今日は短め──ドン・ジョヴァンニの勉強は続く

また、書いた記事を消してしまった。なんだかついてないな。しかも、「クラヲタへの100の質問」の下書きを整形中に……。こちらは明日以降にとっておきます。

今日もドン・ジョヴァンニのお勉強。第一幕まで完了。それにしても、エルヴィラ役のアグネス・バルツァさんがすばらしい。芯のある鋭利ながらも豊かな声です。ツェルリーナを歌うキャスリーン・バトルさん、良いですね。優しげに高い音で転がるような声で、速いパッセージも巧く歌いこなしている(ちょっと厳しいところもありますが)。バトルさんは最近はどうしていらっしゃるのでしょうか。昔、CMに出演されて有名になったことがありますが。ウィキペディアにはこういう記載がありますが、どこまで本当なのか……。

ドン・ジョヴァンニのサミュエル・ラミーさんは少し上品めなドン・ジョヴァンニ。まあ、ドン・ジョヴァンニのペルソナはそういうものなのでしょうけれど。外面上は上品だけれども、後ろにあるのは欲望。いや、これはもう欲望とは言えない。いみじくも歌っているようにまるで空気を求めるように女性を求めている。欲望よりもさらに純化された生きる糧と言っても良いぐらいなのでしょう。ここまで開き直ってくれると、逆に潔ささえ感じますね。こういうドン・ジョヴァンニ的な生き方は私には無理ですが、否定はいたしません。そこまで人間は自律的ではないですよ、おそらくは。だからこそこういうオペラに昇華される機会が生まれるというものです。

今日は久々に会社を早く出て図書館に。ぎりぎり間に合って、ドン・ジョヴァンニの古い録音を借りてきました。いろいろ録音比較して聞くともっと楽しくなりますよね。

今日は、半年後に稼働するシステム設計について打ち合わせ。私の放談状態でして、二時間半イニシアティブをとり続け、考えては喋って、考えては喋って。こういうのは喋っている当人は楽しいものなのですが、若手の女の子にとっては苦痛な二時間半だったようでして、少々悪いことをしてしまいました。ちょっと気をつけないとまずいですね。反省しております。まあ、お喋りを現実に置き換えていくのがシステム開発ですので、ここからが大変なのですが。

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Posted by Shushi