・シルマー
演出アンドレアス・ホモキ
アルマヴィーヴァ伯爵レヴェンテ・モルナール伯爵夫人マンディ・フレドリヒフィガロマルコ・ヴィンコスザンナ九嶋香奈枝ケルビーノレナ・ベルキナ
東京フィルハーモニー交響楽団 モーツァルト:フィガロの結婚 18:30
東京文化会館 指揮:レオシュ・スワロフスキー
エヴァ・ホルニャコヴァ(S)
モニカ・ファビアノヴァー(Ms)
オトカール・クライン(T)
ヨゼフ・ベンツィ(Bs)
スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団
東京都交響楽団 ドヴォルジャーク:スターバト・マーテル 19:00
10月25日(金) NHKホール 指揮:ロジャー・ノリントン
ピアノ:ラルス・フォークト
NHK交響楽団 ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番 作品72
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
サントリーホール 指揮:ダン・エッティンガー
ピアノ:ファジル・サイ*
東京フィルハーモニー交響楽団 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調*
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」作品35
19:00
タケミツメモリアル 矢崎彦太郎(Cond)、浜田理恵/秦 茂子/コロンえりか(Sop)、小林真理(Mez)、与儀巧/大川信之(Ten)、萩原 潤(Bar)、東京シティ・フィル・コーア(Cho) 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 プーランク:歌劇「カルメル派修道女の対話」(演奏会形式、日本語字幕付き) 18:00
10月26日(土) NHKホール 指揮:ロジャー・ノリントン
ピアノ:ラルス・フォークト
NHK交響楽団 ベートーヴェン/序曲「レオノーレ」第3番 作品72
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第3番 ハ短調 作品37
ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調 作品67「運命」
サントリーホール 金聖響 東京フィルハーモニー交響楽団 佐村河内守: 交響曲第1番 <> 19:00
オペラパレス 指揮ウルフ・シルマー
演出アンドレアス・ホモキ
アルマヴィーヴァ伯爵レヴェンテ・モルナール伯爵夫人マンディ・フレドリヒフィガロマルコ・ヴィンコスザンナ九嶋香奈枝ケルビーノレナ・ベルキナ
東京フィルハーモニー交響楽団 モーツァルト:フィガロの結婚 14:00
みなとみらいホール アレクサンドル・ラザレフ(Cond) 横坂 源(Cel) 日本フィルハーモニー交響楽団 チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲 マーラー/交響曲第9番 18:00
10月27日(日) オーチャードホール 指揮:ダン・エッティンガー
ピアノ:ファジル・サイ*
東京フィルハーモニー交響楽団 ラヴェル:ピアノ協奏曲ト長調*
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」作品35
15:00
東京芸術劇場 アレクサンドル・ラザレフ(Cond) 横坂 源(Cel) 日本フィルハーモニー交響楽団 チャイコフスキー/ロココ風の主題による変奏曲 マーラー/交響曲第9番 14:30
10月29日(火) オペラパレス 指揮ウルフ・シルマー
演出アンドレアス・ホモキ
アルマヴィーヴァ伯爵レヴェンテ・モルナール伯爵夫人マンディ・フレドリヒフィガロマルコ・ヴィンコスザンナ九嶋香奈枝ケルビーノレナ・ベルキナ
東京フィルハーモニー交響楽団 モーツァルト:フィガロの結婚 14:00
10月30日(水) サントリーホール 指揮イルジー・ビエロフラーヴェク
ナレク・アフナジャリャン(Vc)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ドヴォルザーク: チェロ協奏曲
ブラームス: 交響曲第1番 ハ短調
19:00
すみだトリフォニーホール リッカルド・ムーティ[指揮]
安藤赴美子[ソプラノ]
加藤宏隆[バス・バリトン]
東京オペラシンガーズ[合唱]
ロベルト・ガッビアーニ[合唱指揮]
東京春祭特別オーケストラ[管弦楽] ヴェルディ
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》序曲
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》第3幕より バレエ「四季」
歌劇《運命の力》序曲
歌劇《運命の力》第2幕より「天使の中の聖処女」
歌劇《マクベス》第4幕より「虐げられた祖国」
歌劇《ナブッコ》第3幕より「行け、わが想いよ、黄金の翼にのって」
歌劇《ナブッコ》序曲
19:00
10月31日(木) サントリーホール 指揮イルジー・ビエロフラーヴェク
ヴァイオリン:イザベル・ファウスト
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 ベートーヴェン: ヴァイオリン協奏曲
チャイコフスキー: 交響曲第6番 「悲愴」
19:00
10月31日(木) すみだトリフォニーホール リッカルド・ムーティ[指揮]
安藤赴美子[ソプラノ]
加藤宏隆[バス・バリトン]
東京オペラシンガーズ[合唱]
ロベルト・ガッビアーニ[合唱指揮]
東京春祭特別オーケストラ[管弦楽] ヴェルディ
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》序曲
歌劇《シチリア島の夕べの祈り》第3幕より バレエ「四季」
歌劇《運命の力》序曲
歌劇《運命の力》第2幕より「天使の中の聖処女」
歌劇《マクベス》第4幕より「虐げられた祖国」
歌劇《ナブッコ》第3幕より「行け、わが想いよ、黄金の翼にのって」
歌劇《ナブッコ》序曲
19:00

