Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日はマーラーの3番です。この曲を聴くのも本当に久しぶりです。この曲だけは本当に10年ぶりぐらいに最初から聴いた気がします。今日は第4楽章までしか聴けませんでした。さすがに長いですね。アバドの指揮は、他の交響曲と同じく、テンポを遅めにとって、じっくりと練り上げ、歌い上げていくスタイルです。マーラーの全集を聴けば聴くほどアバドの演奏が好きになっていく気がします。この曲を初めて聴いたのは、NHK-FMで放送されたNHK交響楽団の定期演奏会のもの。指揮者がどなたで会ったかは記憶に残っていません。しかしアバドのテンポよりも早いテンポ取りだったことははっきり覚えています。それから少年合唱の声が違いますね。日本で少年合唱といえば、おそらく少年少女合唱団にならざるを得ないでしょうから。

第3番は、アルマが初めてマーラーの音楽に感嘆した曲なのだそうです。アルマは、結婚寸前に「私は1番しか聴いたことがなくて、全く好みではなかった」という類の発言を知人の集まりでして、ひんしゅくを買ったりしています。その後、アルマは、マーラーのスケッチないしはスコアの清書をするようになって、そこにやりがいを感じていくわけで、アルマがいなければ、4番以降の交響曲は生まれなかったかも知れません。

明日は、第3番の続きを聴くことにいたしましょう。


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Richard Strauss

Strauss

R.シュトラウス/アルプス交響曲 R.シュトラウス/アルプス交響曲
カラヤン(ヘルベルト・フォン) (1998/06/10)
ユニバーサルクラシック

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以前にも取り上げた、シュトラウスのアルプス交響曲です。昨夜、二次会の帰り、フラフラしながら、帰りの電車の中でおもむろに聴き始めた曲です。

昔は、あまりに表題的過ぎるなあ、と思って、あまり親しんでこなかった楽曲なのですが、この数ヶ月間というものの、その魅力が徐々に理解できるようになった気がしています。始めてこの曲を聴いたのは多分小学校6年生か中学1年生の頃だと思います。何度か書いていますが、当時はCDなど買うお金など持っておらず(そもそもCDプレーヤーを持っていなかった)、両親が音楽は大して好きではなかったと言うこともあってレコードプレーヤーは壊れたまま。ですので、ただただ金曜日の夕刊に掲載されるNHK-FMの週間番組表と毎週にらめっこして、どんな音楽が放送されるのかを毎週楽しみにしていたのでした。当時は、ただただいろいろな作曲家の交響曲が聴きたくて、「交響曲」という文字に反応して、ただただひたすらエアチェック(死語です)していましたね。そんな中にやはりこのアルプス交響曲も含まれていたのですが、そのときの録音テープがあまりよくなく(SONYのHF-60というテープで、TAPE Iでした。懐かしいです)、ラジオのノイズが酷くて、一度聴いていやになってしまったのでした。もしかしたら、その演奏も今ひとつだったのかもしれません。ですので、アルプス交響曲の最初の印象はあまり良いものではなかったのでした。

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少し新しめのHFテープの画像。僕がアルプス交響曲を録音したのはもう少し古いバージョンでした。

それから二十年以上経って、シュトラウスのオペラを聴き始めてたということと、先だって書いたようにインターネットラジオでこの曲が放送されていたと言うこともあって、またこの数ヶ月、カラヤンに酔っていると言うこともあり、このCDを買ったわけです。いやいや、本当に素晴らしい演奏です。ようやく僕の方でこの曲を聴く準備ができたと言うところだと思います。

アルプス交響曲は1915年、シュトラウス51歳の時の作品です。初演は1915年にベルリンで行われ、指揮はシュトラウス、演奏はドレスデン・シュターツカペレ。やはりシュトラウスはドレスデンとはとても強い縁で結ばれているようですね。作曲はガルミッシュ・パルテンキルヒェンの山荘で行われました。ですが、体調があまり芳しくなかったのであまりと残はしなかったようです。それで、この曲の元になったのは、若い頃に登ったツークシュピッツェの印象が元になっていると言われているそうです。写真はツークシュピーツです。flickrで検索してお借りしてみました。


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Originally uploaded by elrecke.


