Gustav Mahler

いけませんね、本当に。大遅刻です。

音楽、ちゃんと聴けていませんね。ブーレーズのマーラーの6番を執拗に聴いています。ブーレーズの指揮、都会的でスタイリッシュな感じ、と書きましたが、結構速度は粘っこく動かしているような気がしています。テンポで都会的色合いを付けているのではなく、やはり響きの面でコントロールしているのですね。そういうことが分かってきました。

シノポリ盤のマーラーの9番も少し聴きましたが、うーん、なんともとりつく島がないような……。山腹に本来あるべきはしごがなくて登れないような気分。



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Gustav Mahler

寝坊してしまいました。昨日の疲れがまだ残っているようです。疲れ具合は、6月30日のときよりも少ないのではないかと思っていたのですが、今日になってみると、足の筋肉の痛みが増している……。

それでも体にむち打っていつもの休日のように近所のカフェで仕事を。いつもiPodをもってカフェに行くのですが、聴く音楽によって、仕事のはかどり具合が違います。なかなか仕事に入っていけなかったのですが、ブーレーズが振るマーラーの9番を聴き始めてようやく仕事に乗れてきた感じです。

午後には帰宅したのですが、家の仕事をやっているうちにあっという間に夕方に……。それで憂鬱になるのはサザエさん症候群という奴でしょうか? 本当はやりたかった仕事が出来なくて少々欲求不満気味。それでも家の仕事をやったので、良かったかなあ、と思っています。

Gustav Mahler
Mahler: Symphonie No.6
Mahler: Symphonie No.6

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今日、図書館から借りてきたブーレーズが振るマーラーの交響曲第6番をiPodに入れました。改めて聴いているのですが、こういう純粋な感じ、整理された感じ、あるいはスタイリッシュな感じ、きらいじゃないなあ、と思いました。吉田秀和さんは「はたしてこれはマーラーなのだろうか」と書いておられましたが、こういうマーラーも良いのではないか、と思います。確かに、ウィーン的なものとボヘミア的なものの混交、都会と田舎の混じり合いといったマーラーの特徴が後退しているということは言えると思うのですが、かえってそうしたすっきりとした感じのほうが良いなあと思うこともあるのです。ショルティが振るマーラーにも似たようなイメージを感じたこともあります。繰り返しますが、僕はブーレーズ盤の6盤、大好きです。

それにしても気になるレヴァインのマーラー。タワーレコードのウェブサイトではいくつか入手できそうなのですが、6番だけ扱っていません。Amazonでは6番も扱っていますね。小遣い帳とにらめっこしながら、買うか買うまいかと悩んだのですが、結局プルースト関連の本を買ってしまったので、レヴァインはお預け。月末の給料日になったらもう一度小遣い帳と相談しようと思っています。あるいは、都心に出る用事があれば、タワーレコードの実店舗でも見てみたいなあ、と言う思いも。これはきっと買うと思いますです、はい。


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Richard Strauss

昨日まで毎日シノポリ氏の9番を聴いていたのですが、なかなか言葉が思い当たりません。テンポが遅め設定ですが、うねるような重厚な響きに圧倒されているのでしょうか。それとも、僕のなかで違和感を感じないほど寄り添ってくれているのでしょうか。もう少し時間をおいて向き合おうかなと思いました。

Capriccio
Capriccio

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というわけで、今日は久しぶりにシュトラウスの「カプリッチョ」を聴いています。何度も紹介したベームさんの指揮による盤です。今回聴いてみていいなあ、と思ったのは、ディースカウさんがオペラについて歌うところ。22トラック目です。以前にも書きましたが、ここで使われる旋律は原稿の音楽のそれと同じなのです。あの気を失うぐらい美しい旋律にディースカウさんの雄々しく個性的な歌い回しが入ってくるところ、素晴らしいですね。ベーム盤は何回聴いたでしょうか。この9ヶ月ほどでもう何十回と聞いているに違いありません。


