午前中はいつものカフェで一仕事。残念ながら余りはかどらず。午後は部屋の大掃除を。昔年の不要物を一生懸命整理して捨てました。
何故か、10年前のハードディスクが出てきて、時代を感じました。初めて買ったPCのハードディスクが捨てられないまま残っていたのですが、容量は512MBです……。いまじゃあ、SDカードだってこんな容量より全然大きいんですからね。
捨てるに当たっては、フォーマットをした上で512MB分のファイルを上書き保存して中身を見られないようにしました。フォーマットしただけではデータ自体は消えていないのである、というのは周知の通り。ハードディスクを捨てたり売ったりするときは気をつけなければなりませんね。
それから不要なフロッピーディスクも廃棄を。これは分解して、中の磁気シートをシュレッダーにかけました。
そんな作業を、カラヤンの「神々の黄昏」を聞きながら過しました。のっけから、リバーヴのかかったジークフリートのファンファーレがなり響きます。もしこの残響がPAによるものでなかったとしたら、このイエス・キリスト教会の音響の良さには改めて目を見張ることになるでしょう。
ショルティ盤の快速に比べてテンポは押さえられているのが新鮮です。ジークフリートの葬送行進曲の場面はためてためて歌っています。ラインの乙女達も、舞台裏で歌っているように音量が抑えられています。劇的ですね。 ショルティ盤はステレオとはいえさすがにすこし古びた音がしていますが、カラヤン盤は音質面では良好です。iPod+クワイエットコンフォートでも十二分に楽しめます。
そして、再びヤノヴィッツさんが登場です。今度はグートルーネ役です。芯のある透き通った声。綺麗ですね。ますます好きになりました。
- 作曲==リヒャルト・ワーグナー[ヴァーグナー]
- 指揮者==ヘルベルト・フォン・カラヤン
- 管弦楽==ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
- アルベリヒ==バリトン==ゾルターン・ケレメン
- ジークフリート==テノール==ヘルゲ・ブリリオート
- ブリュンヒルデ==ソプラノ==ヘルガ・デルネシュ
- グンター==バリトン==トーマス・ステュアート
- ハーゲン==バス==カール・リッダーブッシュ
- グートルーネ==ソプラノ==グンドゥラ・ヤノヴィッツ
- ヴァルトラウテ==ソプラノ==クリスタ・ルートヴィヒ