Richard Wagner

サヴァリッシュが振ったバイエルン国立歌劇場の指環のDVD、少しずつ見ています。本当はGWにまとめてみようと思ったのですが、毎日20分弱ぐらい時間を作ってみようと思って、見始めたのです。昨夜で三晩目でした。今の僕にとって、どうしても演出がネックで心の底から堪能できずにいるのですが、それでも、字幕を見ながら音楽を聴き、映像を見ると言うことは、オペラの理解にとっては実に有用だな、と言うことを感じながら見ています。時間があれば今晩も見ようかな、と思っている次第。ルネ・コロさん、巧いのですが、衣装がちょっとなあ……。

一方で、ショルティ盤の神々の黄昏を聴いて音楽的な予習を行うと同時に、以下の本も読んでいます。

ワーグナーと「指環」四部作 (文庫クセジュ)
  • 発売元: 白水社
  • 価格: ¥ 999
  • 発売日: 1987/10
  • 売上ランキング: 295102
  • おすすめ度 5.0

指環の全体の把捉にとても役立ちます。とりあえず三分の一程読みました。指環自体とはそうそう関係ないのですが、ドイツ語のDonnerstag=木曜日は、雷神Donnnerドンナーから来ているとか、Freitag=金曜日は、美神Freijaフライアから来ているのだ、と言うのを知らなくて、ひっくり返りました。辞書を見ると載っているのですが、今まで気づきませんでした。無知蒙昧に反省&知ることが出来て良かったです。

この二週間ぐらいでしょうか、少々指環に魅入っている感じ。今まで知らなかった美しい旋律やライトモティーフを幾つも覚えたりするのは、本当にエキサイティングな体験です。これだから音楽は止められませんし、オペラを聴かずにはいられない、といった感じです。職業にするには大変な世界だと思いますが、こうして聴取者として関わる分にはとても幸せです。