Anton Bruckner,Miscellaneous

旅行二日目

夏休みに入って、宵っ張りの生活が続いていましたが、今朝は早起きでした。理由は宿屋の朝食の時間に間に合わせるため。。

宿屋を9時半にチェックアウトして、強羅駅まであるくんですが、日差しはあるもの、微細な雪が輝きながら舞っていました。相当寒いです。

箱根登山鉄道とロマンスカー

箱根登山鉄道は乗る度にいつも混んでいるイメージです。昨日も、15時半ごろ箱根湯本の駅から強羅行き電車に乗ろうとしたんですが、通勤ラッシュ並みで閉口しました。

ですが、月曜日の朝と言うことで、乗っている方はそんなに多くありません。乗っておられる方は、有閑な感じの年輩の方が多かったように思います。

IMG_2152.JPG

さて、箱根湯本の駅からは、まあ小旅行なので、気が大きくなっており、ロマンスカーにて新宿駅へ向かいました。

ロマンスカーもなかなか旅情がありますが、小田急線は丘陵を縫うように進んでいますので、カーブが多く、運航本数も多いとあって、スピードがなかなか出ません。まあ、その方が長い間乗っていられるのでいいんですけれど。

ロマンスカーは、10年ほど前、毎日のように乗っていたので、なんだか目新しさがなく、写真を取り損ねました。。

昼食

新宿でも、また奮発してしまい、小田急百貨店7階のトロワグロカフェで昼食をいただきました。

カフェですので、そんなに気張らず入れますし、価格もまあリーズナブル(?)なので、気楽に楽しめます。

ゆり根のポタージュだそうです。なかなか濃厚な味わい。

photo

こちらは、サラダなんですが、ドレッシングが絶妙すぎて、卒倒しました。

photo

トマトカレー。牛肉付き。これも美味すぎる。

photo

こちらのリゾットも濃厚な味わい。生ハムがうれしい一品。

photo

 

昼食後は、奥さんの仕事につきあい、スタバでまたVBAプログラミング。まったく楽しいです。

旅は一泊二日でしたが、東京ライフをずいぶん楽しめました。ほんとうにありがたいことです。

 

今日の音楽

佐村河内守:交響曲第一番「HIROSHIMA」

まずはこちら。

佐村河内守さんの交響曲第一番「HIROSHIMA」。

今日、東京芸術劇場で東京初演があったのですが、故有って参れませんので、CDを購入してなんども聴きました。

というか、何回聴いて分かるような曲じゃありません。あまりに壮大気宇です。演奏時間も1時間半に迫りますし。

これはブルックナーとマーラーへの壮大なオマージュではないかと思います。あとはニールセン、メシアンも聞こえました。

特にニールセンの「不滅」に関しては、弦のフーガがそっくりな場面が出てきます。カッコイイです。

もちろんこれは今のところの感想。もっと聴けば違うものがいくつも出てくるはずです。

ほんとうにコンサート聴きに行きたかったですが、このCDだけでもほんとうに満足です。

というか、理解するにはまだ聴き足らないですね。もう何日か繰り返し聞いてみる必要がありそうです。

ヴァント&ベルリンフィル:ブルックナー交響曲第五番

その次はこちら。

先日の読売日響のブル5の予習アルバムの一つ。

ヴァントとベルリンフィルが組んだブルックナー交響曲第五番です。

ブルックナーのことなんて、恐れ多くて書けないんですが、私的にはこれがデフォルト盤です。

枯れてるんですが、枯れてもなお淡々と熱い演奏。

もっとブルックナー勉強しないとなあ。

 