Book,Opera,Richard Wagner

1986年に刊行された高辻知義氏による「ワーグナー」。以前も一度読んだはずですが、もう一度読み直しました。

かなりまとまった緻密な一冊でした。ワーグナーを神格化することもなく、逆に誹ることもなく、中立の立場から冷静に論じていたと思います。

ただ、私は悠書館の「ワーグナー」を読んでしまっていたのです。悠書館の「ワーグナー」は最新の研究成果を取り入れた記述になっていました。ここで知った新たな事実は霹靂ものです。
ですので、私はこの高辻氏の記述の裏側に様々な事象を織り込んでいたようです。
たとえば、コジマがビューローと別れた経緯については、ワーグナーとコジマが通じたという事実と離婚という事実が記載されていただけですが、悠書館においては、ビューローが問題のある夫であったという事実が紹介されており、コジマの行動にある意味納得させられてしまうのです。私の中のビューローのイメージは、巨匠のそれですが、若き日は迷いのある日々だったようです。
さて、昨日はブログ休みました。どうにも先日の夜勤明けから、めずらしく風邪を患いました。
昨日は朦朧としながら、別件のインシデント対応を行いつつ、早めに帰宅してよく眠りましたので、今日は持ち直しました。

今日もこちらで落涙。ベン・ヘップナーは、柔和さだけでなく、雄々しさもあります。フォークトやコロにはない英雄的ヴァルターです。私の中のヴァルター像を変えなければならないかもしれません。
では、グーテナハト。

Miscellaneous,Oboe

妄想第二弾。
EWIにはオーボエ運指モードがあるんすね。これで、毎日高速スケール練習すればいいのだ。もちろんモノホンとは違う所多々ありなんだろうけれど、やらないよりはいいのでしょう。EWIは素晴らしい。

ついでに、この本を入手しました。妄想は妄想を呼ぶ。しかし、1時間の練習メニューまで載せてくれるのはありがたい。オーボエーに限らす、管楽器奏者はこれを読むべしでした。サックスの練習方法とも共通する部分があり、大変参考になります。

昨夜20時からの夜勤は、本日12時過ぎまで続きました。帰宅は13時半ごろ。さすがに体が疲れきっており、19時まで午睡というか本睡というか。
おかげで、リズムがめちゃくちゃです。そろそろ夜勤からは引退しよう。
では、グーテナハト。

