Classical,Richard Strauss

夜勤明けの始発電車に乗っています。窓の向こう、薄暮って、こういうのを言うんだろうなあ、という感じです。
東の空が水平線の方からじわりと淡い光を帯び始めていて、薄墨色から桜色へと変化していきます。
この数日ですっかり変身しましたよ。
まず夜行性になりました。さらに、ダイエットにも成功しました。
素晴らしい効果です。結構満足。

さて、マゼール指揮の「ツァラトゥストラはかく語りき」を聞いています。

いやー、ほんとシュトラウスっていいですわ。

この絶妙な不協和音の波に溺れてしまいそうです。つうか、溺れたい。

リズムも結構複雑なんですよねえ。ちゃんと読みたい。

マゼールは雄大でいながら鋭いです。キリッとした味わい。

あとは録音が秀逸です。エッジが聞いた音質が素晴らしいです。

さて、そろそろ社会復帰と夜行性からの脱皮をしたいところですね。明日からは昼間へ戦場を移します。

MAC

帰投中。スリリング

うーん、書こうかどうか迷いましたが、私的にはインパクトが大きいので、書くことにします。

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先日、これも本当に縁があってMacbookをゲットしたんですが、世界観がかわりました。本当に。

初めてPCを買ったのは1995年のことでしたが、あのときと同じかそれ以上のワクワク感です。ちょっとした生き甲斐になるかもしれないです。詳細は今後も引き続き。

さて、これも記録なんで残しておきますが、3月に入っての仕事時間がもう40時間を超えました。でもいい経験しております。

Art,European Art

国立西洋美術館にあるゴッホの薔薇。 写真の構図は変ですが。

 
この盛り上がるように盛られた油絵具の迫力がすごいのです。実物を見るたのしみ。

本日も帰投中。明日も出撃

Art

先週の木曜日、上野の国立西洋美術館にいきました。

日本にここまでの西洋絵画のコレクションがあるのは本当に驚きです。

ないのはラファエロとミケランジェロぐらい。

 

言い過ぎですね。すいません。

 

常設展にはセザンヌ、ゴッホは普通にあります。また、私の大好きなクロード・ロランもありますので驚きです。

そして驚きの一品がこちら。カルロ・ドルチの聖母像。

 

先日の新国立劇場の「タンホイザー」の解説書のなかのくだりで、こんな紹介がありました。ワーグナーはこのカルロ・ドルチの聖母像の模写を見てこう言ったのだそうです。

もし、タンホイザーがこの絵を見ていたら、ヴェーヌスベルクにとどまらなかったであろう。

模写を見たワーグナーにこう言わしめる絵が日本にあることの奇跡と言ったら驚きです。

しかも購入はつい最近ですし。

購入にあたってはきっとすごいかドラマがあるんでしょう。

ずいぶん立ち尽くして見続けました。やはり微細な筆致は実物を見なければわかりません。

この他にもがたくさんありますので、また紹介します。

ちなみに、常設展ではフラッシュなしであれば写真撮影可能です。係の方にも確認済みです。私のとった写真も著作権フリーになるそうです。撮影者には著作権はありません。

 

ちなみに、これを書いている時点では、今週末からラファエロ展がありますから、ラファエロづくしになっているはず。

 

年度末は忙しくてスリリングです。

 

それではまた明日。

Music

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夏休み期間中、以下のコンサートに参りました。

  • 下野竜也指揮 読売日響 ブルックナー交響曲第五番
  • 大植英次指揮 東京二期会 こうもり
  • 尾高忠明指揮 東京フィル グレの歌

時間もあったと言うことで、他の方々の感想などを見て回る余裕がありましたが、凄く勉強になりました。

ここのところ、高名な音楽評論家の方のブログを読んでみると、なんとなく自分の聴き方が当てずっぽうでもないなあ、ということがわかった気がします。

音楽評論まで行かなくとも、楽曲を語ると言うことの難しさは痛いほど知っていますし、そこに正しいとか誤っているということも無いと言うこともわかっているのですが、それでもなお、一つの芸術事象を共有した者同士が、まったく別のことを思うというのも違うわけで、まるでベン図に重なる部分があるように、個々人の認識に重なる部分が出てくるわけです。

それを間主観性というのか意識一般というのか言語ゲームというのか、それぞれとは思いますが、そうした頼りない、それでいて現存するなにかを前提として人々は語り合い、何かを書くわけですね。

