Richard Wagner

 

8月910日のバイロイト音楽祭「トリスタンとイゾルデ」のオンデマンド放送を見ています。やっと時間がとれましたので。まずは第一幕の模様を見たのですが、マジですか! これはすばらしい! いやあ、音源だけを聴くのとは本当に違いまして、私はPCの前で鳥肌が立つほど感動しました。

イレーネ・テオリンのイゾルデ、最高です。鬼気迫る演技と強力な歌唱の相乗効果にひれ伏すしかありません。私は新国の「トゥーランドット」でもトゥーランドット姫を歌うイレーネ・テオリンさんを聴きましたが、なにげにトゥーランドット姫の出番は少ないですよね。しかしながら、イゾルデですので、もう第一幕からフルパワー状態で、私は本当に驚きました。それから、かなり強気なイゾルデでして、最後の最後まで全くぶれないです。それが、最終幕でああいう変化をするとは想像できない感じでした。

演出は、おそらくは60年代から70年代的な衣装。品よくまとめられています。

音楽的には、もうこの3週間ほどさんざん聴いていたのですが、ここまで劇と密着しているのだ、ということは映像を見てやっとわかった次第。シュナイダーさんの演奏は、おそらくは劇を影でしっかりと支えるような動きでして、劇の感動が、実は音楽によるものなのだ、ということを後になって気づく、といったような演奏です。

さて、明日は第二幕以降を見る予定です。

Opera,Richard Wagner

今年のバイロイトの「トリスタンとイゾルデ」は最高です。また昨日から今日にかけて聴いてしまいました。イレーネ・テオリンさん、すげー。早く来年の東京リングでテオリンさんのブリュンヒルデを聞きたいです。

そして皆様、8月26日にNRKのウェブラジオで聞くことができますよ。ぜひぜひ聴いてみてください。私ももう一度録音を試みる予定です。くわしくはOperacastの特設ページにて。

それからもうひとつ。23日まで、バイロイトの公式ページで、8月9日のトリスタンとイゾルデの公演の模様を見ることができます。14.90ユーロかかりますけれど。私は昨週末は聞くことができなかったのですが、今週末チャレンジできれば、と思っています。予定的に五分五分かも知れませんけれど。

Opera,Richard Wagner

 昨週は今年のバイロイトの冒頭を飾った、ペーター・シュナイダー指揮の「トリスタンとイゾルデ」ばかり聴いていました。聴けば聴くほどすごいです。

テンポの緩急の付け方が絶妙でこれ以上ないのではないかというフィット感。特に第二幕の最終部の打点の打ち方は神業的です。速度を落として表情をつけるのが多いです。インテンポよりも絶妙にためてみせたり、フレーズ全体の速度をゆるめたり。それも目立たずさりげなくやってのける。これは、私の中で今時点で人生最高のオペラ体験であったと思う2007年新国立劇場「ばらの騎士」や、2009年1月の東京フィル定演での「ばらの騎士」組曲でシュナイダーさんが見せてくれたものと同じです。もちろん音量のコントロールも絶品。今年の1月のシュナイダーさんもすごかったですが、バイロイトでのシュナイダーさんはさらにすごいです。

それから、イオルデを歌うイレーネ・テオリンさん。先週も書きましたが、最初は気になっていたビブラートを受容できるようになり、さらに、そのすばらしさを確信し、信仰にまでたどり着いてしまった感があります。ビブラートによって増幅された力強さが奔流に溺れてしまいます。この方のブリュンヒルデを新国で来年聴くことができるわけですが、本当に楽しみです。

舞台の写真は以下のリンクで見られます。

http://www.wagneropera.net/Interviews/Irene-Theorin-Bayreuth-Interview08.htm

ちなみに、シュナイダーさんの「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死は、以下のCDで聴くことができます。

8月9日深夜ですが、トリスタンとイゾルデがウェブにて配信されます。14.90ユーロなり。うーん、これは聴くしかないかも。

先日も触れたように、バイエルン放送協会のウェブラジオで聴いているのですが、国際配信しているだけに、ドイツ語、英語、フランス語でアナウンスが入ります。こういう臨場感はウェブラジオならではです。幕間にはドイツ語で筋書きの説明やら演奏者についてアナウンスがあるわけですが、ヒアリングできません。。とはいえ、ドイツ語は音的に美しいですね。また勉強したくなりました。まあ、その前に英語なんですけどね。。

ウェブラジオ的には、プロムスやザルツブルクの放送もありますが、そこまで手が回らないです。

Classical,Richard Strauss

 ラトルが振るばらの騎士を聴いてみたくなって、そういえば、ベルリンフィルのジルヴェスターコンサートでばらの騎士の最後の三重唱をやっていたなあ、と、昔録画したDVDを引っ張り出してきました。