Miscellaneous,Oboe

楽しすぎる妄想であるオーボエ始める計画。
高校3年のとき、何か一つ楽器をやりたくて、サックスを選んだんですが、まあ、理由は当時好きだった伊東たけしの影響が多々ありというところ。
ヤナギサワのアルトサクソフォーンを友人O君と一緒に購入に行きました。大学浪人が決まったタイミングだったので親から勘当されました。
浪人中は毎日30分ほど押入れの中に入ってサックス吹いてましたが、一年経ったら、スケールぐらいは吹けるようになっていて、ジャズ研に予定通り?楽器経験者として入れたというわけです。
しかし、ルーツはクラシックだったので、本来的にはオケと相乗りできる楽器を選ぶべきだったのでしょう。ジャズとオケのあいのり楽器は、トランペット、トロンボーン、フルートぐらいしかないけれど。
オーボエは、宮本文昭なんかで知っていて、高校生のときにコピーなんかしてましたね。宮本文昭がタモリがやっていた「クイズ音楽は世界だ」にでた時に、カッコいいな、と思いましたが、あ、オレにはソプラノサックスがあるから、と思ってました。
まあ、でも、茂木大輔さんの本を夏に結構読みまして、かなり焚き付けられてしまいました。読んでいたら、あの楽器ばっかり練習して時間を忘れる感覚が甦ってきたのでしょう。完全に無になって、自分が指と音の中に溶けていく感覚。
やっぱり、楽器やらないとわからないことはたくさんあるのだろうなあ、と。あとは、楽器やらないと脳が溶けてしまいそうで。。
さしあたり、EWIを練習します。
ちなみに、茂木さんの素敵な本「アイネクライネな我が回想」の書評が図書新聞に出てます。お近くの書店で是非茂木さんの本と図書新聞をご入手ください!
今日は土曜日ですが、夜中に会社に行きます。そちらも戦い。
では、今日は昼なので、チュース。

Richard Wagner

帰宅の電車。人身事故で、1時間立ち往生しまして、その電車の中で書いています。
しかし最近はずいぶんと良くなって、事故現場の様子を(タイムリーでもなく、正しいとも言えないのでしょうが)きちんと放送で伝え、運転開始時間の目処もきちんと伝えてくれます。何も知らされずにイライラすることもありません。これもホスピタリティの一環なんでしょうね。
さて、ワーグナー本をいくつか読んで、ずいぶんと理解が進みました。
というわけで、三年前にDVDから音源に落としていたブーレーズが振ったバイロイトでのリングの音源を聞いています。
この時の演出は、パトリス・シェローで、リブレットを拡大解釈して、リングの物語を19世紀以降の資本主義批判の物語に読み替えた、というのは周知の通りです。
当時のバイロイトにおいては画期的あるいは革命的な演出だったようです。
今からこの映像をみると、何が斬新なのかわからず、戸惑うことがあります。
確かに、我々はもうシェローのリング以上のリングを見ているわけですから、そこには新奇さを求めることはできなくなりました。
資本主義批判としての演出は、サヴァリッシュがバイエルン国立歌劇場で振ったレーンホフ演出のラインの黄金でも感じましたし。
あるいは、シェローの演出自体を多義的な解釈で咀嚼していく、とか、そういう見方になるのでしょうか。
っつうか、もっと映像も見ないと。
今週末は徹夜仕事です。
というわけでグーテナハト。

Miscellaneous

昨今切実な楽器やらねば強迫観念。いや、ほんと、聴いているだけではダメかも、と。

茂木大輔さんの本を読んだのと、のだめを読み直したのが原因。

そうか。オーボエは習わないとダメなんですね。サックスを独習した我流派の私には少しつらい。

でも、興味ありすぎなので、茂木大輔さんの、オーボエ教則本を予約してみました。
リードも高いんだろうし、楽器自体も高いし。
Twitterにも書きましてが、ジャズとオケ、相乗りできる楽器にすれば良かったですよ。フルートとか、ペットとか。

でも、伊東たけしが好きだったのだから仕方がないです。

では短くグーテナハト

Book

もしあなたが美を謳い上げるとすれば、それは美が存在するからではなくて、美を存在させるためなのです。多分これが批評家の正しい役目であり、尊厳なのです。多分そこから彼らも創造という作業に加わることができるのです。


