数字で見る新国立劇場 その2 公演回数の最も多い演目は?

開場記念公演から、2010/2011シーズンまでの演目一覧を作っています。本公演に加えて、高校生向け、子供向け、小劇場、コンサートオペラ、ガラ公演など、可能な限りデータ化しているところです。

その中で栄えある公演演目第一位は? 

もちろん蝶々夫人です。
本公演以外も含めると通算で15回公演されています。日本が舞台のオペラだけに新国立劇場のアイデンティティ的な位置づけとも言えるでしょうか。
制作は二回で、初代は栗山昌良氏による演出で1998年4月の公演がプレミエです。第二代は栗山民也氏による演出で2005年6月がプレミエです。
最初の演出は、開場以来3年連続で毎年2回公演があり、第二代演出からは、隔年で本公演で取り上げられています。本公演以外にも高校生のための公演や、オペラ鑑賞入門などでも取り上げられていますね。

個人的な思い出

個人的には、2005年、2007年、2009年と隔年で観に行っています。最もすごかったのは2007年の公演で、指揮は若杉前芸術監督、ピンカートンはジュゼッペ・ジャコミーニ氏でした。オペラでボロボロ泣いたのはこのときの公演が最初でした。あのときは、パフォーマンスの向こう側に広く深く広がる西欧音楽の歴史を垣間見た気がしたのを覚えています。そのとき私が書いたアンケートの感想は新国のウェブに載りました。

蝶々夫人上演の歴史

本公演 7
1998/1999シーズン 1
1999/2000シーズン 1
2000/2001シーズン 1
2004/2005シーズン 1
2006/2007シーズン 1
2008/2009シーズン 1
2010/2011シーズン 1
オペラ鑑賞教室 3
1998/1999シーズン 1
1999/2000シーズン 1
2000/2001シーズン 1
高校生のためのオペラ鑑賞教室 5
2004/2005シーズン 1
2006/2007シーズン 1
2008/2009シーズン 1
2009/2010シーズン 1
2010/2011シーズン 1
総計 15

今シーズン最後はやっぱり「蝶々夫人」

ご存じの通り、蝶々夫人は2010/2011シーズンの最後の演目です。初日は昨日でした。例によって感想は観ないようにしています。私はこの週末に出かける予定です。今回のパフォーマンスには本当に期待しています。
下のリンク先には、リハーサルで歌う、蝶々夫人のオルガ・グリャコヴァの声が。メチャすごい!
“http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001511.html":http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001511.html
※データには万全を期していますが、万一誤りがありましたらコメント等でご指摘ください。