Chick Corea Electric band

2025-12-04

昔の曲ばかり書いてしまうこの頃。こういうのが良くないんだろうな、と思います。今の若い方々はどう思っているのだろう、と、思います。何枚もの透き通った壁のようなものが、彼らとの間には立っている気がします。

当然自分の昔の記憶のほうが、鮮明なのもそれはその通りかもしれません。いまこの瞬間の意識から遠いところの出来事が、何かによって喚起されることもあるでしょう。やはり、このアルバムを聴くと、30年前の新大久保の楽器街が暑熱の中に沈みゆらめいているのを想い出します。料理屋から溢れる脂の匂いや、楽器屋に何体も掛けられている鮮やかなエレキギターなど。

最近の若い人たちが聴く新しいジャズはなんなんだろう。私もアップデートしないと、思う瞬間でした。