メイ・ジンという美貌の中国人ピアニストをめぐる、フレデリック・バラードとレオ・ボルドフスキーという二人の音楽評論家の論戦は、不思議な結末を迎えました。
二人の架空の音楽評論家は、メイ・ジンをめぐる論争から、ほとんど個人攻撃とまでいえる過去の記憶への機銃掃射を互いに行い、血だらけになって傷つくのですが、奇妙なことに撤退と和解へと進んでいくのです。
それは、メイ・ジンを徹底的に攻撃したレオ・ポルドフスキーが、もう一度メイ・ジンの演奏を聴いたあとからでした……。
「ピアニスト」は西欧音楽の普遍性を論じながらも、書簡体小説として、書簡と書簡の間に横たわる空白の文脈への想像あるいは妄想へとさそう、文学を読む愉しみをももたらしてくれる「小説」でした。
もちろん、ここで論じられている問題は、既に論じつくされたことなのかもしれません。西欧音楽の普遍性なんていうものは、絵空事といえるのかもしれないわけです。
ですが、私は冒頭で引用した一節、これは敵であるフレデリック・バラードに対して、レオ・ポルドフスキーが、和解とも言えるメールを書くのですが、その中の一節です。
別に普遍的美などあろうがなかろうが関係なく、それがあるということを前提に、あるいは信じ、それを表現するということ。批評の素材として音楽そのものも重要だが、それを「美」として解釈することも、「美」を創造するプロセスである。
そういう議論です。
私はこの議論を諸手を挙げて賛意を示すわけには行かないのです。というのも、こうした言動は、当然では有りますが、批評家側からしか出てきません。これは自己賛嘆とでも言える言辞なのです。音楽家から同様な言葉が出てくればいいのですが、私はそうした言葉を聞いたことがないのです。
ですが、私の中に常にある疑問、生成者と受容者の関係に関する疑問の解決へと少し励まされた気がするのです。
生成できるものだけが、その美を享受することができるのか、という問題。生成者同士で、隠語のようにその秘術的な美を崇拝しあうのではなく、非生成者にも、美という秘仏の背光を浴びる権利あるいは可能性があるのではないか、ということなのです。さらに議論を進めて、その秘仏の背光を作り出しているのが非生成者である受容者ではないかということです。認識論的な問題かもしれません。受容者こそが生成された素材に美という価値を無意識に与えている。それを言語化レベルまで引き揚げることで、明示的な美を生成する……。
リスナーがいない音楽は意味が無い、といった浅い議論ではないはずです。
だからこそ、「創造」という言葉が出てくるのでしょう。
ただ、やはりどうしても、私はこの批評家が美を創造するという考えが、完全に胸のつかえをとるものではないようにも思っているのです。
総じて、本書には大きな満足を覚えました。そしていろいろなものを得ました。文学的にも美学的にも。
ただ、この後どうすべきなのかが、私にはわからないだけなのです。
ではグーテナハト。

Book


私の友人。大学の授業発表で、彼と対談をしました。卒業式あとの徹夜の飲み会で、かれは、武満徹を論じて、しきりに日本と西欧のギャップをどう埋めるか、ということを話していました。私は当時は全部西欧に合わせてしまえばよい、と思っていましたので、そうした議論に心から参加することができず、傍観者として議論を楽しんでいた記憶があります。
しかしながら、「全部西欧に合わせてしまえば良い」などということはできるわけもなく、だからこそ、和魂洋才という言葉が生まれ、フォークでうどんを食べるような奇異な状況に相成っているわけです。
で、いつも思っている疑問。西欧音楽を我ら日本人が演奏して聴くという奇異な状況をどう説明するべきなのか。
ドイツ人にはわかるが、日本人には分からないフーガやハーモニーの感覚があると聴いたことがあります。言語によって体の底に染み付いた音韻の感覚というものもあるでしょう。体格の違いや文化の違いにによって声質はかわります。ウィーンのホテルのフロントの親父は、背筋が凍るほどの豊かなバス・バリトンの声をしていて、こんな方々が普通にいる国は恐ろしいと思ったり。
そりゃ、小澤征爾や千秋真一のような天才はいて、日本と西欧をひとっ飛びにして繋げられる人はいますが。
で、今日から読み始めたのが、エディエンヌ・バリリエの著による、「ピアニスト」という本です。秀逸な音楽書を出版するアルファベータからの逸品。
二人の音楽評論家が、美貌の中国人ピアニストの演奏会をめぐって言論戦争を繰り広げるという血湧き立つ架空言論戦記です。
一人は、この美貌の中国人ピアニストに、音楽の真髄を見ますが、一人は、これは中国による文化侵略(とまでは書きませんが)とまで行きそうな西欧国粋主義的音楽論者です。
一体西欧音楽とは何なのか。西欧音楽を非西欧人が演奏するというのはどういう意味なのか。それは西欧への非西欧からの侵略なのか、あるいは西欧音楽の普遍性の象徴なのか。
「美貌のピアニスト」の奏でる音楽と「太って汗をかきながら演奏するピアニスト」の奏でる音楽は同じなのか。音楽におけるビジュアルとはなにか?
いま半分まで読みました。
二人の議論は、噛み合っているようで噛み合っていません。戦闘状態にある二国が互いに理解し合えないようなものなのでしょう。それが、リアリティを更に高めています。これぐらい憑依しないと小説家にはなれないということなんでしょう。
かつて、ニフティサーブで繰り広げられていた音楽議論を思い出しました。少なくない時間をかけて、思考とレトリックで戦い続けたアマチュア論客も、こうした議論を繰り広げていた記憶があります。そうした議論の中身は私の記憶には残っていませんけれど。
議論が収束することはありえないはず。そんなに分厚くもないこの本の終末はどうなるのか。いくばくかの予想はあっても、それは明日もまたページをめくる意欲を削ぐものではありません。
では、グーテナハト。

