永遠の音楽少年たち──Fourplay@Bluenote Tokyo
!https://lh5.googleusercontent.com/-6Wxkq9to1Nc/Tvx8kqKWHDI/AAAAAAAAFbg/uHBxODgx9_c/s400/image.jpg!
はじめに
いやあ、独りで盛り上がりすぎました。Fourplayのライヴをブルーノート東京にて。
前にブルーノートに行ったのは1996年のことだったはず。まだ学生で、安い学生券を買って、マイク・スターン・トリオを観に行ったのでした。それ以来。
あまりに慣れない客だったのでしょう。受付の仕組みの予習をしきれず、あまり良い席に座れませんでしたが、独りで盛り上がり過ぎました。周りも相当盛り上がってましたが。
永遠の音楽少年たち
まったく、この4人は、永遠の音楽少年みたい。チャック・ローブも、ネイザン・イーストも、なんだか無垢な少年のように没頭して音楽になりきっていました。あれは、揺るぎない自信と技術のもとに現れる自由な「遊び」なんだろうなあ、と。
恥ずかしながら、いわゆるプロのジャズ系のライヴに行ったのは十年以上ぶりだったんですが、本当に驚きました。当たり前なんですが、CDと全く違うライヴのダイナミックスというのは、頭では分かっていたつもりでしたが、実体験としては不足していました。これは、クラシックのライヴで分かっていたことでしたが、ジャズでも当然同じ。
曲もアレンジが相当変えられていたし、ダイナミクスレンジが大きくて、CDで聴いていた曲とは違う曲を聴いている気分でした。
やっぱり、ライヴに行かないと駄目なんだなあ。
しかし、東京の音楽シーンって、改めてすごいと思いました。これは、もうあまりに贅沢すぎる大人の遊びっていう感じ。しばしの幸せ。仕事を忘れました。
表参道
表参道に行くのも久々で、街の様子が変わったなあ、と。すこしヨーロッパの風情に似ていて、面白かったです。これ、街並みの視覚的要素もありますが、街を歩いている人たちが、普段、あまり接することのない方々で、まるで同じ国の人とは思えないぐらいだったというのもあります。
良い刺激を受けました。毎日地下鉄で東京を縦断していますが、たまには地上に出ていろいろな空気を吸わないとなあ。ボブ・ジェームズぐらいの歳になっても、新しいテクノロジを受け入れられる柔軟さが必要だなあ、とか。
(ボブ・ジェームス、譜面をiPadに入れてました。「やっぱりプログラムは紙に出して読まないとだめだ」なんて、言っている私が恥ずかしくなりました)
まだまだやらないかんことが沢山です。
おわりに
最後、ボブ・ジェームズと握手しました。思ったより柔らかい手だったなあ。感動。
これから一生手を洗わないことにします。
ディスカッション
cachacaさん、コメントありがとうございます。私は、ネイザン・イーストを渡辺貞夫のバンドで知りました。堅めのグルーヴ感がとても素敵でした。しばらくはやみつきになりそうです。
はじめまして。オペラカテゴリーで見つけたFourplayのバンド名にひかれてやってきました。
ネイサン・イーストが好きなんですが、私の場合はエリック・クラプトンのバックで長年ベースを弾いていた彼です。本分はFourplayであることは知っていました。味のあるベースを弾きますよね。彼にとってECバンドは収入源という意味もあるのかもしれません。以前からECファンの多くがFourplayを聴きに行っているようです。