歌手の声の種類と配役について その4 バス・バリトン篇
これで、もう最後でしょうか。桜の写真。来年も良い桜が見られると良いですね。
昨夜は、会社でお世話になった方が5月に異動になるということで送別会に行って参りました。生まれて二回目のふぐ料理でした。
さて、今日で声と役についての記事は一段落する予定。とはいえ、もう少し突っ込みたいところがあるので、後日また研究テーマとして取り上げると思います。
バス・バリトンは、ワーグナーオペラでは大変重要な役柄です。ヴォータン、グルネマンツなどなど。というわけで、また堀内修さんの本からの引用でまとめます。
リリック・バリトン
テノールに比較的近く広域も伸びる。
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<コジ・ファン・トゥッテ>グリエルモ
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<ファウスト>バランタン
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<タンホイザー>ヴォルフラフム・フォン・エッシェンバッハ
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<ローエングリン>軍令使
カヴァリエ・バリトン
その名のごとく騎士のバリトンの意味。声に輝きがあり主役的なバリトン。
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<ドン・ジョヴァンニ>ドン・ジョバンニ
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<エフゲニー・オネーギン>オネーギン
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<タンホイザー>ヴォルフラフム・フォン・エッシェンバッハ
キャラクター・バリトン
個性的表現ができるバリトン。
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<トスカ>スカルピア
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<シモン・ボッカネグラ>パオロ
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<リエンツィ>オルシーニ
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<トリスタンとイゾルデ>メロート
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<ニュルンベルクのマイスタージンガー>フリッツ・コートナー
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<ラインの黄金>アルベリヒ
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<ラインの黄金>ドンナー
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<ジークフリート>アルベリヒ
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<神々の黄昏>アルベリヒ
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<神々の黄昏>グンター
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<パルジファル>クリングゾル
ヘルデン・バリトン
低域が充実し起伏を表現するバリトン。
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<メディア>クレオン
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<アラベラ>マンドリカ
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<さまよえるオランダ人>オランダ人
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<ローエングリン>フリードリヒ・フォン・テルラムント
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<トリスタンとイゾルデ>クルヴェナル
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<ニュルンベルクのマイスタージンガー>ハンス・ザックス
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<ラインの黄金>ヴォータン
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<ワルキューレ>ヴォータン
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<ジークフリート>さすらい人
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<パルジファル>アムフォルタス
キャラクター・バス
比較的高音もあり幅広い表現が可能なバス(バス・バリトン)
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<トロヴァトーレ>フェランド
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<フィデリオ>ロッコ
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<リエンツィ>コロンナ
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<さまよえるオランダ人>ダーラント
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<タンホイザー>ビテロルフ
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<タンホイザー>ライマル
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<ラインの黄金>ファーゾルト
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<ワルキューレ>フンディング
セリエーサー・バス
最低音域の深い声と存在感のあるバス
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<魔笛>ザラストロ
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<ドン・カルロ>フィリッポ
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<タンホイザー>領主
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<ローエングリン>ハインリヒ王
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<トリスタンとイゾルデ>マルケ王
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<ニュルンベルクのマイスタージンガー>ポーグナー
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<ラインの黄金>ファーゾルト
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<ラインの黄金>ファフナー
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<ワルキューレ>フンディング
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<ジークフリート>ファフナー
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<神々の黄昏>ハーゲン
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<パルジファル>グルネマンツ
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<パルジファル>ティトレル
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