新国立劇場の4月オペラ公演は「魔弾の射手」です(4月10日、13日、15日、18日、20日)。私もチケットを取りましたので行く予定です。と言うことで、予習といたしまして、クライバーの振る「魔弾の射手」を聴いています。
「指環」ばかり聴いていたこの二ヶ月ですが、ちょっと目先を変えて(とはいっても、ワーグナーが影響を受けた曲でもあり、全く関係ないというわけではないのですが)、しばらくは「魔弾の射手」で愉しんでいこうと思います。それにしても、やっぱりワーグナーばかりきいていたと言うこともあって、なんだか音が古典的で、フィデリオのようだな、と思うなあ。良い曲ですけれどね。
クライバーの指揮は素晴しい。序曲はもちろん、序曲が引けたあとの合唱が入ってくるあたり、ブレのないキレのある演奏でうなってしまいました。リズム感抜群で、オケも歌手たちも合唱もきちんと追随している。恐るべきアンサンブルです。それから、アガーテがヤノヴィッツさんですね。ここでもお会いできるとは本当に幸せです。ヤノヴィッツさんのいつもの透き通っていながら芯のある美しい歌声を聞けるとは! 感動でした。それからシュターツカペレドレスデンのサウンドも健在。もちろん録音はルカ教会。こんなに透き通ったほどよい残響音。このサウンドだけでも喜びでいっぱいになりますね。これがあるからクラシックを聴くのはやめられません。
三つリンクを貼りましたが、HMVが一番安そうですね。私が買ったときより安くなっていてショック。リブレットがついていないのかな??
- 指揮者==カルロス・クライバー
- 管弦楽==・ドレスデン国立〔歌劇場〕管弦楽団
- 合唱==・ライプツィヒ放送合唱団
- バリトン==ベルント・ヴァイクル
- クーノ==バス==ジークフリート・フォーゲル
- アガーテ==ソプラノ==グンドゥラ・ヤノヴィッツ
- エンヒェン==ソプラノ==エディト・マティス
- カスパール==バス==テオ・アダム
- マックス==テノール==ペーター・シュライアー
予習を兼ねたあらすじのご紹介などは明日の予定です。