2012/2013シーズン,NNTT:新国立劇場,Opera

春のさかりももう終わりですか。春は光速で去って行きます。


いやあ、もう、週末に限って体調を壊すというモーレツ社員でして、朦朧とした中で、モーツァルトとのフリーメーソンな世界の中にいるのは半端なく辛い体験でした。

なので、オール日本人キャストの魔笛をちゃんと聴けたかというと、これはもうなんともかんとも。

ただ、すこし事故があったとはいえ、望月さんの安定した技巧に驚きました。

なにより萩原さんのパパゲーノの剽軽ぶりに驚きました。

おそらく、これも事故と思いますが、本当は舞台からせり上がってくるはずのワインが出てこなかったところ、うまくやりおおせていたなあ、と思います。時に日本語も交えていましたし。

萩原さんの印象は、ヴォツェックのカバーに入っておられた時に、オペラトークでピアノ伴奏でヴォツェックを歌ったときの印象が強いのです。真面目なイメージでしたが、良い意味で裏切られました。

タミーノの砂川さんもお美しくあり、かつダイナミックな歌で、感動でした。

ザラストロの松位さんも相変わらずの美声でした。

悔やまれるのは私は私の体調のみ。全くついてません。

最近、仕事は修業なので、どんなに辛くても耐えられるのですが、身体はついて来ませんね。もう少し大人になります。