Opera,Wolfgang Amadeus Mozart

初詣に玉前神社へ

今日は初詣ということで、上総一ノ宮にある玉前神社に参拝してきました。玉前神社は、上総国一ノ宮ということで、古くから崇敬を得ていた神社です。

※ 去年も行きました。
https://museum.projectmnh.com/2013/01/05010000.php
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この神社の井戸水は霊験あらたかということで、飲めば願いが叶うそうです。2010年に始めてお参りしましたが、いろいろ今年もお護りいただくよう詣でてまいりました。
※写真は昨年撮ったものです。
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巫女さんの舞に《魔笛》をみた!

昨年に続き、お祓いをしてもらいましたが、驚きました。

祈祷の最後に巫女さんの舞い、というものがありました。これ、《魔笛》なのです!!

笛(おそらく神楽笛)の音色に合わせて、巫女さんが鈴と破魔矢を持ってシンプルな踊りを踊ります。
この時、タミーノは笛をもらい、パパゲーノはグロッケンをもらい、困った時に使うようにといわれた、ということを思い出しました。
笛はわかりますが、このグロッケンというのはなんでしょうか? 
演奏においては、グロッケンシュピールとかチェレスタで演奏されますが、さすがに鉄琴やチェレスタをパパゲーノがもらったとは思えません。
そのままグロッケンシュピールとなると、現代においては鉄琴になるのですが、もともとはドイツ語のGlocke、つまり鈴や鐘から来ている言葉です。教会の調律された鐘の一群もグロッケンシュピールと呼ばれ、それを演奏する鍵盤もグロッケンシュピールと呼ばれたようです。
音楽之友社「楽器図鑑」にはグロッケンシュピールには、以下のように鐘をいくつも付けた楽器の挿絵が掲載されています。グロッケンシュピールがすなわち鉄琴であるとは言えません。
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新国立劇場の演出では、神楽鈴に似た、ぐるぐる回るガラガラのようなものをパパゲーノが受け取っていました。上の写真とよく似ています。
巫女さんの舞いにおいては、笛の音にあわせて、巫女さんは手に持つ神楽鈴を打ち鳴らします。これが新国立劇場の演出のグロッケンとよく似ているわけです。




こんなかんじで笛を吹いておられました。




笛とグロッケンが登場するお祓いに参加して、あ、これは《魔笛》だ! と思ったのはこういうわけです。

《魔笛》の神話学

今読んである「《魔笛》の神話学」においては、このグロッケンは、古代エジプト由来の楽器で、魔除けのために使われていたと紹介されています。これがくだんのシストルムと呼ばれている古代エジプト由来の楽器のようです。

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これがシストルムです。これを魔除けにしたのですね。


神社の人に伺ったところでは、まあ当然ながら、神楽鈴を打ち鳴らすことで、穢れを落とす、というような意味が込められているということでした。エジプトにおける魔除けの意味も、あるいは《魔笛》において、困ったときに使うという機能とも類似性があります。
ここから先は(あえて)別稿に譲ります。現在準備中です。
今日はこちらを聴きながら。いや、このアルバムは録音もよいです。モーツァルトの楽しみというのはこういうことをいうのでしょうね。

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それではまた。グーテナハト。