壮麗な山の風景を本当に豊かに描いていると思います。雷鳴とどろく嵐の場面でパイプオルガンが低音で支えるあたりの荘厳さは筆舌に尽しがたいです。道に迷ってしまう部分の少しコミカルな感じも面白いですね。今は力を抜いて曲の中に入って聴くことが出来ている気がします。それはもちろんカラヤンの盤石な演奏に依るところも大きいと思います。これだけスケールの大きな曲の全体を把握して演奏するのは本当に難しいと思うのですが、きちんと振っておられますからね。当然ですね。カラヤンは本当に偉大です。シュトラウスももちろん偉大です。


今日は7時半に起きました。平日は5時〜6時半にかけて起きるのですが、今日は少し遅めになります。30分ほど英語の勉強をして食 事。それからいつものカフェにて仕事。雨が降ってきたのでお昼には帰宅して昼食。昨日の疲れが残っているので、1時間ほど午睡をとって、また少し仕事。気分転換にブログを書いているところです。明日からもまた仕事に行きますが、疲れが残らないと良いのですが。今日は早く寝ようと思います。


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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日もマーラーの4番を聴きました。少々疲れもありまして、あまりきちんと聴くことが出来ませんでし た。
周知のように、2番から4番は、「子供の不思議な角笛」の影響が強く、角笛交響曲と呼ばれているわけですが、本当に3番とはよく似ています。特に第4楽章3番の影響が色濃く表れています。
明澄とした前半部に比べて、終わり方の不気味なことといったら。5番の冒頭の葬礼のラッパへ続いていることを知っている我々にとっては、解せるわけですが。それにしても、第1楽章のあの明るさは何だったんでしょうね。
それにしても、4番はマーラーらしいと言えばマーラーらしいのですが、10(11?)の交響曲のうち、この曲だけは本当に取っつきにくいです。まだ曲に嫌われているのでしょう。もうすこし聞き込まないとこちらを向いてくれないのだと思います。


最近は会社から帰ってくるときに音楽を聴くのが習慣になっていたのですが、冒頭でも触れたように、ちょっと今日は疲れてしまっていてきちんと聴けませんでした。理由はいろいろあるのですが……。またトラブル対応しました。それで少々疲れたようです。まったく気を遣いますね。それで食べているのだから仕方がないのですが。明日は、ちゃんと聴けると思います。
SAX
そういう、明日は後輩の結婚式です。サックスを吹くので今日は早めに寝て備えようと思っています。アンブシェアが持つかなあ、というのが今の不安。先だっての日曜日に練習したときは、少し吹いただけで筋肉が痛くなってしまいましたので……。やはりコンスタントに練習した方がいいのでしょうね。


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Gustav Mahler

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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日は、マーラーの交響曲第4番をアバドの指揮で聴きました。僕は数あるマーラーの交響曲のなかでも、この4番についてはなかなか聴く機会を持ちませんでした。マーラーには、ある種のカタルシスを求めているようで、第2番の終幕の衝撃的終了や、第8番の高らかに愛を歌いあげる、といった昂揚感を求めているのだと思います。4番はそう言う意味では地味でマーラーらしくないマーラーなのではないか、と今まで思っていました。
今日、本当に久しぶりに聴いたわけですが、おそらくもう10年以上立っていると思います。ですので、ほとんど新しく曲を聴いたという感じがぴったり来ました。第2楽章のシニカルな表情はさておいて、第3楽章って、こんなに静謐な水盤のような美しさを持って居るんだ、と驚きました。これは5番の第4楽章を通って6番の第3楽章につながっていくアダージェットの系譜なのだな、と思いました。心が洗われますね。しばらくぶりなので楽曲についての理解がまだまだ足りない気がします。また明日も聴こうかな、と考えています。

