静謐な休日その1──バルシャイ/ショスタコーヴィチ交響曲第10番
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発売元: Brilliant Classics |
タワーレコード |
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HMV |
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何年か前に吉田秀和さんが絶賛されていたバルシャイのショスタコーヴィチの交響曲全集から、9番と10番のカップリングを聴きました。吉田さんが絶賛されたのはかなり前だと思うのですが、まだまだCDショップでは扱っている模様です。値上がりしているようですが。一番安いのはHMVのようですね。
どうしても耳慣れた10番の方を聴きたくなってしまいます。端正なショスタコーヴィチで、ロジェストヴェンスキーのような爆発や咆哮はないけれど、抑制された透徹とした美しさを湛えています。テンポは中庸、と書くと、面白みがないように思えるけれど、丁度良いテンポという意味。あまりテンポを動かさないで、不動の精神で曲の中央へと斬り込んで行っています。木管が強力で、特にフルート、ピッコロ群がかん高い狂気じみた音を出していてとても効果的。弦楽器も美しいです。
第二楽章の突破力は速いテンポも相俟って激烈、鋭利な刃物に触れるような空恐ろしさを感じますね。個人的に大好きなのは第一楽章。第二楽章は別格ですが。特に第一楽章の中盤で盛り上がりを見せるところのトランペットソロが良いですね。
ショスタコーヴィチと言うことで言うと、今週の頭にロジェストヴェンスキーの8番を聴いたわけですが、木管の使い方が素晴らしい作曲家なのですね。演奏される木管の方は大変だと思いますけれど、クラリネットのハイトーン(あってます?)とか、美しいソロフレーズが満載です。もし僕がサックスではなくクラリネットやオーボエをやっていたら、是非吹いてみたい、吹けたらいいな、と思います。
- 指揮==ルドルフ・バルシャイ
- 演奏==WDR交響楽団(ケルン放送交響楽団)
- 録音==1996年10月
- 録音場所==Philharmonie, Köln
寒さの厳しい一日でしたが、静謐な休日でした。起きたのはいつものように3時半過ぎ。それから、仕事を始めたのですが、なかなかはかどらず、呻吟。朝食を取って、少し休んでから、いつものカフェへ。8時半過ぎから12時までみっちり。おかげではかどりました。帰宅してから音楽を聴いてWeblogを書いたり。静かな休日でした。明日は天気が落ち込んで夜には雪が降るとか。明後日の通勤は大丈夫かな。電車止まったら面倒だな、などなど。
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