Classical

今日は今ひとつ天候がはっきりしない一日でしたが、予定をすべてこなしました。なんだか土曜日の方がウィークデーより忙しい感じ。←ウソウソ、そんなことないです。ウィークデーもやることたくさんです。

今日は「オテロ」を聴きましたが、新国の予習です。もう少し音源を変えて予習しておきたいところ。

 名曲300に翻ってみたところ、あらら、まだまだ聴いてない曲がたくさんあります。以前と比べると、少しは前進しているのですが。やっぱり偏っておりますですねえ。バッハやシューベルトも意外に聴けてない。好きな曲ばかり聴いていてはダメです。頑張りましょう。

 

 

Composer スデ 割合ワリアイ
J・S・バッハ 13 11 85%
R・シュトラウス 9 9 100%
アイヴズ 1 0 0%
イベール 1 1 100%
ヴィヴァルディ 1 1 100%
ウェーバー 1 1 100%
ヴェルディ 7 7 100%
エルガー 2 0 0%
オルフ 1 1 100%
ガーシュウィン 2 1 50%
グリーグ 2 2 100%
グレツキ 1 1 100%
コープランド 1 1 100%
コダーイ 1 1 100%
サティ 1 1 100%
サン=サーンス 4 2 50%
シェーンベルク 2 2 100%
シベリウス 5 4 80%
シューベルト 12 8 67%
シューマン 11 10 91%
ショーソン 1 1 100%
ショスタコーヴィチ 6 5 83%
ショパン 9 4 44%
スカルラッティ 1 0 0%
スクリャービン 2 1 50%
ストラヴィンスキー 4 3 75%
スメタナ 1 1 100%
チャイコフスキー 7 7 100%
チレア 1 0 0%
ディーリアス 1 1 100%
ドヴォルザーク 5 5 100%
ドニゼッティ 2 0 0%
ドビュッシー 7 4 57%
ニールセン 2 2 100%
バーンスタイン 1 0 0%
ハイドン 7 1 14%
パガニーニ 1 0 0%
ハチャトゥリアン 1 0 0%
バルトーク 3 3 100%
ビゼー 2 2 100%
ヒンデミット 1 1 100%
ファリャ 1 1 100%
フォーレ 3 3 100%
プッチーニ 5 5 100%
ブラームス 13 13 100%
フランク 2 2 100%
ブリテン 1 1 100%
ブルックナー 4 4 100%
プロコフィエフ 5 2 40%
ベートーヴェン 27 26 96%
ベルク 1 1 100%
ペルゴレージ 1 1 100%
ベルリオーズ 2 1 50%
ヘンデル 3 2 67%
ホルスト 1 1 100%
ボロディン 1 1 100%
マーラー 8 7 88%
マスカーニ 1 1 100%
ムソルグスキー 3 2 67%
メシアン 1 1 100%
メンデルスゾーン 6 6 100%
モーツァルト 34 23 68%
モンテヴェルディ 1 0 0%
ヤナーチェク 3 3 100%
ヨハン・シュトラウスⅡ 2 1 50%
ラヴェル 8 6 75%
ラフマニノフ 3 3 100%
リスト 4 1 25%
リムスキー=コルサコフ 1 1 100%
レオンカヴァッロ 1 1 100%
レスピーギ 1 1 100%
レハール 1 1 100%
ロッシーニ 2 1 50%
ロドリーゴ 1 1 100%
ワーグナー 6 4 67%
総計 300 233 78%

 

 

Jazz

 仕事場で向かい側に座っている女の子のAさん。20代後半なのですが、大学時代は、ジャズ・ファンク系のサークルでトランペットを吹いていたのだそうです。それで、ちょっとだけ話が合う感じ。今日はシャカタクの話しを。

  • Aさん「わたし、シャカタクも聴いたことあります」
  • 私  「まじで! いいよねえ、シャカタク。あの80年台のさあ、胸がキュンとなるメロディーとかアレンジがいいよねー」
  • Aさん「わたし、その80年台っていうのがよく分からなくって……」
  • 私 「………」