今週末は、こりずに、また後輩の結婚式の二次会でサックスを吹きます。今回は一人ではなく、カルテットでの演奏。気心が知れているメンバー(他のメンバーの方にとっては、僕が気心しれていると思ってくれているかどうかは分かりませんが)とやりますので、少し気が楽です。ですが、ジャズというものはインプロヴァイズが中心で、アイコンタクトで、その場で即興的に楽曲の構成を買えてしまうことがままあります。自由なのは良いのですが、今の僕は、そうしたアイコンタクトをとる自信が全くありません。まあ、2年だか3年だか全く吹いていなかったわけですから仕方がありません。少し不安だったりするのですが、なんとか頑張りたいと思います。あ、「楽しんで」頑張ります、というと少し楽観的に観ることができるようになりますね。楽しみたいと思います


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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
ユニバーサルクラシック
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今日は、アバドの振る「巨人」を聴きました。結構リズムをアクティブに動かしているのが印象的。特に第二楽章冒頭のコントラバスのフレーズ、こんなに動かしてもいいんだ、と思うぐらいテンポを動かしています。この曲でもアバドの指揮は全体にテンポはゆっくりだな、という印象です。やはり歌わせ方は巧いなあ、と思いました。本当に安心して聴くことができています。そういう意味でも、本当にアバドって偉大なんだなあ、と思うのでした。 僕が巨人を初めて聴いたのはたぶん中学一年生の頃だと思います。メータがイスラエルフィルを振った盤で、カセットテープで聴いていました。懐かしいですね。当時から第四楽章が好きでしたね。小さい頃はオーケストラの咆哮を聴くのが一番大好きでしたので。ちなみに、花の章は聴いたことがないです(不勉強で申し訳ありません)。タスクリストに入れましたので、近々聴けると思います。


今日の午前中は健康診断。静脈からのどす黒い血をさんざん抜かれました。そのせいか午前中から疲れてしまう感じ。やはり血は大事ですね(?)。午後は仕事の関係で、虎ノ門から霞ヶ関界隈に出かけたのですが、もう本当に夏ですね。経済産業省、財務省、文部省ビルにかけての通りを歩いたのですが、本当に日差しが強く、外にいるだけで汗ばんでくるぐらいです。いよいよ夏ですが、夏は苦手だったりします。そんなこんなでふらふらになって家に帰ってきてしまいました。これからは今まで以上に体調管理に気を遣わなければならない季節になってきました。



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Richard Strauss

Capriccio Capriccio
Richard Strauss、 他 (2005/09/13)
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最近マーラーを聴いてばかりなのですが、久々にシュトラウス先生になぐさめてもらいたくなりました。毎度毎度で大変恐縮ですが、カプリッチョの最終幕です。 ヤノヴィッツさんとシュヴァルツコップさんの伯爵夫人を聴いてみたのですが、今日に限って言えば、ヤノヴィッツさんの歌にスッと入っていけるような気がしました。ヤノヴィッツさんの声は、とても透明でなめらかに澄んでいる声だと思います。清澄で品のある感じです。 もちろん録音の影響もあるでしょう。シュヴァルツコップさんが歌っている録音は残念ながらモノラル録音ですが、ヤノヴィッツさんの録音はステレオですので、奥行き感や広がり感はどうしてもヤノヴィッツさんの録音ほうに軍配が上がってしまいます。そういうことも影響していると思います。