東京オペラ・オケ事情

向こう2週間の東京オケ・オペラ事情をお届けします。前回ご紹介できていなかったオーチャードホールとタケミツ・メモリアルの情報などを追加しています。
つうか、目白押しですね。
スクロヴァチェフスキのブルックナーとショスタコーヴィチ、ジョナサン・ノットのリヒャルト・シュトラウスなどに垂涎です。
間違いはないように確認しましたが、何かあればご指摘ください。申し訳ないですがご使用に際しては自己責任でおねがいしますね。

場所 演奏者 オケ 演目 開演時間
9月30日(月) サントリーホール 指揮チョン・ミョンフン
ピアノ:アリス=紗良・オット
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 ラヴェル: 組曲「マ・メール・ロワ」
: ピアノ協奏曲 ト長調
サン=サーンス: 交響曲第3番 ハ短調 「オルガン付」 op.78
19:00
東京文化会館 指揮 オレグ・カエターニ
出演 アンリ・バルダ(Pf)
東京都交響楽団 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調
シューベルト:交響曲第8番 ハ長調「ザ・グレート」
19:00
10月1日(火) オペラパレス 指揮:尾高忠明
メッゾソプラノ:加納悦子
バリトン:萩原 潤
合唱指揮:三澤洋史
合唱:新国立劇場合唱団
東京フィルハーモニー交響楽団 ディーリアス   オペラ「村のロメオとジュリエット」より間奏曲~楽園への道~
エルガー     メッゾソプラノと管弦楽のための連作歌曲集「海の絵」
ウォルトン    オラトリオ「ベルシャザールの饗宴」
19:00
10月2日(水) NHKホール 指揮:フィリップ・オーギャン
ソプラノ:エヴァ・ヨハンソン
テノール:サイモン・オニール
NHK交響楽団 ワーグナー/舞台神聖祭典劇「パルシファル」から 前奏曲、「役立つのはただ1つの武器」
ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」から「前奏曲と愛の死」
ワーグナー/楽劇「神々のたそがれ」から「夜明け」 「あなたの新しい働きを」 「ジークフリートのラインの旅」 「ブリュンヒルデよ、神聖な花嫁よ」 「ジークフリートの葬送行進曲」 「ブリュンヒルデの自己犠牲」
19:00
サントリーホール 指揮スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 読売日本交響楽団 ベルリオーズ: 劇的交響曲「ロミオとジュリエット」から
ショスタコーヴィチ: 交響曲第5番 ニ短調 op.47
19:00
10月3日(木) オペラパレス 指揮:ピエトロ・リッツォ
演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ
リゴレット:マルト・ヴラトーニャ
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
マントヴァ公爵:ウーキュン・キム
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:山下牧子
モンテローネ伯爵:谷友博
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴェルディ:リゴレット 19:00
タケミツ・メモリアル 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 読売日本交響楽団 【第1部】
読響メンバーによる室内楽
【第2部】
・ベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」op.17から抜粋
・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番ニ短調op.47
18:30
東京文化会館 指揮 渡邊一正 東京フィルハーモニー交響楽団 ペトルーシュカ
展覧会の絵(清姫)
プレリュード(沈める寺)
ボレロ
19:00
10月4日(金) すみだトリフォニーホール 十束尚宏[指揮]
菊池洋子[ピアノ]
新日本フィルハーモニー交響楽団 ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調 作品36
14:00
タケミツ・メモリアル 大友直人(Cond)、横坂 源(Vc) 群馬交響楽団 エルガー:セレナード ホ短調op.20/チェロ協奏曲ホ短調op.85/交響曲第2番変ホ長調op.63 19:00
東京芸術劇場 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ
ピアノ:ベルント・グレムザー
読売日本交響楽団 F.ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調
