ポップさんの最後の四つの歌
Richard Strauss: Four Last Songs; Brentano-Lieder; Orchesterlieder (1994/09/06) Richard Strauss、 他 |
今日は、ルチア・ポップさんの最後の四つの歌を聴いています。ポップさん、本当に美しい声です。高く鋭く孤高な美しさ。アンナプルナ、っていう山のことをなぜか思い出しました。鋭角な峰は誰をも寄せ付けない孤高の美しさに漲っているわけですが、そんな山を麓から眺めている気分。手に届くこと決してない美的形象。本当に何もかも捨てても良いぐらいに美しい。
ポップさんといえば、僕の中ではサヴァリッシュ盤の「インテルメッツォ」で華麗に、陽気に歌っている方だったのですが、最後の四つの歌を聴いて印象が少し変わりました。華麗で陽気なだけではなく、静謐で深みのある歌い手さんでもあるのでした。
ようやくと気分も晴れ始めました。今朝の驟雨は凄い勢いでしたが、お昼にはすっかりやんで、太陽の光が地面に照りつけている。そんな中いつもの森に入ったのですが、降雨後ということもあって、本当に涼やか。セミがあたりを激しく飛び交う中(本当に激しいんですよ。何度となくぶつかりそうになりましたから)、30分弱ぐらい歩くことが出来ました。
昼休みは、今週から日課になった、哲学史の本を読んで、大学時代の記憶を少しずつ取り戻す試みに。今日はプラトンを読んで、アリストテレスに入ったところ。トマス・アクィナスの存在論で躓いたので、古代に戻ったのです。アリストテレスの認識論とトマスの認識論の相似に少しびっくり。
明日はまた暑くなるようですね。残暑厳しい折、と言う感じです。
ディスカッション
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rudolf2006さんコメントありがとうございます。遅くなりまして申し訳ありません。
私も「神学大全」を授業でやったはずなのですが、記憶はさっぱり抜け落ちています。おかげで逆に新鮮に感じます。
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Shushiさま こんばんは
ポップさんの『最後の4つの歌』良いですよね、私も愛聴盤の一つです。アンナブルナって山は、どこにあるのか、分からないんですが、爆〜。
トマスは、必ず「哲学者曰く」が出てきますが、それはアリストテレスだったですよね、昔、トマスの、スンマ・テオロギアエの演習に出ていた頃を思い出しました。「アラビア人曰く」は、二人でしたよね〜。
ミ(`w´彡)