佐渡裕さんがベルリンフィルを指揮する際に言った「なにかいいものを作ろうとする共通の目的があるのが頼りだ」と言っていたのを思い出します。

強者くせ者揃いのベルリンフィルであっても、指揮者とともに美しいものを作ろうとする方向は必ず一致しているのだ、というような。

演奏者と聴取者も同じ。

お互いなにか美的な者をお互い求め合っている。確かにそこには言語ゲームのような「クラシック語」や「ジャズ語」というものがあって、それを前提としているわけですが、その中でお互いに同じ方向を向いている。その同じ方向を向いている聞き手それぞれが語ると言うことは、やはり同じ方向を向いて語っているということなのでしょう。

その方向がずれていないと言うことは、いわゆる「クラシック語」を私も少しは理解出来ているという証左になりましょうか、などと安堵感を得たのでした。

 

意識一般:Bewußtsein überhaupt でしたっけ? 懐かしい。

 

今日の仕事は辛い。辛すぎて、毒舌。明日からはおとなしく生きていきます。

それではまた。

Anton Bruckner,Miscellaneous

旅行二日目

夏休みに入って、宵っ張りの生活が続いていましたが、今朝は早起きでした。理由は宿屋の朝食の時間に間に合わせるため。。

宿屋を9時半にチェックアウトして、強羅駅まであるくんですが、日差しはあるもの、微細な雪が輝きながら舞っていました。相当寒いです。

箱根登山鉄道とロマンスカー

箱根登山鉄道は乗る度にいつも混んでいるイメージです。昨日も、15時半ごろ箱根湯本の駅から強羅行き電車に乗ろうとしたんですが、通勤ラッシュ並みで閉口しました。

ですが、月曜日の朝と言うことで、乗っている方はそんなに多くありません。乗っておられる方は、有閑な感じの年輩の方が多かったように思います。

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さて、箱根湯本の駅からは、まあ小旅行なので、気が大きくなっており、ロマンスカーにて新宿駅へ向かいました。

ロマンスカーもなかなか旅情がありますが、小田急線は丘陵を縫うように進んでいますので、カーブが多く、運航本数も多いとあって、スピードがなかなか出ません。まあ、その方が長い間乗っていられるのでいいんですけれど。

ロマンスカーは、10年ほど前、毎日のように乗っていたので、なんだか目新しさがなく、写真を取り損ねました。。

昼食

新宿でも、また奮発してしまい、小田急百貨店7階のトロワグロカフェで昼食をいただきました。

カフェですので、そんなに気張らず入れますし、価格もまあリーズナブル(?)なので、気楽に楽しめます。

ゆり根のポタージュだそうです。なかなか濃厚な味わい。

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こちらは、サラダなんですが、ドレッシングが絶妙すぎて、卒倒しました。

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トマトカレー。牛肉付き。これも美味すぎる。

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こちらのリゾットも濃厚な味わい。生ハムがうれしい一品。

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昼食後は、奥さんの仕事につきあい、スタバでまたVBAプログラミング。まったく楽しいです。

旅は一泊二日でしたが、東京ライフをずいぶん楽しめました。ほんとうにありがたいことです。

 

今日の音楽

佐村河内守:交響曲第一番「HIROSHIMA」

まずはこちら。

佐村河内守さんの交響曲第一番「HIROSHIMA」。

今日、東京芸術劇場で東京初演があったのですが、故有って参れませんので、CDを購入してなんども聴きました。

というか、何回聴いて分かるような曲じゃありません。あまりに壮大気宇です。演奏時間も1時間半に迫りますし。

これはブルックナーとマーラーへの壮大なオマージュではないかと思います。あとはニールセン、メシアンも聞こえました。

特にニールセンの「不滅」に関しては、弦のフーガがそっくりな場面が出てきます。カッコイイです。

もちろんこれは今のところの感想。もっと聴けば違うものがいくつも出てくるはずです。

ほんとうにコンサート聴きに行きたかったですが、このCDだけでもほんとうに満足です。

というか、理解するにはまだ聴き足らないですね。もう何日か繰り返し聞いてみる必要がありそうです。

ヴァント&ベルリンフィル:ブルックナー交響曲第五番

その次はこちら。

先日の読売日響のブル5の予習アルバムの一つ。

ヴァントとベルリンフィルが組んだブルックナー交響曲第五番です。

ブルックナーのことなんて、恐れ多くて書けないんですが、私的にはこれがデフォルト盤です。

枯れてるんですが、枯れてもなお淡々と熱い演奏。

もっとブルックナー勉強しないとなあ。

 