D.ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調
15:00
10月5日(土) サントリーホール 指揮:大友直人
ソプラノ:中嶋彰子
テノール:パヴェル・コルガティン
津軽三味線:上妻宏光
舞踏:バレエ シャンブル ウェスト
司会:高嶋政宏
室内アンサンブル:ザ・フィルハーモニクス フレデリック・ロウ: 『マイ・フェア・レディ』から序曲~「踊り明かそう!」
J.シュトラウスⅡ: オペレッタ『ウィーン気質』から「ほろ酔いの歌」
プッチーニ: オペラ『蝶々夫人』から「ある晴れた日に」
ジーツィンスキー: ウィーン、わが夢の街
ピアソラ: リベルタンゴ、他
18:00
すみだトリフォニーホール 十束尚宏[指揮]
菊池洋子[ピアノ]
新日本フィルハーモニー交響楽団 ショパン/ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
チャイコフスキー/交響曲第4番 ヘ短調 作品36
14:00
タケミツ・メモリアル ロデル・コルメナール(Cond)、ディンドン・フィエル(Pf) マニラ・フィルハーモニー管弦楽団 ・ルーシオ・サン・ペドロ:パストラール組曲
・ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲op.43
・チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調op.36
15:00
埼玉会館 大ホール 指揮:秋山和慶
ピアノ:伊藤 恵
NHK交響楽団 モーツァルト/ピアノ協奏曲 第20番 二短調 K.466
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14
16:00
東京芸術劇場 小林研一郎(Cond) 仲道郁代(Pf) 日本フィルハーモニー交響楽団 ベートーヴェン/ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」
ドヴォルジャーク/交響曲第9番「新世界より」
14:00
NHKホール 指揮チョン・ミョンフン
メゾ・ソプラノ:藤村実穂子
フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団 NHK音楽祭2013 輝くオペラの巨星たち
フランス放送フィルハーモニー管弦楽団
ビゼー 「カルメン」特集
18:00
10月6日(日) オペラパレス 指揮:ピエトロ・リッツォ
演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ
リゴレット:マルト・ヴラトーニャ
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
マントヴァ公爵:ウーキュン・キム
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:山下牧子
モンテローネ伯爵:谷友博
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴェルディ:リゴレット 14:00
タケミツ・メモリアル サイモン・オーヴァー(Cond)、スティーブン・ドゥ・プレッジ(Pf) サザン・シンフォニア ・アンソニー・リッチー:パリハカの思い出
・グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調op.16
・ブラームス:交響曲第2番ニ長調op.73
15:00
ミューザ川崎シンフォニーホール 指揮:マルティン・ジークハルト
独奏:アンサンブル・ウィーン=ベルリン
-オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー
-クラリネット:ノルベルト・トイブル
-ファゴット:リヒャルト・ガラー
-ホルン:シュテファン・ドール
東京交響楽団 モーツァルト:ホルン協奏曲第4番 変ホ長調 K.495(ホルン:シュテファン・ドール)
モーツァルト:協奏交響曲K.297b
(オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー、クラリネット:ノルベルト・トイブル、ファゴット:リヒャルト・ガラー、ホルン:シュテファン・ドール)
ブラームス:交響曲第4番 ホ短調 Op.98
14:00
みなとみらいホール スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 読売日本交響楽団 ベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」から(抜粋)
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
