驚愕!ウィーンフィル&ウェルザー=メストのスターウォーズ!
私の高校時代からの友人N氏からメールがきました。
彼は、西日本の某大学で教鞭をとっておられますが、彼はトランペットの名手で、某有名アンサンブルのメンバーだった経歴の持ち主です。
その彼からメールが届きました。曰く、凄いスターウォーズテーマがあるのだそうです。
で、早速ググってみると、恐ろしい音源に突き当たりました。
フランツ・ウェルザー=メストがウィーンフィルを振った、スターウォーズのテーマですよ。
こちらが、メインテーマ。ああ、ドイツ語ではHauptthema aus 'Starwars’
次。帝国軍のマーチ。ドイツ語でImperial march aus 'Starwars’ 最後に、ライトセーバーが登場します。あー、スターウォーズ、ラヴ。
次はレイアのテーマ。この曲、叙情的で大好きでしたが、もっと好きになりました。ウィーンフィルの弦は美しすぎる。。ソロの方々の解釈が素晴らしい。ホルンもラヴだ。
ホルンの咆哮は、ワーグナーなんですね。
うーん。これが指揮者とオケの実力なのか、と思い知りました。
いやいや、既存の音源が、というわけではありません。
ですが、さすがのウィーンフィルとウェルザー=メストです。これまでにないスターウォーズをきかせてくれます。
演奏面でいうと、これまでにないアーティキュレーションなのだと思います。絶妙なテンポの取り方は、楽曲の陰影を深めたものと思います。また弦の美しさも格別。
ワーグナーの正統後継者の一人であるジョン・ウィリアムズの楽曲が、正規コンサートではないですが、取り上げられたことに驚きながらも喝采を感じました。
よくぞやったな、という感じです。
あとは、コルンゴルトのつながりでしょう。ジョン・ウィリアムズの楽曲はコルンゴルトの映画音楽とかなりの部分が驚くほど似ています。
また、ウェルザー=メストは1998年にコルンゴルトの交響曲を録音しています。そういう意味では納得できますね。
我が友人、N氏に感謝。ありがとう!
おまけ。
こんな映像も。指揮者がライトセーバーで指揮してます。つうか、きっとコンマス見てるな、みんな。
ディスカッション
スターウォーズの「既存の音源」と言われる中には、オリジナルサウンドトラックであるジョン・ウィリアムス指揮ロンドン交響楽団の演奏も含まれるのでしょうが、私にはこのVPの演奏が1977年にLP盤で購入して以来愛聴してきたサウンドトラック盤を凌駕するとはとても思えない。伝統の楽器群による弦の美しさはVPに譲るとしても、作曲者指揮によるホーンセクションの超絶かつ絶妙なるアゴーギクをそなえた演奏はLSOの圧勝かと。
4年も前の記事にコメントいただきありがとうございます。一般的にLSOやVPOのレベルになると相違や好みはあっても優劣はつけがたいのでしょうけれど、4年前に聴いたときの記憶では、これまできいたことのないサウンドで興奮気味だったような記憶があります。LSOの音源もVPOの音源の相違も、もう何年も聴いていませんので、今聴いてどう感じるかは時間があれば試してみたいですが、いずれにせよ、当時の驚きのようなものをコメントをいただいて思い出しました。どうもありがとうございます!