それにしても、この三週間ぐらいマーラーばかり聴いていましたので、やはり少々疲弊しているようです。マーラーに当たった、とでも表現したらいいのでしょうか。幾ら好きなものでも、三週間も聴き続ければ少し疲れるのは当たり前ですよね。あの美味しい生牡蠣をパリで食べたというのに、夜半にかけて嘔吐し続けたことを思い出しました。美しいもの、美味しいものには気をつけなければなりません。


明日で会社はおしまいです。今週末は14日から15日にかけて富士山に登る予定でしたが、流れました。一つは台風の影響、もう一つは雪解けが遅れていて、登山道が開通していないと言うこと、の二点です。厳密に言えば、山梨県側登山道と御殿場の北よりの登山道は開通しているのですが、予約をした山小屋のある登山道はまだ開通していません。というわけで、15日の夜から開通している登山道から登って、ご来光を頂上で眺めようと思っています。さて、どんな絶景が待っているのでしょうか? 楽しみです。


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Gustav Mahler

今日は少し短めです。

マーラー:交響曲第9番
マーラー:交響曲第9番

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ブーレーズ(ピエール) シカゴ交響楽団 マーラー
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ブーレーズのマーラー9番を聴きました。これは、もうほとんどベルクの「ルル組曲」にきこえてしまいます。冒頭2分45秒過ぎあたりからの、弦楽合奏にトランペットがかぶってくるあたりからの音作り、これは、もう「ルル組曲」の世界です。マーラーの音楽の中には、過去と未来の作曲家がかいま見えると言いますが、ブーレーズはまさにマーラーの音楽の中にベルクを見せてくれたと行っても良いと思います。

ブーレーズは、テンポは動かしているのですが、アバドのようにドラスティックに歌わせるためにテンポをいじることはしていないようです。よく言われるようにとても冷静な音楽作りです。やはり大陸合理論の故郷、フランス生まれですね。きちんとリズムを刻んでいて、テンポを粘っこく動かしません。素っ気ないと言えば素っ気ないのですが、思った以上にこういう音作りが好きなことに気づきました。

イメージで聴いてはならないな、と言い聞かせながら聴きました。後でも書きますが、ブーレーズといって連想されるイメージをできるだけ排除して、先入観なく聴こうとしました。ところが、やはりどうしても冷徹な現代の都会のようなイメージが浮かんでくるのです。スタイリッシュで、洒脱で、メカニカルで、冷静で、人気のない感じ、です。僕の中のブーレーズの先入観を肯うしかない、と言う感じでした。

ちなみに、ブーレーズのルル組曲はこちらを愛聴しております。ルルの悲鳴がめちゃくちゃ怖いです。一人で夜聴くと、下手なホラー映画よりもこっちの方が怖いです。まあ、「ルル」自体、ホラー映画のようなものなのですが。

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吉田秀和さんの特集番組を見ました。日曜日の22時からNHK教育テレビで放映されていたのを録画したのです。今日は最初の30分弱ぐらいを見たところでストップ。続きは明日以降になりそうです。

音楽を言葉に置き換えるということのすばらしさを語っておられました。並大抵の難しさではないのだ、とおっしゃっています。ですが、ぴったり当てはまる言葉や文章が見つかるときの快感と言ったら並大抵のものではないともおっしゃっていました。

僕もこうしてブログで音楽感想を書いておりますが、ぴったりとした言葉をきちんとかけているのかどうか、とても不安になることがあります。それから、たとえばブーレーズの指揮は都会的、メカニカル、といったような先入観に囚われたまま聴いているのではないか、カラヤンと言えば流麗な美しさ、という風に語られることが多いですが、そうした事前の知識の色眼鏡をかけて音楽を聴いていないか、あるいは、色眼鏡をかけたまま文章を書いていないか、ということがとても気になります。

「主題と変奏」、僕も読んだことがあるはずですが、ほとんど忘れてしまった感がありますね。また読まなければならなそうです。ああ、読む本がたくさんあります。ありがたいことです。でもいつ読むんやろか……。寸暇を惜しんで読まねばなりません。