14:00
10月7日(月) タケミツ・メモリアル 飯森範親(Cond)、松田理奈(Vn) 山形交響楽団 ・サリエリ:歌劇「ファルスタッフ」序曲
・モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調K.219「トルコ風」
・ブルックナー:交響曲第1番ハ短調
19:00
10月9日(水) オペラパレス 指揮:ピエトロ・リッツォ
演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ
リゴレット:マルト・ヴラトーニャ
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
マントヴァ公爵:ウーキュン・キム
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:山下牧子
モンテローネ伯爵:谷友博
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴェルディ:リゴレット 19:00
サントリーホール 指揮:ロジャー・ノリントン
ピアノ:ロバート・レヴィン
NHK交響楽団 グルック: オペラ『アウリスのイフィゲニア』序曲(ワーグナー編曲)
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
: 交響曲第6番 ヘ長調 op.68 「田園」
19:00
10月10日(木) サントリーホール 指揮:ロジャー・ノリントン
ピアノ:ロバート・レヴィン
NHK交響楽団 グルック: オペラ『アウリスのイフィゲニア』序曲(ワーグナー編曲)
ベートーヴェン: ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調 op.19
: 交響曲第6番 ヘ長調 op.68 「田園」
19:00
タケミツ・メモリアル 沼尻竜典(Cond)、小菅 優(Pf)、東京混声合唱団 東京フィルハーモニー交響楽団 ・ヘンツェ:ピアノ協奏曲第1番(日本初演)
・ヘンツェ:交響曲第9番
19:00
10月11日(金) サントリーホール 指揮:山下一史
メゾ・ソプラノ:波多野睦美
オルガン:近藤岳
笙:宮田まゆみ
ピアノ:向井山朋子
NHK東京児童合唱団
東京都交響楽団 権代敦彦: 母~オルガンと笙のための 作品107(2007)
: デカセクシス~オーケストラのための作品125
: 子守歌~児童合唱、メゾ・ソプラノ、ピアノとオーケストラのための 作品90(2005)
: 新作 オルガンとオーケストラのための作品139(サントリー芸術財団委嘱初演、2013)
19:00
10月12日(土) オペラパレス 指揮:ピエトロ・リッツォ
演出:アンドレアス・クリーゲンブルグ
リゴレット:マルト・ヴラトーニャ
ジルダ:エレナ・ゴルシュノヴァ
マントヴァ公爵:ウーキュン・キム
スパラフチーレ:妻屋秀和
マッダレーナ:山下牧子
モンテローネ伯爵:谷友博
東京フィルハーモニー交響楽団 ヴェルディ:リゴレット 14:00
サントリーホール 指揮:スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 読売日本交響楽団 S.スクロヴァチェフスキ:パッサカリア・イマジナリア
ブルックナー: 交響曲第4番 変ホ長調 「ロマンティック」
18:00
タケミツ・メモリアル 曽我大介(Cond)、安井陽子(Sop)、経種廉彦(Ten)、朝岡聡(司会) 東京フィルハーモニー交響楽団 ・ヴェルディ:歌劇「椿姫」より乾杯の歌
・プッチーニ:歌劇「トスカ」より「星は光りぬ」
・ドヴォルザーク:交響曲第9番ニ短調「新世界より」
・リクエストで決まる「もう一度聴きたい曲」ベスト3
16:00
10月13日(日) オーチャードホール 指揮:リハルド・ハイン
   ズビネク・ミューレル
演出:ラディスラフ・シュトロス
ソプラノ:エリカ・ミクローシャ(夜の女王)
プラハ国立劇場管弦楽団 プラハ国立劇場 モーツァルト「魔笛」 15:00
サントリーホール 指揮ジョナサン・ノット
ソプラノ:クリスティーネ・ブリューワー
東京交響楽団 R.シュトラウス: 4つの最後の歌
: アルプス交響曲 op.64
14:00
すみだトリフォニーホール 下野竜也[指揮]
ルイジ・ピオヴァノ[チェロ]
新日本フィルハーモニー交響楽団 シューマン/チェロ協奏曲 イ短調 作品129
ブルックナー/交響曲第6番 イ長調
14:00

Richard Wagner

先日から読んでいる、バリー・ミリントンのワーグナー本、面白いです。

ワーグナーの、幾分か悪意をもって語られる要素について冷静に検証されていると思います。

ですが、現代からはかりしれない当時の状況や、数字、文献などから別の可能性を見出す試みは刺激的です。

明日も読みます。