座ろうとしていた椅子を引かれた気分。世代間ギャップにおののく瞬間。あの、80年台フュージョンのリリカルというか、ベタベタなII-V進行というか。っつうか、それって、私にしてみれば、高校時代の通勤電車でむさぼるように聴いたフュージョンの思い出なんだよなあ。

さて、その80年代のシャカタクの映像をYoutubeで発見。見た途端に絶句。

微妙……。

サウンドの80年代はよいけれど、衣装とか、髪型とか、化粧とか、かなり微妙な振り付けとか、相当な年代物。ちょっと、理解の範疇を超えてます。30年前だもんなあ。でも音だけ聞けば癒されるんですけれど。

 

Miscellaneous

 Twitter、今週の月曜日頃から始めたのですが、なかなか面白いです。私は携帯からGatewayを使って投稿しています。1回1円ぐらいと計算しましたので、まあいいかな、と。

ちなみに、私は携帯でウェブを絶対に見ないことにしています。高いので。それに、外出中はウェブよりも本を読むことに集中したいので。

Twitterですが、ブログともなるとちょっと書くのに躊躇するような小さい出来事を記録するのに丁度良いです。ブログに書けるほど聞き込んでいないけれど、この曲よかったなあ、的な曲を記録するのに持ってこいですね。私の場合、クラシック意外にもフュージョンやらを聴くことがありますので、特に。

でも、まだフォローさせていただいている方が少ないですけれどこれから増やしていきたいです。というか、他の方のポストを読む時間がない……。RSSで見ようとも思っているのですが、私がいつも使っているGoogleリーダーでは巧く登録できないです。

ちなみに、私のポストはこちらです。

Shushi

 

よろしくお願いいたします。

American Literature

「戦争の嵐」第一巻読了しました。すかさず第二巻へ。

第一巻は、ドイツのポーランド侵攻前夜から、ドイツ軍のノルウェー侵攻に至る場面まで。主人公は米海軍の中佐ヴィクター・ヘンリーとその家族。妻のローダ、息子のウォレン、バイロン、娘のマドリン。ヴィクターは駐ベルリン大使館付武官として夫婦でベルリンに赴任したところ。ウォレンも海軍の士官で、ペンサコラで飛行士になるための訓練を受けている。バイロンは、美術史の勉強のためにフィレンツェに赴いていたのだが、勉強に飽き飽きしていたところを、ユダヤ人学者のアーロン・ジャストロウの助手になるのだが、そこでジャストロウの姪であるナタリーと知り合う。マドリンは学業に専念するよう父親に諭されているが、勝手にCBSのスタッフに応募し、マスコミ界に生きがいを見出している。 1936年のミュンヘン会談で英首相のチェンバレンはヒトラーに譲歩しつかの間の平和を恵んでもらうのだが、ヒトラーの野心を抑えることもできない。

ヒトラーは、いつの世にもありがちな、ポーランド軍がドイツの国境線を越えたとか言うでっち上げをよりどころにポーランドへ侵攻する。第一巻の一つの山がドイツ軍のワルシャワ包囲の場面でして、バイロンとナタリーがワルシャワで戦火にさらされながらも勇気ある行動をとるあたり、一つの山場ですね。それから、もう一つ。ワルシャワに残されたアメリカなどの中立国の避難民をドイツ軍が保護する場面。ここで、ユダヤ人を選別するのですよ。映画などでは見知っていますが、いつ読んでも見ても非常にイヤな気分になります。

大河歴史小説ですので、まだ先は長いのですが、通勤時間がこれまでになく充実しています。

それからもう一つ。一晩寝ると、なんだか熱は下がりました。どんどんあがるかと思ったのですけれど。でも、熱が下がっても、脂汗はでるし、疲労困憊という感じでした。今日の夕方になってようやく恢復してきた感じです。ちと疲れているのでしょうかね。

