国立西洋美術館のこと
先週の木曜日、上野の国立西洋美術館にいきました。
日本にここまでの西洋絵画のコレクションがあるのは本当に驚きです。
ないのはラファエロとミケランジェロぐらい。
言い過ぎですね。すいません。
常設展にはセザンヌ、ゴッホは普通にあります。また、私の大好きなクロード・ロランもありますので驚きです。
そして驚きの一品がこちら。カルロ・ドルチの聖母像。
先日の新国立劇場の「タンホイザー」の解説書のなかのくだりで、こんな紹介がありました。ワーグナーはこのカルロ・ドルチの聖母像の模写を見てこう言ったのだそうです。
もし、タンホイザーがこの絵を見ていたら、ヴェーヌスベルクにとどまらなかったであろう。
模写を見たワーグナーにこう言わしめる絵が日本にあることの奇跡と言ったら驚きです。
しかも購入はつい最近ですし。
購入にあたってはきっとすごいかドラマがあるんでしょう。
ずいぶん立ち尽くして見続けました。やはり微細な筆致は実物を見なければわかりません。
この他にもがたくさんありますので、また紹介します。
ちなみに、常設展ではフラッシュなしであれば写真撮影可能です。係の方にも確認済みです。私のとった写真も著作権フリーになるそうです。撮影者には著作権はありません。
ちなみに、これを書いている時点では、今週末からラファエロ展がありますから、ラファエロづくしになっているはず。
年度末は忙しくてスリリングです。
それではまた明日。
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