ペーター・シュナイダーの指揮
SMJ (2012-04-25)
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今日はペーター・シュナイダーの指揮について。
ペーター・シュナイダーの指揮
このアルバムの特筆すべき最大の素晴らしさはなんでしょうか。
フォークトの澄んだ声のバックがペーター・シュナイダーの指揮によるものであるということでしょう。
ペーター・シュナイダーのオケの歌わせ方は、とにかく柔らかく軽やかなのです。この空気のようにも思える絶妙な音作りがたまりません。
これだけで終わると、誤解が生じるでしょう。
こうした、柔らかさとか軽やかさは、歌の伴奏、あるいはオペラのオケとして、一つの意味ある価値だと思うのです。
とにかく、空間感覚をひたひたと満たしているのですが、きちんと歌手を盛り立てているのですね。
この感覚は、私が2007年に新国立劇場で見た「ばらの騎士」の時も感じたことです。
そのときは歌に感動しているように思うのですが、思い返すと、オケが絶妙だったり、歌わせ方、テンポの取り方が素晴らしいなあ、と。
で、結局はシュナイダーの掌中にいたんだなあ、と気づかされてしまうという感じです。
ここまでのサウンドをいつで味わさせてくれるなんて、すごいと思います。
今回の新国立劇場でのシュナイダーの指揮が本当に楽しみでなりません。
付録:シュナイダーのおすすめ公演
ローエングリンも見ました&聴きましたが、私はこの音源が一番好きです。2009年バイロイトの「トリスタンとイゾルデ」ですかね。
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私は、この映像をバイロイト音楽祭のオンデマンドで見ました。ブルーレイは見たことはないです。
イゾルデを歌うテオリンがカッコイイですよ。
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続 バイロイトの「トリスタンとイゾルデ」を
シュナイダー!!
それでは。You have.
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