それからTwitter、はじめました。こちらでございます。よろしければ楽しみましょう。

http://twitter.com/Shushi

 

 

 

 

 

Symphony

先日からなかばハイティンクのとりこになっている気がしますが、今日もハイティンクで驚きました。ハイティンクのDSCHは、13番でおなじみでしたが、今回は5番を聴きました。これも本当ならばとうに聴いていなければならない音源だったのかもしれません。

第一楽章のテンポがあまりに緩やかなのがきわめて新鮮でして、私にとっての5番はムラヴィンスキーでしたが、こんなに静謐だったかしら、と驚く感じです。第二楽章は三拍子のレントラーですが、マーラー的でもあります。

第三楽章の弦楽合奏にも幻惑されます。静かな怒りを伴う苦悩。この悲哀に満ちた旋律はきっと青白い月光に照らされているはずです。ハイティンクの指揮はこんなにも静寂を表現できるのですね。中盤フルートの裏でヴァイオリンが微かに震える場面がありますが、この静寂感には心打たれます。技術面でも感情面でも。後半にかけての静かな高まりも胸をわしづかみにされた気分になります。

第四楽章はのっけから堂堂たるもので、冒頭部のテンポは緩やかでありながら、巨人の行進のような重量感があります。あるいは戦車部隊か。ともかく、テンポは終始威風を保っています。この重厚感は凄いなあ。

昔、ハイティンクの演奏を「抑制された」という言葉を使って表現しておられた評論家の方がいらしたのですが、その意味が分かりました。「抑制」というと、少々ネガティブなイメージを感じていたのですが、そうじゃないですね。激しくはないが内なる炎の強さはぬきんでたものがあります。眠れる獅子。

それから、コンセルトヘボウの音のすばらしさ。オケもホールもどちらとも。少し中低音が強調されているリヴァーヴ感がたまらないです。弦楽器の厚みがすばらしいのですが、以前聞いたところでは、今ではもうこの古きよき響きは失われてしまったとか。

いずれにせよ、この演奏が聴けたことに感謝しています。

さて、どうでも良いことですが、本日は早めに帰宅しました。午後から強い倦怠感が出始めて、脂汗が出てくる。なんだか熱がある雰囲気で、これは、インフルエンザか? というところです。帰宅してすぐに熱を測ると36度でして、なんだ、仮病じゃん、みたいな。ところが、もう一度はかってみると、37度を超えました。ありゃりゃ、これはもしかして新型インフル?

答えは、明日に。。

Classical

 久々にN響アワー。今シーズンのラインナップの紹介と、登場する指揮者の過去の演奏映像が放送されているのですが、アンドレ・プレヴィンの姿をみて驚きました。お歳を召していて、背が低くなってしまっていて、なおも椅子に座って指揮をする姿に驚きました。私がプレヴィンの映像を見たのは、もう20年前のことでして、ロサンゼルスフィルでブラームスの交響曲第三番を振っている姿でした。1929年生まれですので、もう80歳ですか。時が経つのは早すぎます。

10月のN響定期演奏会にプレヴィンが登場するのですが、実はチケットを取りました。シュトラウスのカプリッチョ終幕の場面をフェリシティ・ロットが歌う訳でして、これは聴きに行かないわけには生きません。それから家庭交響曲も。プレヴィンはシュトラウスの録音も多く、おそらくは得意でしょうから、今から楽しみです。今日、映像を見ておいて良かったかもしれません。当日ショックが大きかったでしょうから。時間は加速度的に速くなりますので、もうすぐ私も老人でしょうか。それとも、速くなるからこそ若いままなのでしょうか。

Philharmony

 今日もジムにいきました。自転車を一時間こぎ続けてヘトヘトです。

今日は、ハイティンクの「ドンファン」を何度も聞きました。数日前に初めて聴いたとき、私は目から鱗が落ちましたですよ。冒頭の激しい疾走感に身震いがして圧倒されました。それからその後の女性的美麗なところの恍惚感はすばらしいです。