今日の往路は、辻邦生師の「春の戴冠」の再読を始めました。これも再読せねばせねば、とずっと思い続けていたのですが、ようやく手に取ることができたという感じです。30頁ほど読んだだけでもうお腹一杯です。あまりにも素晴らしすぎて、何から離したらいいのか分からないぐらいなのです。とにかく、なかなか進みません。一つ一つの描写が美しくて、ゆっくり味わいたいと思うと言うことと、思想的な背景や、辻邦生師がどうやら悩んでいた「現実と芸術の結節」という問題が最初から取り上げられていて、自分自身の問題と重なり合うような気がして、思いを巡らせたりしていると、あっという間に電車が駅に着いてしまうと言う感じでした。

春の戴冠、本当に長い作品で、僕の感覚だと「背教者ユリアヌス」よりも長いのではないか、と言う感じを持っています。さらに、この作品を難しくしているのは、フィチーノなどのルネサンス期の哲学思想が多く盛り込まれていると言うことです。この点については、先日哲学科の先輩から話を聞いて参考書を教えて貰いました。佐藤三夫さんという方の著作と、クリステラーという方の著作の二冊です。おそらくは、辻先生もこの参考書を読んでいたのではないか、と先輩はおっしゃっていました。

でも、ほんとうにこの作品を日本人が書いたというのは、俄には信じがたいものがありますね。イタリアルネサンスをここまで流麗に美しく描かれるとは世界レベルの偉業だと思うのです。辻邦生師を初めて読んだときのことを思い出しました。日本人でもこういうふうに西欧での出来事を書いてもいいんだ、書くことができるんだ、という驚きでした。辻邦生師の文学が好きになった理由の一つがここにあります。

春の戴冠については、残念ながら文庫本は出ていません。僕は、最初に出版された版で読んでいます。これから読まれる方は全集を買うことになるのかな、と思います。


今日は短い、と言いながらこんなに書いてしまいました。ちょっと時計が気になる時間になってきました。今日はこのあたりで失礼しようと思います。また書いていきますので、よろしければおたちよりください。


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週末にかけてまた10位以内に戻ることができました。どうもありがとうございます。

Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲第6番「悲劇的」/亡き子をしのぶ歌/リュッケルトの詩による5つの歌
ルートビッヒ(クリスタ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 マーラー カラヤン(ヘルベルト・フォン)
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今朝も、通勤からマーラーをおもむろに聴き始めました。ブーレーズではなく、カラヤンの6番です。朝から「悲劇的」かあ……。でも、朝の方が頭さえているから良いかなあ、と思っていました。カラヤンのテンポはアバドに比べて速い。第一楽章の疾走感はカラヤンならではでしょうか。感心したのは、冒頭の小太鼓。スネアドラムとも言うと思うのですが、その音色とリズム間が強烈に素晴らしく、そこだけ何度か聴き直しました。そのほかにもホルンがグリッサンドのような音を綺麗に出していたりしていてとてもスタイリッシュです。第二楽章は一転してアバドよりもテンポが遅いイメージ。でもグリグリと強烈なハーモニーを繰り出してきますね。往路はここまで。さすがに朝からマーラーは少し厳しいので、スムーズジャズに切り替えて、会社前の鋭気を養いました。

復路、バスが雨で遅れて、いつもの電車に乗れない。仕方がないので1本遅い電車に乗ることになったのですが、旧式の車両で、クーラーがまともに効かない。生ぬるい風が天上から垂れ下がっていて、乗車率100%の人いきれでむんむんしている。そんな中で6番聴くのはちと厳しい。正直途中でギブアップ。これってマーラー疲れでしょうかね。

 それで気を取り直して、シュトラウスの「ばらの騎士」を聴いてみると、まあ、なんて美しい! と感歎するのでした。決してマーラーが美しくないといっているわけではありません。マーラーは本当に美しい。だが本当に醜い。この世は双頭の鷲のように美と醜が混在している世界。マーラーの交響曲はそうした現実の二面性を内包している。最近読んだ新聞で、憂鬱にならないコツが紹介されていたのだが、そのうち一つは「報道番組をみないこと」でした。現実に向き合うと言うことは、それほど精神面に厳しい負荷を与えるわけで、そうした負荷をマーラーの交響曲を聴くと感じることもしばしばなのです。しかし、それが魅力なのではないでしょうか? だからこそ、あんなに個性的な交響曲群が屹立しているのです。そして、柴田南雄さんのおっしゃるように、60年代以降のポストモダンの潮流の中でマーラーの交響曲群が世界へ再浮上し始めているのです。


