MET ライブビューイング「カプリッチョ」短信

先週末、思いがけず休みになりましたので、予定を変えて今日のうちにMETライブビューイングに行ってきました。恥ずかしながら、METライブビューイングは初めてでしたが、楽しく感動的なひとときでした。
私が言ったのは、新宿ピカデリー。昔は古びた映画館だった気がするのですが、大変な変わりようでした。スクリーン1という大きめの劇場でしたが、お客さんの入りは5,6割ぐらいでしょうか。
本当のオペラやコンサートと違うのは、
* 座席がゆったりしている。
* ものを食べてもよい。
* 拍手しない。
* 当然ですが、サウンドは今ひとつ
といったところでしょうか。
* 伯爵夫人マドレーヌ:ルネ・フレミング
* 作曲家フラマン:ジョセフ・カイザー
* 詩人オリヴィエ:ラッセル・ブローン
* 伯爵:モルテン・フランク・ラーセン
* 劇場支配人ラ・ローシュ:ピーター・ローズ
* 女優クレロン:サラ・コノリー
* 指揮:アンドリュー・デイヴィス
フレミング、素敵すぎますねー。当代一のシュトラウス歌いなんでしょう。柔らかい羽毛に包まれたような歌声で、ほかのどの歌手ともあきらかに違う個性的な声だと思います。
本編前のインタビューで、フレミングがいっていたことが印象的でした。
曰く「伯爵夫人マドレーヌも、アラベラも、元帥夫人も、同じ女性が違う時代の別の場所に居ただけに過ぎないのである」
なるほど。
3人とも、世の中の、酸いも甘いも知っていて、諦念する分別をも持ち合わせる大人な女性です。
フレミングは、学生時代に、フランクフルトで「カプリッチョ」に感動して、3回も観に行ったんだそうです。
私もその気持ち、よくわかります。
先週の日曜日、N響アワーで、2009年のN響定演でフェリシティ・ロットが歌ったカプリッチョ終幕の場が出ていましたが、途中できられて、極めて残念。
そうそう。フラマンをうたったジョセフ・カイザーも素晴らしかったですよ。伯爵夫人への告白の場面、あれは泣きました。。

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