では明日からまた戦場に戻ります。

Miscellaneous

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夏休み(?)最後は箱根に来ました。

地図ではWIMAX圏内ですが、宿には電波が届かず。残念。

宿ではワインを飲みながらVBA作りにいそしみました。

どうも、プログラミングすると気分が落ち着くようです。

まずは取り急ぎ。

Classical,Concert

東京フィル 特別演奏会「グレの歌」を聞いてきました。

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「グレの歌」の初演は1913年2月23日なんだそうです。つまり、ちょうど今日で100年に当たります。

音響

難しい曲です。編成が大きすぎて、実演での音響が難しいのでしょう。

オペラであればピットの中にオケを入れますので、オケと歌手のバランスが取れるのですが、舞台にオケをあげるとバランスを取るのが極めて難しくなります。

ワーグナーなどのオペラの場合、ピットの床をさげて音響のバランスを取ります。またバイロイトでは、そもそもピットの上に蓋がしてあって、音のバランスを取ります。

なので、これだけの大編成と歌手を一度に舞台に上げること自体がむずかしいと言うことなのです。歌手の方の声量という議論もありますが、それだけではないと感じます。

強力なはずの新国立劇場合唱団も曇った音になってしまいました。舞台の一番奥からなので私の席まで届かなかったのでしょうか。

これはオーチャードホールならではの問題でもあると考えました。

音が回っていて芯がなくなっているのです。

私が座ったのは、一階の少し後ろの方でした。今日の座席配置でいうと前から20列目ぐらいです。ちょうど二階の張り出しの下にかかるかかからないか、というところです。席特有の問題なのでしょうか。

これがPA通しているなら、PA卓でグリグリボリュームを動かしたい、と心底感じました。

やはり一番前にしておくべきでした。席をとったのが昨日でしたので、座席をほとんど選べなかったのです。悔いが残ります。

演奏について

演奏の方ですが、こうした事情もあるので私に評価できるかどうか。あえて書くのは控えます。

そんな中ですが、山鳩を歌った加納さんが素晴らしかったのがとても印象的です。音響の問題をくぐり抜けて私のところまで芯のある声が届きました。感動です。

オケも良く鳴っていて圧巻でした。ハープ四本とか、クラリネット七本とか、普通にはあり得ない編成でしたので、オケの多機能性にあらためて驚きました。

楽曲について

「グレの歌」を実演で聞くのはもちろん初めてです。予習は小澤盤、インバル盤で行いました。レコーディングのバランスに慣れてしまい、前述の通り音響に違和感を覚えたのでしょう。

楽曲的には、所々で「神々の黄昏」が聞こえました。マーラーから土俗民謡性を差し引いて、さらに無調を推し進めたようにも聞こえました。

あとは。。。

どうでもいいのですが、第一部演奏中に一階後方客席でトラブルがあったらしく、休憩中は慌ただしい感じでした。そうした出来事も気分に影響したみたいです。

珍しくエラソーですいません。ですが、これは誰のせいでもありませんので、書いて見ることにしました。

大入り袋

今日は、大入りだったようで、大入り袋に入った切手を頂きました。ありがとうございます!

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終演後

終演後、懐かしい渋谷タワーレコードに行ってみました。多分五年ぶりぐらいです。七階のクラシック売り場は模様替えしていましたね。

この売り場の優れているのは、書籍売り場かも。音楽書や楽譜を見比べられるのは快感でした。

明日は、骨休めの予定。

Miscellaneous

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昨日の「こうもり」観劇ですが、終幕が22時でして、帰宅したら23時。

よく考えるといつもと帰る時間が同じで、少し疲れてしまいました。

今日は、ほんとうに休んで、体をいたわることにしました。

といいながら、趣味のウェブいじりをしました。

 

先日の飲み会で、尊敬するベーシストの方から「ブログの文字が小さくてスマホで読みにくい!」と御意見頂いたので、スマホ用ページを作りました。

 

https://museum.projectmnh.com/i/

 

最後に「/i/」とつけるとスマホ用ページに行きます。スマホからアクセスするとサジェスチョンもするようにしました。

こちらのサイトを参考にしました。ありがとうございます。

http://css-happylife.com/archives/2010/0927_1133.php

 

気になることが片づくというのは気持ちがよいものです。

 

明日は渋谷に出張る予定。グレリーダーです。

 

それではまた。