さて、突然ですが、明日登山にいくことになりました。丹沢山系のうち、小田急線の伊勢原駅が最寄りの大山(オオヤマと読みます)に、古い友人と一緒に出かけることにしたのです。もう15年ぐらい山になんて登っていません。とても不安ですが、何とか頑張ってきます。良い写真が撮れましたら、ブログにアップしたいと思います。明日、期待していてください。写真も頑張ります。


いつもご覧になって頂き大変感謝しています。毎日更新できるように頑張ります。今月はまだ落としていません(少し遅刻もありましたが……)。これは、僕がブログを始めてから、初の快挙かもしれません。

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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
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本当にマーラー漬の毎日です。今日も昨日同様マーラーの5番を聴いております。第1楽章のちょうど真ん中あたり(アバド盤だと6分30秒付近)の、うねるような弦楽器の旋律に魅了されたり、第2楽章のもの悲しいチェロの噎び泣きに泣いたり、第3楽章のウィナーワルツに心を躍らされたり、第4楽章の静謐な雰囲気に浸って泣いてみたり、第5楽章の陽気な風情にすこし肩すかしを食らわされたり、と言う感じです。繰り返しになりますが、アバド氏の指揮はよく歌っていて良いですね。

というわけで、いったんアバド氏のマーラー全集は今日でひとくくりしようと思います。明日は、ブーレーズの9番を図書館から借りてきましたので、それを聴いてみたいと思います。


Shibata_Mahler

グスタフ・マーラー―現代音楽への道 グスタフ・マーラー―現代音楽への道
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今日の帰りは、マーラーの5番を聴きながら、また柴田南雄さんの「グスタフ・マーラー」を読みました。マーラーの音楽史的な位置づけを再確認しました。

古典的交響曲と言えば、ブルックナーやブラームスで成熟した、音楽形式を重視したものです。一方で、ベルリオーズの幻想交響曲や、リストの交響詩、ワーグナーの楽劇において、表現重視の音楽形式もあるわけです。その両者を統合したのがマーラーである、という解釈をとられています。「巨人」はもともとは交響詩でしたし、2番、3番も合唱付きの標題音楽です。にも関わらず「交響曲」なのです。形式的な交響曲というジャンルに、交響詩的表題を導入したのがマーラーで、マーラーは交響曲の形式を破壊し新たな概念へと昇華させた、という解釈です。マーラーの後継者であろうショスタコーヴィチも15曲の交響曲を書いていますが、通底した交響曲的様式というものはないのです。さらに言えば、シェーンベルクは、弦楽四重奏曲に声楽を導入し両者を結びつけ、逆にベルクはオペラに形式を導入したと言えるでしょう。

図に表わすと以下のような感じでしょうか。
Mahler
融合を果たしたマーラー以降の作曲家をまとめてみるとこんな感じでしょうか。

  • マーラー;合唱付き交響曲、交響詩として発表された交響曲(交響詩と交響曲の融合、合唱との融合)
  • シェーンベルク:浄められた夜、弦楽四重奏曲第二番(カルテットと声楽の融合)
  • ベルク;ヴォツェック、ルル(オペラに器楽の形式を導入)

本当に勉強になりました。引き続きほかの本も含めて読み込んでいきたいと思っています。


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Gustav Mahler

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今日はあまり音楽を聴けませんでした。帰りはアバド氏が振るマーラーの5番を聴いていたのですが、疲れて寝入ってしまい、前半部分をあまり聴けず。かろうじてアダージェットから目を覚まして聴いていました。アバドはやっぱりテンポの緩急をつけつつ、ゆっくりと歌っている(カンタービレでいいんでしょうか?)という感じです。アバド氏は、リハーサルでは、口頭で指示をせず、身振りで指示を与えて終ってしまうというのですが、どうしてこんなにもオケを掌握できるのか、本当に不思議です。指揮をされる方は本当に偉大だと思います。