ハイティンクのシュトラウスやワーグナーは本当にすばらしいですね。

American Literature

 ハーマン・ウォークの「戦争の嵐」を読んでいます。第二次大戦開戦前夜のアメリカ、ドイツ、イタリア、ポーランドを舞台にした歴史小説でして、実に長いです。私が読んでいるのは1974年出版の単行本でして、全三巻です。一方文庫版ですと全五巻ですので、割と読み応えがあります。物語は、ドイツのポーランド侵攻から日本の真珠湾攻撃までを描いているわけですので、戦争すべてを描いているわけではありません。とはいえ、個人的には欧州戦線についてはあまり詳しくはありませんのでいい勉強になります。続編として、"War and Remembrance"(戦争と記憶)という作品もありますが、こちらは邦訳がありません。情報によると太平洋戦争終結までを描いているようですので、邦訳がないのが残念です。というか、英語で読めばいいのですけれど、時間がかかりそう。

主人公の一人である、バイロン・ヘンリーがガールフレンドでユダヤ人のナタリーとともに、ドイツ包囲下のワルシャワから脱出する場面で、ナチス親衛隊がユダヤ人を選別しようとする場面で、あまりの緊張感と臨場感にしばし時と場所をわすれまして、危うく電車を降り損ねました。

まだ第一巻の三分の二ほどを読んだところですので、あと一週間半はこの本に取りかかっていると思います。それにしても、こんなにも読むべき本がたくさんあると、いくら時間があっても足らないです。がんばります。

 

American Literature

「ロング・グッドバイ」、これはすごい小説でした。これも高校時代か大学時代に読むべき本でしょう。私は大学時代何をやっていたのでしょうか? サックスを吹いて、音楽聴いて、バイトでデータベース(のようなもの)作ったり、雑誌を作ったりする毎日でした。おかげで就職できたのですが。

まずは、構成が優れています。いくつかの事件が発生し、それが連関している。なおも、事件は終わりの様相を見せるが、実はそうではない。最終幕は寂寥感を伴う驚愕。それから、登場人物の人間関係の緻密さ。周到で綿密な計画に驚きます。昔「罪と罰」を読んだ時に感じたものと似ています。 描写もすごく良いです。バルザックの作品の細かい描写をいとおしむように読む読書家の話を聴いたことがありますが、おそらくはこの作品も細部の描写を、まるで家具に施された緻密な彫刻を堪能するかのような気分で読むことが出来ます。

生き方。マーロウが警察に収監されるけれど、一切自白をしないというエピソードがスマートです。「警察でペラペラとしゃべるような私立探偵には用はない」的な自己分析が冷静でいい感じ。

それにしても、あれほど愛情を思っていた二人が、どうして離れ離れになってしまうのか、という古典的問いかけも、リヴァーヴ感とともに感じざるを得ないのです。もちろん戦争という特殊な状況だから、ということもありましょうが、現実問題としてそういう例もよく見かけます。まあ、生き続けるということは、罪悪感と悔悟感どんどん降り積もっていく道をかき分けていくわけです。生きれば生きるほど、積雪量は多くなるわけです。そうやって人間は強くもなり、一方で苦しみもするわけです。

本を読んで、しばし遠い国に旅することができた気分。次に読んでいるのもやはりアメリカの作家であるハーマン・ウォークです。こちらはかなり長い本です。そのあたりのことはまた今度。

 

American Literature

 数年前に、村上春樹が訳し直した「ロング・グッドバイ」、すなわち「長いお別れ」。本日読み終わりましたが、これは本当にすごかった。これほどまでに細部も構造も美しい小説だったとは。そして縦横無尽なプロット。私はなぜかドストエフスキーを思い出していました。村上春樹の訳もいい感じ。

書きたいほど山ほどあるのですが、今日は、帰宅が遅かったのでここまで。明日はもう少し書きたいと思います。短文ですいませぬ。