Tsuji Kunio

見知らぬ町にて (1977年) 見知らぬ町にて (1977年)
辻 邦生 (1977/07)
新潮社

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辻邦生作品の今年の読み納めを何にしようか迷っています。
僕が初めてかった辻先生の文庫である「見知らぬ町にて」のなかから選んでみたいと思います。
そうですね、今年の読み納めは「風越峠」にしてみようかな、と思います。この短篇、とても気に入っています。初めて読んだのは15年ほど前の近鉄京都線の車中にて。人間を揺さぶるどうしようもない運命性に心を動かされたのを覚えています。それから何度となく読み返しました。僕の中では辻作品のトップテンに入る作品です。また新しい発見が在るかもしれません。明日から短い休暇が始まりますので、読書時間もすこし取ることが出来そうです。楽しみですね。