Saru
さて、現れたのはサルなのだそうです。といっても、僕は残念ながら遭遇していません。この一週間、サルが付近で目撃されているそうで、散歩道の入り口に立て看板がされていました。しかし、会社の近くにサルが出没しているなんて、想像するだけで笑ってしまいます。まあ関東の端に位置していますので、そういうものなのでしょうか。意外と近くに自然が残っていると言うことですね。


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予定通り、なんとか3番の第6楽章にたどり着きました。美しさの極み、という印象。もう5番のアダージェットが視野に入ってくる感じですね。これがマーラー初のアダージェットなのだそうです。それをアバドはテンポを抑制してじっくりと歌っています。僕が昔聴いたNHK交響楽団のマーラーはもっとテンポが速かった気がします。それに比べると本当にゆっくり。その分、音価がじっくりと伝わってきますね。そうしたスタイルは、この第6楽章に於いていかんなくその魅力を溢れさせているのだと思います。

僕の中のアバドさんのイメージは、アルゲリッチと組んで録音した、プロコフィエフのピアノ協奏曲の若々しくみずみずしい音楽だったものですので、アバドのマーラー全集を聴いて本当にイメージが変わりました。こんなにもゆったりと歌う指揮者でいらしたのですね。すこし安易な見方ですが、チェリビダッケ先生にも通じるところがあるような気がします。

マーラーの生前で成功した交響曲は、第2番、第8番、そしてこの3番なのだそうです。アルマも気に入ったのが分かるような気がします。

最近は、本当にマーラーのことが頭から離れません。今日は音楽之友社の「作曲家◎人と作品」シリーズの「マーラー」を読みましたが、この本もかなり秀逸にまとまっています。アルマの回想録も良いのですが、やはりどうしても偏っていたり誤りがあったりするようですので、そのあたりのフォローもなされていると思います。

マーラー
マーラー

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というわけで、本当に10年ぶりぐらいに3番を通して聴くことが出来ました。ありがたいことです。次は、何番を聴こうかな、と言うところです。アバドの5番でしょうか……。それともカラヤンの5番でしょうか……??。明日もまた愉しみが待っているようですね。


私の会社はなぜか山の中にあります。最寄りの駅からバスで15分ほどのところですが、山の上に建物が建っています。よく言えば自然に溢れているということで、昼休みは、森の中の道をウォーキングするのが日課になっています。30分ほど歩くと、もう息が上がってしまい、体力のなさを痛感するのですが、それももう3ヶ月版ぐらい続いているでしょうか。おかげさまで、体重を5キロほど減らすことができました。
森の中は、自然が一杯で、子供の頃にしか観ることのなかった、モンシロチョウやモンキチョウ、アゲハチョウ、シジミチョウ、小さなトカゲ、山ガニ、などなどいろいろな生き物が出迎えてくれます。鳥のさえずり、鶯のファンファーレなども。もっとも、これから季節が下ると、蚊が増えてきそうですし、気温も30度を超してくるでしょうから、そろそろウォーキングができなくなる季節になりそうです。
そして、その山の中に現れたものは……。明日に続く……。


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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日はマーラーの3番です。この曲を聴くのも本当に久しぶりです。この曲だけは本当に10年ぶりぐらいに最初から聴いた気がします。今日は第4楽章までしか聴けませんでした。さすがに長いですね。アバドの指揮は、他の交響曲と同じく、テンポを遅めにとって、じっくりと練り上げ、歌い上げていくスタイルです。マーラーの全集を聴けば聴くほどアバドの演奏が好きになっていく気がします。この曲を初めて聴いたのは、NHK-FMで放送されたNHK交響楽団の定期演奏会のもの。指揮者がどなたで会ったかは記憶に残っていません。しかしアバドのテンポよりも早いテンポ取りだったことははっきり覚えています。それから少年合唱の声が違いますね。日本で少年合唱といえば、おそらく少年少女合唱団にならざるを得ないでしょうから。

第3番は、アルマが初めてマーラーの音楽に感嘆した曲なのだそうです。アルマは、結婚寸前に「私は1番しか聴いたことがなくて、全く好みではなかった」という類の発言を知人の集まりでして、ひんしゅくを買ったりしています。その後、アルマは、マーラーのスケッチないしはスコアの清書をするようになって、そこにやりがいを感じていくわけで、アルマがいなければ、4番以降の交響曲は生まれなかったかも知れません。

