シノポリ盤「ナクソス島のアリアドネ」
うーむ、充実しているのだが、仕事も下半期が始まったとあって忙しい。この不景気にあってはありがたいものです。
シュトラウスの「町人貴族」が楽しくて楽しくて仕方がありません。これ、以前にも書いたとおりです。その影響で、聴いているのが、シノポリ盤「ナクソス島のアリアドネ」です。
Wikiによれば、編成はほとんど同じで36人程度。ヴァイオリン6、ビオラ4、チェロ4、コントラバス4。それで、この豊穣な響き。
「町人貴族」から独立した「ナクソス島のアリアドネ」は、1916年に初演されています。第二部のギリシア悲喜劇の部分の最初で、驚くほど調性感のない、長調と短調が入り交ざった部分が出てくるのですが、何ゆえかベルクっぽくて、すごくカッコいい。その後のアリアドネの詠歎の広がりとか膨らみかたがすばらしい。
このCD、すごく録音がよいのです。ケンペの「町人貴族」と同数の編成とは思えないぐらい。もしかすると、シノポリがあえて厚くしているのかもしれませんが。
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