ドイツ・グラモフォン名歌手名盤(2)オペラ・アリア集
ヤノヴィッツ(グンドゥラ) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 ベーム(カール) モーツァルト ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 バーンスタイン(レナード) ベートーヴェン ドレスデン国立管弦楽団 クライバー(カルロス) ウェーバー
ユニバーサルクラシック (2003/10/29)
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ヤノヴィッツさんは、1937年にベルリンで生まれ、1959年(60年と記載されている向きもあります)ウィーンにてデビューしたそうです。特にドイツ語の歌唱で活躍されていて、モーツァルト、ウェーバー、ワーグナー、シュトラウス、バッハ、ベートーヴェンなどなどがレパートリーだそうです。 ヤノヴィッツさんのマルシャリンも聴いてみたくなってきました。ディスコグラフィーはこちらに

http://www.doremi.com/gundulajanowitz.html

やはりマルシャリンを歌っておられるようです。CD化はされていないようで、入手できるかどうかは分かりませんけれど。 それにしても思うのは、シュトラウスとマーラーは同時代に生きていながら、こうも比較にならないぐらい作風が違うのか、という感じです。マーラーの灰色の憂愁に対して、シュトラウスは地中海的明朗への憧憬という感じでしょうか。そもそも二人の出自はまるっきり違いますからね。ユダヤ人商人の息子だったマーラーにたいして、シュトラウスはバイエルンの名ホルン奏者の息子ですから。それでも二人ともウィーン宮廷歌劇場の音楽監督に就任していますが、やはりマーラーは無理したんでしょうね。体をこわして亡くなってしまう。それにたいして、シュトラウスはまだ余裕があったのでしょうか、戦後まで存命でしたからね。もちろん、シュトラウスの晩年は、ナチスとの関係で悩んだりしますし、音楽史的にも、時代遅れとされてしまいますが。


今日は少し調子が悪いです。昨日、後輩の結婚披露宴に出席して、少々疲れてしまったようです。いつものカフェにでかけて本を読んだりしようかな、と思って出かけてみたのですが、なかなか本の中に入っていけませんでした。少し疲れているようなので、午後からはゆっくりしよと思ったのですが、部屋の片づけを少々大々的にやってしまいました。夕方は、近所の文化センターに行ってサックスの練習。来週の土曜日はまた結婚式で吹くことになっているのですが、大丈夫なのでしょうか……。


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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日の帰りの電車の中では、マーラー交響曲第10番をアバドの指揮で聴きました。というのも、またすこし疲れていたと言うこともあって、マーラー先生に慰めて貰おうと思ったのです。こういうときは、いつも静かなボサノバ(イリアーヌ・イリアスですが)を聴くことにしているのですが、今日に限ってはあまり受け付けてくれません。そこで、マーラー先生にご登場願おうと思ったのでした。というわけで、最近大好きな10番の第一楽章をアバドさんの指揮で聴きました。昨日も書いたように、ヘッドフォンがいつもと違いますので、音楽を聴く心持ちも変わってしまっていますが、アバドさんの音作り、柔らかくて豊かだなあ、と思うのは変わりません。 いつ聴いてもトーンクラスターの部分の悲痛さに心が打たれます。シェーンベルクはこの部分こそ和声の革命だ、と言ったそうです。トランペットのロングトーンが驚異的です。おそらく循環呼吸しているのだと思いますが。私は循環呼吸できません。ごめんなさい。

alma mahler

グスタフ・マーラー―愛と苦悩の回想
アルマ マーラー 石井 宏
中央公論社 (1987/08)
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アルマ・マーラーの有名な著書「愛と苦悩の回想」の文庫本版を読んでいます。文庫版を買って分かったのですが、文庫では書簡が省かれているのだそうです。ということは、単行本も買わなければならないのでしょうか……。