  • 指揮==サイモン・ラトル
  • マルシャリン==カミラ・ニールント
  • オクタヴィアン==マグダレーナ・コジュナ
  • ゾフィー==ラウラ・アイキン
  • ファニナル=デール・デユジング
  • 管弦楽==ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  • 記録==2006年12月31日・ベルリンフィルハーモニー大ホール

歳とったので、涙腺が緩んでいまして、また感動してしまいます。カミラ・ニールントさんは、2007年5月の新国「ばらの騎士」でもマルシャリンでして、そのときの思い出がよみがえりました。とにかく狂いのないピッチと高音域の美しさは筆舌に尽くしがたいものがあります。オクタヴィアンのマグダレーナ・コジュナさんのオクタヴィアンもすごくて、声質の張りが素晴らしい。サクソフォーンでフラジオ音域が決まった時の心地よさを思い出しました。

ラトルの指揮は、いつものようにダイナミクス・レンジの付け方がかっこうよいです。ああ、ここでここまで音量を落とすんだ、という驚き。クライバーのようなうねるようなダイナミズムではなく、音の強弱の振幅が織りなすダイナミズムと感じました。

それにしても、終幕部の三重唱のすばらしさと言ったら、もう何も言えないです。

Opera,Richard Wagner

 本当なら英語を聞くべき朝の通勤時間ですが、7月25日バイロイトの「トリスタンとイゾルデ」を聴いてしまいました。ついでに昼休みと帰宅時も。第一幕から聴き始めて、第二幕の途中まで。

シュナイダーさんの指揮、素晴らしいです。とにかくテンポの動かし方が絶妙で、こうやったら聴衆が感動して涙を出す、というやり方を心得ていらっしゃる感じです。昨日のブログには「タメ」とか「疾走感」という言葉も使いました。どれも音価に対する並々ならぬ感覚を示していることの現れだと思います。隅々にまで神経を行き渡らせ、手を抜くことなく、演奏している。これは、今年の一月にシュナイダーさんの指揮を聴いたときにも感じたことでした。

 第一幕の最終部では、電車の中でしたが鳥肌の立つような感動を覚えました。シュナイダーさんの魅力にまたもや捕らわれてしまいました。

イゾルデのイレーネ・テオリンさんについては昨日も少し書きました。昨年の新国でトゥーランドットを歌われましたが、あの時の力強さのイメージのままイゾルデを演じられて、私の中のイゾルデ像が少し変わりました。昨日「ビブラートが強い気も」と書いたのですが、聴いていくうちに受容できるようになってきました。あの力強さを支えているものの一つがビブラートの振幅である、と、確信のようなものが生まれました。凄絶なイゾルデだと思います。イレーネ・テオリンさんは、来年の新国リングでブリュンヒルデを歌われます。少し予習している気分です。

さて、今晩のバイロイトは「ラインの黄金」です。ティーレマン登場。ティーレマンもまた玄人的な渋い演奏を聴かせてくれると思います。

Opera,Richard Wagner

 昨夜のバイロイトはシュナイダーさんの振るトリスタンとイゾルデでした。Bayern klassik 4で録音しましたが、ちと手違いはありましたがなんとかiPodに入れました。いまiTuneで聴いていますが、トリスタンとイゾルデがお互い媚薬を飲む瞬間のタメとか、その後の疾走感がたまりません。間違った道へ足を踏み入れてしまう二人が絡み合いながら歌うところ。すごいです。 イレーネ・テオリンさんは強力ですが、ちとビブラートが強い気も。昨年の新国ではトゥーランドットを歌いましたが、あの時の力強さは健在でした。クルヴェナールのユッカ・ラシライネンさんは今年の新国でヴォータンでした。

  • 指揮:ペーター・シュナイダー
  • トリスタン:ロバート・ディーン・スミス
  • イゾルデ:イレーネ・テオリン
  • マルケ王:ローベルト・ホル
  • クルヴェナール:ユッカ・ラシライネン

おそらく再放送があると思います。私も少し録音を失敗しましたので、再放送を狙っています。

今日は祖母の米寿祝で昼間からアルコールでした。おかげで体重がみるみる増えていて、かなりの危機感でして、早く痩せないと隊長に怒られ富士山に登れません。。

今夜のバイロイトは「マイスタージンガー」です。

Opera,Richard Wagner

 本日からバイロイトが開幕。こちらに放送予定がまとめられています。

今夜はペーター・シュナイダー指揮の「トリスタンとイゾルデ」です。ストリーム設定完了。楽しみです。日本時間では、およそ23時頃から放送開始となります。

  • 指揮:ペーター・シュナイダー
  • トリスタン:ロバート・ディーン・スミス
  • イゾルデ:イレーネ・テオリン
  • マルケ王:ローベルト・ホル
  • クルヴェナール:ユッカ・ラシライネン

