イタリア紀行2007 その26 サンタ・マリア・デル・フィオーレ(1)

フィレンツェ二日目。まずは街のシンボルである花の聖母寺へ向かう。フィレンツェとはラテン語で花を意味する言葉を語源に持つ。ボッティチェルリの「春」に花の女神フローラが描かれたのはフィレンツェの街の空気をよくあらわしているのではないか、と思うのである。

実は出発前に一番ショックを受けるだろうと思ったのが、このサンタ・マリア・デル・フィオーレを見ることだった。あの深緑色、桜色、象牙色の大理石が織り成す外壁の文様のすばらしさは写真で見ただけではわかるまい、と思ったからだ。知識として知っているのと体験して知っているのはまったくの別物なのである。

サンタ・マリア・ノヴェッラ広場からバンキ通り、チェレッターニ通りを進むと、いよいよドームとご対面。いやあ、これは本当に凄い。写真で見ていたのと全く印象が違う。そしてその装飾のきらびやかさ、繊細さはなんなんだ、と思う。このブログでも何度となく書いたかもしれないがやはり「神は細部に宿る」である。思った以上にバラ色の大理石が心を打つ。教会というある種厳粛な場の外面が甘美な装飾で覆われているとは。そしてこれが今から600年も前のものなのだ、と思うとさらに思いは深まるのである。



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