それにしても、アルマ・マーラも文才ありますね。シェルブールから、ニューヨークへ向けてアメリカ号という客船に乗るのですが、港から艀にのってアメリカ号に向かうところの描写が良い感じです。悪天候で揺られていて、沖合に停泊するアメリカ号の客席から漏れる無数の明かりがぼんやりと見えている感じを巧く描写しています。それから、船の中でのマーラーの姿を、枢機卿の寝姿と表現しています。枢機卿の遺骸は、聖堂のガラス張りの棺の中に収められていて、聖遺物のように見えることがあります。そうしたことをふまえた表現。絶妙すぎますね。アルマが男に生まれていたらどんな芸術家になっていたのか、という感じです。アルマ自身、自分のことを「芸術家のはしくれ」と言っていますからね。作曲もできるし、もちろん対位法も知っている。いいなあ。


今日は朝からどんよりとしていましたが、いよいよ梅雨入りですね。関東まで梅雨入りしたそうです。これからじめじめとした日が続きますが、それが明けるといよいよ夏本番ですね。熱いのは苦手です。もう秋が恋しくなってきました。
ウチの会社は、一応システムの会社ですので、春と秋にある情報処理技術者試験というものをうけなくてはならない雰囲気があります。それで、今年は、若者達だけではなく、我々のような中堅どころもうけなければならない、という雰囲気になりつつあります。システムの勉強は嫌いではありませんが、なにせ忙しいので時間を見つけるのが大変です。僕は、ブログも書きたいし、音楽も聴きたいし、外国語の勉強もしたいし、ちゃんと睡眠もとりたい(あんまり体力ないので)。仕事もやらないと行けませんので、時間の捻出が大変な感じになりそうです。あ、それに音楽理論もやりたいんでした。何かを削らねばなりません。でも相当削ってますからね。ということは新たに時間を捻出しなければなりません。朝早く起きたり、早めに会社に行ったりして、時間を作るかなあ、と思っています。頑張ろうっと。


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Gustav Mahler

 Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日から気を取り直すようにマーラーを聞き始めました。アバドの振る5番です。5番については、以前にもラトル盤をおすすめしていました。今回、アバド盤をじっくりと聞いてみました。といっても、通勤時間で、少々本を読みながら聞いている感じになってしまったのと、途中でヘッドフォンの調子が悪くなったということもあって、聴きは甘いかもしれませんが。ともかく、アグレッシブにテンポを動かすなあ、という印象が強いです。これは、ほかの交響曲を聴いたときにも感じました。音の波が幾重にも幾重にも打ち寄せるようなイメージです。 明日もすこし聞き込んでみようと思っています。

先だって「マーラーはニーチェが好きだったようだ」と言うことを書いたと思うのですが、その後、別の本を読むと「マーラーはニーチェがきらいだった」ということが書いてあって、混乱しています。もう少し調査を進めてから報告したいと思います。

Richard Strauss: Der Rosenkavalier Richard Strauss: Der Rosenkavalier
Gottfried Hornik、 他 (1990/10/25)
Deutsche Grammophon

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ところが、それだけではないのです。朝、通勤電車からバスに乗り換えて会社まで行くのですが、バスの中で、カラヤンの振る「ばらの騎士」の最後の三重唱を聴いたんですね。執拗に聴いている気もしますが。ところが、満員バスの中でまた涙ぐんでしまったのですよ……。これから会社だっていうのに、いきなり夢の世界に揺り戻されて、あの時の感動が再び……。ニールントさん、美しかったなあ……。そういえば、今日も公演あるんですよね……。そしてこれから会社ですか……。このギャップと言ったら、本当に悲しくなるよなあ……。あー、本当に涙腺緩んでいるなあ……。



ヘッドフォンですが、愛用しているのはBOSE社のクワイエットコンフォート2です。これは少々お高めなのですが、いわゆるノイズキャンセリングフォンですので、通勤時間、騒音の酷い電車の中でも良い感じにノイズを消してくれます。

と、手放しに褒めたいところなのですが、一つ欠点があります。どうも音量レベルがほかのヘッドフォンと比べて小さい気がします。iPodで最大音量にしても、あまり音が大きくなりません。まあ、耳のためには良いことだと思うのですが、ちょっと物足りなさを感じることがあります。