では明日からまた戦場に戻ります。

Miscellaneous

IMG_2140.JPG

夏休み(?)最後は箱根に来ました。

地図ではWIMAX圏内ですが、宿には電波が届かず。残念。

宿ではワインを飲みながらVBA作りにいそしみました。

どうも、プログラミングすると気分が落ち着くようです。

まずは取り急ぎ。

Classical,Concert

東京フィル 特別演奏会「グレの歌」を聞いてきました。

image

「グレの歌」の初演は1913年2月23日なんだそうです。つまり、ちょうど今日で100年に当たります。

音響

難しい曲です。編成が大きすぎて、実演での音響が難しいのでしょう。

オペラであればピットの中にオケを入れますので、オケと歌手のバランスが取れるのですが、舞台にオケをあげるとバランスを取るのが極めて難しくなります。

ワーグナーなどのオペラの場合、ピットの床をさげて音響のバランスを取ります。またバイロイトでは、そもそもピットの上に蓋がしてあって、音のバランスを取ります。

なので、これだけの大編成と歌手を一度に舞台に上げること自体がむずかしいと言うことなのです。歌手の方の声量という議論もありますが、それだけではないと感じます。

強力なはずの新国立劇場合唱団も曇った音になってしまいました。舞台の一番奥からなので私の席まで届かなかったのでしょうか。

これはオーチャードホールならではの問題でもあると考えました。

音が回っていて芯がなくなっているのです。

私が座ったのは、一階の少し後ろの方でした。今日の座席配置でいうと前から20列目ぐらいです。ちょうど二階の張り出しの下にかかるかかからないか、というところです。席特有の問題なのでしょうか。

これがPA通しているなら、PA卓でグリグリボリュームを動かしたい、と心底感じました。

やはり一番前にしておくべきでした。席をとったのが昨日でしたので、座席をほとんど選べなかったのです。悔いが残ります。

演奏について

演奏の方ですが、こうした事情もあるので私に評価できるかどうか。あえて書くのは控えます。

そんな中ですが、山鳩を歌った加納さんが素晴らしかったのがとても印象的です。音響の問題をくぐり抜けて私のところまで芯のある声が届きました。感動です。

オケも良く鳴っていて圧巻でした。ハープ四本とか、クラリネット七本とか、普通にはあり得ない編成でしたので、オケの多機能性にあらためて驚きました。

楽曲について

「グレの歌」を実演で聞くのはもちろん初めてです。予習は小澤盤、インバル盤で行いました。レコーディングのバランスに慣れてしまい、前述の通り音響に違和感を覚えたのでしょう。

楽曲的には、所々で「神々の黄昏」が聞こえました。マーラーから土俗民謡性を差し引いて、さらに無調を推し進めたようにも聞こえました。

あとは。。。

どうでもいいのですが、第一部演奏中に一階後方客席でトラブルがあったらしく、休憩中は慌ただしい感じでした。そうした出来事も気分に影響したみたいです。

珍しくエラソーですいません。ですが、これは誰のせいでもありませんので、書いて見ることにしました。

大入り袋

今日は、大入りだったようで、大入り袋に入った切手を頂きました。ありがとうございます!

image

終演後

終演後、懐かしい渋谷タワーレコードに行ってみました。多分五年ぶりぐらいです。七階のクラシック売り場は模様替えしていましたね。

この売り場の優れているのは、書籍売り場かも。音楽書や楽譜を見比べられるのは快感でした。

明日は、骨休めの予定。

Miscellaneous

image

昨日の「こうもり」観劇ですが、終幕が22時でして、帰宅したら23時。

よく考えるといつもと帰る時間が同じで、少し疲れてしまいました。

今日は、ほんとうに休んで、体をいたわることにしました。

といいながら、趣味のウェブいじりをしました。

 

先日の飲み会で、尊敬するベーシストの方から「ブログの文字が小さくてスマホで読みにくい!」と御意見頂いたので、スマホ用ページを作りました。

 

https://museum.projectmnh.com/i/

 

最後に「/i/」とつけるとスマホ用ページに行きます。スマホからアクセスするとサジェスチョンもするようにしました。

こちらのサイトを参考にしました。ありがとうございます。

http://css-happylife.com/archives/2010/0927_1133.php

 

気になることが片づくというのは気持ちがよいものです。

 

明日は渋谷に出張る予定。グレリーダーです。

 

それではまた。

Opera

IMG_2032.JPG

縁あって上野にて東京二期会公演「こうもり」を。

実に楽しい三時間半でした。

日本語の歌詞が以外にもフィットしたので驚きました。これまでは原語主義者でしたが、考えを改めました。

日本語も楽しい。というか、贅沢な話です。ありがたいことです。

歌手の方々

まずは、アデーレを歌った坂井田さん、素晴らしいです!

傷のないピッチと豊かな声で、独唱のところは何処もすごかったです。二幕の公爵様、のところは、特に。涙出ました。

どこかでみたことがあると思ったら、2010年の東京春祭パルジファルに出演しておられましたね。この方は本当に楽しみです。このすこし深みのある声はオクタヴィアンだ!と思いました。ケルビーノを歌ったこともあるようですので、なくもないでしょう。楽しみです。

あとは、イーダの井関さんもさんももちろん素晴らしかったです。坂井田さんと組んでいるところ、良かったです。

小貫さん、三戸さんも素晴らしかった。二人の体を張った(?)演技が、素晴らしくて素晴らしくて。もちろん歌も!

