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今日は辻邦生さんの命日です。没後10年ということになりましょうか。手帳には、10年前の訃報を伝える新聞の切抜きが入っております。あれから10年がたったのか、というほとんど信じられない思いが湧き上がりました。
10年で世の中はすっかり変わりました。ITバブルがあり、9.11があり、アフガニスタンがあり、イラクがあり、リーマンショックがあり......。景気の波も2サイクル回りましたし、私も変わったのだと思います。良い方向に変わっていれば良いのですが。
10年前の秋の「お別れの会」のことも懐かしいです。雨降る高輪プリンスホテルに駆け込んで、会に参列して、辻さんの執筆姿を捉えた白黒写真をいただきましたが、その写真も時間に抗えず変色しています。
歳をとればとるほど時間の流れは累乗的に速くなりますので、次の10年はもっと速そうです。
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もう10年前になるのですか。
私は新聞記事で知っただけなので、お別れの会に参列されたShushiさんが羨ましいです。
なんだか、ぽかんと心に穴があいたような寂しさを感じて「ああ、もう今あるだけの作品しか読めないんだな」ということを思ったのを覚えています。
その作品すら、まだまだ読みきれていないわけですが……。
余談ですが、「辻邦生のために」の中で、奥様が池澤夏樹氏と交流があったというお話を読み、ちょうど池澤氏の作品をまた読みたいなと思っていた矢先、池澤氏の実父が福永武彦だと知って、この夏は両者の作品をもう一度読み直してみようと思いました。
池澤氏は「南の島のティオ」、福永氏は「草の花」ではまったので、全く傾向は異なるのですが、どちらも大好きな作家です。
haynes50030さん、コメントありがとうございます。遅くなって申し訳ないです。10年前のことは忘れられないです。「草の花」は私も読みました。福永武彦さんは、辻邦生さんと同僚だったそうで、山手線で一緒に帰宅したりしたこともあるそうです。池澤さんは「スティルライフ」を読みました。えらく美しい文章だったと記憶しています。読むべき本はたくさんありますね。がんばります。