8月9日にはウェブ中継もあるようです。こちら。14.90ユーロなり。日曜日の夜ですので仕事がある場合は徹夜というわけにも行きませんが、8月10日8月23日までオンデマンドでもみられるようです。

Opera,Richard Wagner

 いよいよ、バイロイトですね。今年はネットラジオの録音ノウハウも得ましたので、エアチェックする気満々です。今年の演目と指揮者の面々はと言いますと。

  • トリスタンとイゾルデ:ペーター・シュナイダー
  • 指環:クリスティアン・ティーレマン
  • パルジファル:ダニエレ・ガッティ
  • マイスタージンガー:セバスティアン・ヴァイゲル

いやあ、25日はトリスタンで幕を開けるのですが、初っぱながシュナイダーさんとは。そして、イゾルデはイレーネ・テオリン。2008年の新国「トゥーランドット」で強きトゥーランドットを演じ、来季の新国リングでブリュンヒルデを歌うテオリンさんが、シュナイダーさんとイゾルデを競演とは! 垂涎。今年のバイロイトのトリスタンは絶対外せないです。

Giuseppe Verdi,Opera

とうとう新国の2008/2009年シーズンも終わり、オペラ的にはシーズンオフ。「修善寺物語」にはいけなかったのが口惜しいところですが。

今回のシーズンで一番すごかったのは、やっぱり「ワルキューレ」でしょうか。意外だったのは、これまで苦手としていたロッシーニ作品を楽しめたことでしょうか。「チェネレントラ」はすさまじかったです。

2009/2010年シーズンは新国11年目のシーズンです。舞台裏では新国も色々あるみたいですが、より一層すさまじい舞台を見せてほしいです。

ということで、2009年シーズンの冒頭を飾る「オテロ」を予習中。「オテロ」はたしか2002/2003年シーズンで演奏されたかと思います。でも、あの頃の私は、まだ「アイーダ」も知らず、「カプリッチョ」にも出会っていなく、「指環」も知らない赤子でした。まあいまも青二才ですが。

デズデーーモナは、ノルマ・ファンティーニさん。この方、凄いと言う噂をよく聞きますし、新国にも何度もいらしているはずなのですが、実演は今回が初めてです。楽しみ。イアーゴは、ルチオ・ガッロさん。「西部の娘」、「ドン・ジョヴァンニ」でおなじみ。今回も渋い歌声を聞かせてくれそう。

とはいえ、数年前からiPodに入っている、カラヤン&デル・モナコの「オテロ」を予習に、と聴いてみると……、マジですか! これはすごい曲で、すごい演奏だ、ということに気づきました。お恥ずかしい限り。デル・モナコのトランペット・ボイスはiPod+Quiet Comfort2で聴いてもすばらしい。ヴェルディの分厚く圧倒的なオーケストレーションが激しい音圧となって迫ってくるのには、会社の昼休みであることを忘れてしまうぐらい。すごいなあ、カラヤン。

実演が楽しみです。

Opera,Richard Wagner

今月のオペラは、今週末の新国立劇場「チェネレントラ」です。現在アバド盤で予習中なのですが、当然ですが、やはりドイツロマン派以降のオペラとは語法が違いまして、少々大変な思い。きっと実演の舞台を見れば楽しめると思いますが。

最近音楽について文章を書いていないです。サボっているのです。全くこの体たらくといったら。音楽が巧くフィットしてくれない感じです。

なんて思って、ハイティンク盤のワルキューレを聞いてみると、ああーー、これめちゃくちゃいいわー。しょっぱなのコントラバスの緊張感のあるフレーズ、ヴァイオリンの切迫感のある音が地平線のように鳴り響く。コントラバス奏者の方々にとってはおいしいところなんでしょうね。それから、ホルンがフレーズして、ヴァイオリンが回転する。すげー。ジークムントの悲痛なモノローグ。ジークリンデの切ない声。独奏チェロの心象旋律に涙。これ聴くだけで、なぜか天にも昇る幸せな気分。ワーグナーラヴ。 また観たいです。実演のニーベルングの指環。とくにワルキューレを。来年のジークフリートと神々の黄昏が楽しみ。

あ、今日もチェネレントラの予習をサボって、ワーグナー聴いちゃおう。