歌手の方々、みんな振りがすごくそれっぽく、つまり、本場っぽい身のこなしで、雰囲気がずいぶん伝わってきました。

ここ、実は少し不安だったのです。でも、予想を遙かに超えて、とても楽しめました。

おもしろかったのは

おもしろかったのは、第三幕で「誰も寝てはならぬ」が出たところかなあ。大喝采でした。みんな大好きプッチーニ。

第一幕では「椿姫」が引用されたはずです。悪のりして「乾杯の歌」でもでないかなあ、と思いましたが、さすがにそこまでは行かなかったです。

指揮者大植さん

大植さんの指揮をみるのははじめてでしたが、あそこまでのアクションは、かえって圧巻です。きっとああいう感じでオケや歌手を乗せるんでしょうね。

私の印象ではもっと重くなるかなあ、と思いましたが、さすがに「こうもり」ですので、ドライブさせるところはドライブさせて、貯めるところは貯めて、締めるところは締めて、というところで、メリハリのあるわかりやすい指揮でした。

個人的には、これからエア・大植を練習しようと思います。

それにしても

日本人キャストだけでここまで楽しい時間を作れるとは、と思います。ドイツ人が日本語で歌舞伎か吉本新喜劇をやるようなものと思えば、その偉大さがよくわかります。

このあと書く予定なのですが、幕前に国立西洋美術館に行って、西欧にどれだけ日本がコミットしたのか、その凄まじいエネルギーを認識したあとだけに、日本の西洋音楽もここまで凄いのか、という驚愕と尊敬と畏怖を感じました。

ただですね、これが泡沫ではないか、という恐れもあるのですよ。

今の日本が置かれているのは、第一次世界大戦前夜にもまだウィナーワルツに酔いしれたウィーンなのではないかとも思ったり。

昨今の日本をめぐる暗雲立ち込める国際情勢を思うと、この煌めきが刹那的に思うのです。砂上の楼閣のように一瞬で崩れ落ちてしまうのではないか、という悪い予感。

なんだか戦前の東京をみるようで。。

今日のお昼に聴いた「ラ・ヴァルス」でも感じたことです。

というか、今日の体験がすべて連関していて恐ろしいです。

私の予感が現実にならないように願います。何も出来ないのがもどかしいですが。

参考CD

こちらなどいかがでしょう。こういうのはクライバーがやっぱりうまいです。

それではまた明日。次は国立西洋美術館のことを書く予定です。

BelinerPhilharmoniker

image

若かりし頃のアバド。

1996年のジルヴェスターコンサートです。

ベルリン・フィル・デジタル・コンサートホールにて。

FBで勧められていたので、夏休みで時間があるのでついつい見入ってしまいました。

 

ハンガリー舞曲、なんか、漆黒のサラブレットが駆けているような。脈打つ筋肉の波動が見える気がします。あとは洒脱さ。微妙にテンポを動かして

 

それで、めちゃ若いシュテファン・ドール。いやー巧い。

image

コンマスは安永さん。オーボエにはシェレンベルガーが入っています。こんなかんじで吹いておられたのですね。

image

その後のラ・ヴァルスもすごい。この官能の波。19世紀への惜別。

アバドの指揮は、テンポを微妙に動かして、ためとか遊びを作り出しています。指揮棒も流れるように、なめらかな弧線を描いています。弦のポルタメントもなんか享楽的で泡沫的な風情をよく表しています。

 

なんだか、この曲を聞くと、来るべきオーストリア帝国の没落なんて夢にも見ないで芸術をめでた世紀末ウィーンの儚さに思いいたってしまいます。これってなんだか今の日本に似ているのかも。

この映像、感動したんですが、逆に落ち込んだ気もします。。これを映像でしか見られないなんて。。これって、日のささない地下室で南国の太陽を夢見るのと似ているので。。

Anton Bruckner,Concert,Symphony

行ってきました、下野竜也指揮読売日響でブルックナー交響曲第5番。

みんな大好きブルックナー。

私も大好きです。でも、さすがにみんなに聞こえるぐらい大きな音で、ブル5第二楽章を鼻歌を歌う方がいるのには驚きました。

 

アウフヘーベン

それにしても、今回はこの曲のことをよりいっそう理解できた気がします。

第四楽章の冒頭で、第一楽章と第二楽章のテーマが出ますが、それをクラリネットが否定するんですね。

一語、「否」、みたいな。

で、クラリネットの否定に屈して、弦楽器がフーガを奏で始める、という構造。

ほんと、弁証法的です。

確か、ベートーヴェン第九の四楽章もそんな感じで、止揚していくんですよね。

本当にドイツ的だと思います。

 