 それでも購入してから一年、本当に楽しませて貰っています。飛行機に乗ったときは格別ですね。ジェット音をある程度消してくれますので。

 ノイズキャンセリングフォンを買うときには、SONY社のヘッドフォンとも比較したのですが、BOSE社に決めた最大の理由は、音声ケーブルの交換ができると言うところです。ヘッドフォンの音声ケーブルが断線しやすいというのはこれまでの経験で知っていたのですが、SONY社の場合、ケーブルの交換ができるようには見えませんでした(比較したのは3年ほど前なので、いまはできるようになっているかもしれませんが)。

BOSE社の場合は、ケーブルの交換が可能ですので、断線しても丸ごと買い換えなければならない、なんて言うことはありません。 それで、今日、いよいよとケーブルが断線してしまいました。帰りの電車の中でです。バックアップのイヤホンを持っていたので、音楽が聴けなくなると言うことにはなりませんでしたが、すぐにBOSEショップに電話をしてケーブルの取り寄せを依頼しました。今週中には届くそうです。不幸中の幸いでした。


日曜日に「人を傷つけてしまったようだ……」と書きましたが、その方から昨日反撃を食らってしまい、ますます憂鬱になってしまいました。まあ、僕にも非があるので仕方がないですが……。その方との関係上謝罪することもできず、というより、真実を言ったことで傷つけてしまった以上、謝罪するのも的確ではないと思ったりしていて、この件はこのまま塩漬けにするしかないようです。まあ、学んだことはこれからは、これまで以上気をつけよう、というところです。良い勉強になりました。ダメージ大きかったですが、今日一日で何とか落ち着いてきました。


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Richard Strauss

  1. Strauss
R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲) R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)、フィルハーモニア合唱団 他 (1999/07/16)
東芝EMI

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Hab mir’s gelobt, Ihn lieb yu haven in der richtigen Weis´. Dass ich selbst Sein Lieb´ yu einer andern noch lieb hab! Hab´ mir freilich nicht gedacht, dass es so bald mir aufgelegt sollt´ werden! Es sind die mehereren Dinge auf der Welt, so dass sie ein´s nicht glauben tät´, wenn man sie möcht´erzählen hör´n. Alleinig wer´s erlebt der glaubt daran und weiss nicht wie ß da steht der Bub´und da steh´ ich, und mit dem fremden Mädel dort wird er so glücklich sein, als wie halt Männer das Glücklichsein verstehen. In Gottes Namen.
私が誓ったことは、彼を正しい仕方で愛することでした。だから彼が他の人を愛しても、その彼をさえ愛そうと。でもそんなに早くそれが来ようとはもちろん思いませんでした。この世の中にはただ話を聞いているだけでは信じられないことがたくさんある。けれども実際にそれを体験した人は信ずることができるけれど、でもどうしてだかは分からない──
ここに「坊や」が立ち、ここに私が立っている。そしてあそこにはほかの娘が。あの人はあの娘と幸福になるでしょう。幸福と言うことをよく知っている男達と同じように。

ばらの騎士第三幕より

行って参りました、新国立劇場の「ばらの騎士」。結論から申し上げますと、圧倒的なパフォーマンスに終始驚かされ続け、涙を流さずには聴いておられないほど感動の連続で、現実を忘れ、夢のなかをさまよった四時間半だった、と申し上げましょう。僕は、先だっての「蝶々夫人」でも、滂沱の涙で、あんなにも感動したことはない、と書きましたが、それと同じく、いや、それに勝るほどの公演ではなかったか、と思います。オペラを聴き始めてからまだ五年弱で、まだまだ聴いているかずも少ないのですが、感動係数自己最高に並んだ、ないしは越えたと言っても過言ではありません。

まず、ペーター・シュナイダーが棒を振り下ろして、あの序奏を演奏し始めた途端に涙が溢れました。なぜだか分かりません。弦楽部の美しがすばらしく、シュトラウスのオーケストレーションの甘美さに胸を激しく揺さぶられるのでした。