明日は、第3番の続きを聴くことにいたしましょう。


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Richard Strauss

Strauss

R.シュトラウス/アルプス交響曲 R.シュトラウス/アルプス交響曲
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以前にも取り上げた、シュトラウスのアルプス交響曲です。昨夜、二次会の帰り、フラフラしながら、帰りの電車の中でおもむろに聴き始めた曲です。

昔は、あまりに表題的過ぎるなあ、と思って、あまり親しんでこなかった楽曲なのですが、この数ヶ月間というものの、その魅力が徐々に理解できるようになった気がしています。始めてこの曲を聴いたのは多分小学校6年生か中学1年生の頃だと思います。何度か書いていますが、当時はCDなど買うお金など持っておらず(そもそもCDプレーヤーを持っていなかった)、両親が音楽は大して好きではなかったと言うこともあってレコードプレーヤーは壊れたまま。ですので、ただただ金曜日の夕刊に掲載されるNHK-FMの週間番組表と毎週にらめっこして、どんな音楽が放送されるのかを毎週楽しみにしていたのでした。当時は、ただただいろいろな作曲家の交響曲が聴きたくて、「交響曲」という文字に反応して、ただただひたすらエアチェック(死語です)していましたね。そんな中にやはりこのアルプス交響曲も含まれていたのですが、そのときの録音テープがあまりよくなく(SONYのHF-60というテープで、TAPE Iでした。懐かしいです)、ラジオのノイズが酷くて、一度聴いていやになってしまったのでした。もしかしたら、その演奏も今ひとつだったのかもしれません。ですので、アルプス交響曲の最初の印象はあまり良いものではなかったのでした。

sony_hf_cassette_tape
少し新しめのHFテープの画像。僕がアルプス交響曲を録音したのはもう少し古いバージョンでした。

それから二十年以上経って、シュトラウスのオペラを聴き始めてたということと、先だって書いたようにインターネットラジオでこの曲が放送されていたと言うこともあって、またこの数ヶ月、カラヤンに酔っていると言うこともあり、このCDを買ったわけです。いやいや、本当に素晴らしい演奏です。ようやく僕の方でこの曲を聴く準備ができたと言うところだと思います。

アルプス交響曲は1915年、シュトラウス51歳の時の作品です。初演は1915年にベルリンで行われ、指揮はシュトラウス、演奏はドレスデン・シュターツカペレ。やはりシュトラウスはドレスデンとはとても強い縁で結ばれているようですね。作曲はガルミッシュ・パルテンキルヒェンの山荘で行われました。ですが、体調があまり芳しくなかったのであまりと残はしなかったようです。それで、この曲の元になったのは、若い頃に登ったツークシュピッツェの印象が元になっていると言われているそうです。写真はツークシュピーツです。flickrで検索してお借りしてみました。


1999_09 _Zugspitztour66E_Sonnenaufgang
Originally uploaded by elrecke.


壮麗な山の風景を本当に豊かに描いていると思います。雷鳴とどろく嵐の場面でパイプオルガンが低音で支えるあたりの荘厳さは筆舌に尽しがたいです。道に迷ってしまう部分の少しコミカルな感じも面白いですね。今は力を抜いて曲の中に入って聴くことが出来ている気がします。それはもちろんカラヤンの盤石な演奏に依るところも大きいと思います。これだけスケールの大きな曲の全体を把握して演奏するのは本当に難しいと思うのですが、きちんと振っておられますからね。当然ですね。カラヤンは本当に偉大です。シュトラウスももちろん偉大です。


今日は7時半に起きました。平日は5時〜6時半にかけて起きるのですが、今日は少し遅めになります。30分ほど英語の勉強をして食 事。それからいつものカフェにて仕事。雨が降ってきたのでお昼には帰宅して昼食。昨日の疲れが残っているので、1時間ほど午睡をとって、また少し仕事。気分転換にブログを書いているところです。明日からもまた仕事に行きますが、疲れが残らないと良いのですが。今日は早く寝ようと思います。


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