Classical

レヴァインさんのブラームスを聴いています。レヴァインさんのレコーディングを意識して聴くようになったのはこの一年以内だと思います。レヴァインさんの演奏は驚くほど自分の気持とフィットするので驚いています。このブラームスの交響曲第三番も昨年の10月に一度取り上げておりましたね。演奏はといえば、ダイナミックレンジの幅が広く、またテンポを微妙に調整して、曲の持つ推進力を損なわずに気品ある雰囲気を巧く表現しておられます。第三楽章の悲哀に満ちた旋律も素晴らしくて、溶けてしまいそうです。第四楽章のドライブ感も美しさを保ちながらも気迫のこもった演奏です。

それにしてもウィーンフィルの音は素晴らしくて、特に弦楽器の豊かな柔らかさに心が打たれます。ウィーンらしい典雅な情緒が滲み出ているというところ。1992年に楽友協会大ホールでの録音ですが、残響音もほどよく柔らかくて、渋みのあるブラームスをうまく中和して、優雅な響きに仕立て上げています。

ブラームスの交響曲の中で、一番好きなのは最近では三番になっています。初めて聴いたブラームスの交響曲は四番で、小さい頃にショルティ盤を聴いて感動していたのを覚えています。それから一番に興味が移って、これはサイトウ・キネン・オーケストラの結成時に小澤征爾が振っているのを映像で見て感激したからです。それ以降は、チェリビダッケやヴァントの全集を聴いていましたが、徐々に三番が自分の気分にフィットするようになってきました。昨日から、レヴァイン盤のほかに、カラヤン盤とバーンスタイン盤を通勤時間に聴きましたが、この中ではレヴァイン盤が一番気に入ったという感じです。

  • 作曲==ヨハネス・ブラームス
  • 指揮==ジェームス・レヴァイン
  • 管弦楽==ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
  • 録音==1992/11/01
  • 場所==ウィーン楽友協会大ホール

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また雪ですね。今朝も起きてみると、庭も道路も真っ白。今週の頭から通勤は寒さとの闘いですね。昨年よりもずいぶんと寒くて、毎日凍えています。

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