オクタヴィアンのエレナ・ツィトコーワは、以前書いたように、2003年に新国立劇場でフィガロの結婚にケルビーノ役で出演していますが、そのときの感動が再び訪れます。ツィトコーワの声質は、女声の美しさと言うよりボーイソプラノ的なのです。芯のあるしっかりした声で。圧倒され続けまそた。そして演技が巧い。男らしい挙措が本当に様になっているのです。マルシャリンのカミッラ・ニールントは、その品位ある姿に感銘を受けます。歌も巧いのですが、それ以上に溢れ出る魅力に圧倒去れ続けている感じでした。オックス男爵のペーター・ローゼの歌、演技ともに、慣れたるものと言うことで余裕な感じ。オックス男爵という笑いを誘いながらも歌唱力を要求される役柄を完璧に演じていたと思います。声も良いですしね。

幕が開くと、ジョナサン・ミラーの品の良いセットが出てきます。新国立劇場の「ファルスタッフ」の演出も手がけているミラーさんのセットは、淡い色調の寝室で、左側の大きな窓から朝日が差し込んできています。 第一幕の最後、マルシャリンが煙草を吸って、窓の外を眺めます。オクタヴィアンが馬に飛び乗って行ってしまったのを引き留められなかったのです。キスをせずに追いだしてしまったことを激しく後悔するマルシャリンなのですが、よく考えれば、もうキスをする機会を喪っているのですね。このあと、オクタヴィアンはソフィーと結ばれ、マルシャリンはひきさがるわけですから。我々観客はそのことを知っているから、窓の外を眺めているマルシャリンの心情を慮らずには居られません。そして秀逸な演出は、窓の外に雨が降っていることを表現するのです! 窓ガラスを雨水が伝っているのです。その雨の流れが影となって室内に動く影を投げかけます。マルシャリンの心象風景を完璧に表現しています。

第二幕の聞き所はバラの献呈と、オックス男爵の歌うワルツだと思うのですが、バラの献呈のところ、ここでも泣きましたよ。本当に。テンポはかなりゆったりとしていて、豊かに歌いあげている感じ。幸福の絶頂でした。生きていたら良いことあるなあ、と。 第三幕、オックス男爵を仕掛けで驚かせて警察が来るドタバタの後、黒いドレスを着てマルシャリンが登場。いやあ、本当に威厳があるんですよ、ニールントさんは。その美しさ、気品、威厳に圧倒されて、もうオケの音はほとんど聞こえていない(すいません)。ずっとオペラグラスで眺めていましたが、微妙な表情の変化などをつけて、オックス男爵に対するときは威厳に加えて怒りの表情を品位を保ちながら示す。本当に素晴らしい。 演出も秀逸で、マルシャリンの登場後もドタバタして、舞台上はカオティックな状態になるんですが、その中にあっても、オクタヴィアンはマルシャリンを見つめ続けている。実に秀逸です。

そして最後の三重唱。上品で、甘美で、とけてしまいそう。この曲、シュトラウス先生のご葬儀に歌われたんだよなあ、と思うと、もう涙が止まらない。お恥ずかしながら……。 そうして、最後にファニナルとマルシャリンが手を携えて部屋を出て行く。マルシャリンは、手を取り合うオクタヴィアンとゾフーの方を一瞬振り返るんですね。オクタヴィアンを手放して、身を引いた大人のマルシャリン。でも、最後一瞬だけ心が揺れている。それを振り返ることで表わしている。うーん、素晴らしい。マルシャリンの心情が分かります。

幕が下りた後、当然のようにカーテンコールがあったんですが、新国立劇場でここまで盛り上がったカーテンコールの記憶は僕にはありません。僕もはじめて「ブラボー」と叫んでみました(少し小さい声でしたが……。次はもっと大声出せると良いんですけれど……)。