論理的

そんな、論理的なドイツ音楽を下野竜也さんは、論理的緻密さで構築しきっていたように思います。もう本当に隙のない論理性で、マチュピチュの石垣のようにナイフが隙間に入らないぐらいぴったりと組まれた石組みの構造でした。

あとは一つ一つの石組みをきちんと見せてくれました。たとえば、ゲネラルパウゼの長さが残響を意識して取られているなど。

そのため、くっきりと鮮やかに個々の構造が見て取れたと思います。

ただ、私の勉強不足なんですが、そうすると全体の流れを捉えるのが難しくなったなあ、と思いました。自分が何処にいるのかはわかりますが、その場所がどういう意味を持つのか、認識するのが難しかったように思います。

テンポはかなり緩く、インテンポ。もちろん、加速するところは加速しますが、過度なテンポチェンジはありませんでした。こういう淡々としたところも論理的に思えた所以と思います。

でも、さすがに最終楽章最終部はみんな熱くなっていて、ビオラの方が凄くうれしそうに弾いていたのが印象的です。

ホールの音

全体の音量、音圧が小さく思えたのは、ホールと私の席のせいでしょう。今日もいつものように一番前で聴いたので、金管の音が頭上を抜けていったように思いました。以下のウェブでもそうしたことが指摘してあります。もうすこし後ろの席にすれば良かったのですね。

http://www.zankyo.com/hall/tokyo_detail.html

ステージから離れる程、両サイドの壁が遠くなって行くため、1・2階の中央席で聴くと音が頭の上を通過するようで落ち着かない。比較的高い壁のある2階の両サイドの席が、音が鮮明で落ち着いて聞こえる。

 

恐怖のエスカレータ

さて、先ほどの記事でも触れたように東京芸術劇場に来るのは久しぶりでした。恐怖の直線エスカレーターは以下のように作り替えられていました。

 

IMG_2019.JPG

上から見るとこんな感じでした。やっぱり怖いかも。。

IMG_2020.JPG

明日は縁あって上野に出張るかも。。

それではまた。

Miscellaneous

東京芸術劇場は、昨年2012年9月にリニューアルオープンしました。

あの恐怖のエスカレータが二段構えになったそうです。

http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120908/enn1209081447002-n1.htm

 

今日は下野竜也指揮の読売日響でブルックナーの5番を聴きます。

会場前にホワイエのカフェで休息中。

平日のコンサートにははあまり行っていないので、ふしぎな気分です。なんか慣れません。

グラスにはサックスをモティーフにしたグラスが。洋物のようです。

 

image

それでは後ほど。

Miscellaneous

夏休み一日目。

 

昨夜は会社を出たのが23時半。帰宅は1時過ぎ。ずいぶんと疲れていた模様。さすがに。

今朝は8時頃起床。仕事場はもううごいているので、この時間に起き上がるなんて本当に申し訳ない限りだが、さすがに動き出せないのでやむをえない。

10時過ぎの電車で渋谷へ。

ブルックナー交響曲第七番をチェリビダッケの指揮で聴きながら。第三楽章は本当にすごい楽章だと思う。ベースラインがあって、その上で華麗に金管が踊る。オスティナートなんだろうけれど、商業音楽に近いものが感じられる。これはもしかしたらロックなのだろう。

実家の無線LANルーターを新しくしたいとの要望を受けて、渋谷ビックカメラでゲット。雪がちらついている。そのまま実家へ向かいPC設営へ。夕食を実家で取った後、帰宅。

夜はベートーヴェンの弦楽四重奏を聴きながらしばし一仕事。なかなかうまくいかない。

さしあたり、夏休みの計画を立ててみたところ、あまり日数がないことに改めて気づいてしまいます。本当はもっと長かったんですが、仕事がね。。。

明日はチケットがあれば、どこかのコンサートに行く予定です。

とりいそぎ。

Classical

さしあたり、今日から夏休み。小旅行を幾つか予定中。やりたいことがたくさんあるが、どれだけできるかな?

まずは毎日音楽を聞いてブログの更新をしたいと思います。

こちらは、先日広島の友人にいただいたカキ。大粒で大変美味でした。

 

 

今日聞いているのはシベリウス二番をセーゲルスタムの指揮にて。夏に聞くと涼しい曲ですが、冬に聞いても格別です。ドイツ音楽と語法が違います。逆にドイツ音楽の特殊性がわかるのかも。相対主義。

ではまた明日。