華麗な舞台、理想的な美へと立ち上ってゆく薫り高いパフォーマンス。うーん、こういう舞台って、なかなか観られないんじゃないでしょうか というわけで、先だっての「蝶々夫人」に続いて、感動にうちふるえた公演でした。いやあ、本当に生きていてよかったです。


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Richard Strauss

Strauss

R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲) R.シュトラウス:歌劇「バラの騎士」(全曲)
カラヤン(ヘルベルト・フォン)、フィルハーモニア合唱団 他 (1999/07/16)
東芝EMI

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Ich weiss noch was. Was weiss Sie noch, sag’ Sie mir’s, ma cousine.
Quiquin.
Weiss Sie den Namen auch?
──何をご存じですか、どうぞおっしゃってください、従妹さん
──カンカン
──その名前までご存じですか?

ばらの騎士第二幕より

Heut oder morgen opder den übernächten Tag. Hab’ ich nicht ein Gelübde tan, dass ich’s mit einem ganz gefassten herzen ertragen werd’ … Huet morgen oder den übernächsten Tag.
 今日か、明日か、あさってか。私は前に言ったではないの? どの女にも一度は来ることです。私は知らなかったのだろうか? 私は誓ったのではなかったの? 強い覚悟を持ってこれを堪え忍ぶために。今日か明日か、それともあさってか

ばらの騎士第三幕より

 長いようで短い仕事に勤しむ一週間は終りました。いよいよ、明日、新国立劇場のばらの騎士です。予習と言うことで、カラヤンが1956年にフィルハーモニア管弦楽団を振ったばらの騎士を一日聴いていました。

  • 元帥夫人はシュヴァルツコップさん
  •  オックス男爵はエーデルマンさん
  • オクタヴィアンはクリスタ・ルートヴィヒさん
  •  ゾフィーはテレサ・シュティッヒ=ランダルさん

シュヴァルツコップさんの声は、柔らかくふくよかな感じですね。これは、サヴァリッシュ盤のカプリッチョでマドレーヌを歌っている声を聴いたときの印象と同じです。お顔のイメージとは少し離れていますが、僕のきらいな声質ではありません。エーデルマンさんはオックス男爵の野性味溢れる感じを巧く出していると思います。聴いていて楽しいぐらいです。ルートヴィヒさんも巧いですね。高くて倍音を吹くんだ良い声です。第三幕で女装して出てくるところ、本当に泣いているような声を出されています。 歌手が脇役で登場しますが、ニコライ・ゲッダさんなんですよ! まだそんなにメジャーではなかった頃の録音なのでしょうね。

ばらの騎士で一番好きなシーンは、ばらの献呈からゾフィーとオクタヴィアンがしばし二重唱で歌うところ。Quinquin、とゾフィーが伸びやかに歌うところ、このオペラの美しさの頂点の一つと言っても良いと思います。その後舞曲風のリズムが軽やかに始まって、タンバリンが二拍打たれるところの疾走感もたまらなく好きです。 それから、一幕の後半部分で元帥夫人が諦観する場面、そして最後の三重唱も聞き所ですね。しかしその美しさはオックス男爵のある意味下卑た(ちょっと酷い言い方ですが)性格が対極にあるからこそ生まれるものです。そして決して忘れてはならないのは、オックス男爵が歌うウィナーワルツ。オックスにこんな名旋律を歌わせるなんて本当に良い思いつきだと思います。

明日、楽しみになってきました。


今日で仕事は終わりでしたが、先だってのトラブルがまだまだ尾を引きそうな気配。少し憂鬱。でも週末に楽しみがあるから良いですね。今日もミーティングが多くて少し疲れました。家人も疲れたと言うことで夕食はスーパーで買ってきたお弁当に。一週間に一回はこういう感じで家事を休むような恰好になっています。明日は体調を万全に整えてばらの騎士に望みたいと思います。


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