Opera

Richard Strauss: Rosenkavalier Waltzes; Burleske; Capriccio Sextet
Richard Strauss Herbert Blomstedt Gewandhausorchester Leipzig Jean-Yves Thibaudet
Decca (2005/06/14)
売り上げランキング: 25415

ドレスデン国立歌劇場といいますか、ザクセン州立歌劇場と申しますか、ともかく、明日、「ばらの騎士」を観に行くという僥倖に恵まれました。当初指揮をするはずだった準・メルクルさんは、タンホイザーに専念し、音楽監督のファビオ・ルイジさんがタクトを取られます。元帥夫人を歌う予定だったアンゲラ・デノケさんはインフルエンザと言うことでキャンセル。代わりにアンネ・シュヴァンネヴィルムスさんが元帥夫人を歌われます。
今回は、「ばらの騎士」のほかに「サロメ」と「タンホイザー」が上演されるのですが、サロメ役は、あの新国立劇場の感動的な「ばらの騎士」で元帥夫人を歌ったカミッラ・ニールントさんなのです。デノケさんの代役には、ニールントさんが出ていらして、あの感動をもう一度、と思いましたが、そうも行かないようです。とにかく、楽しみですね。
今回でばらの騎士を観るのは四回目です。本当にありがたいことです。感謝感謝。
※写真はプロムシュテットのアルバムですが、銀のバラのジャケットが綺麗なので載せてみました。

Classical

Vaughan Williams, The Complete Symphonies

John Carol Case Christopher Keyte John Noble Richard Angas Ralph Vaughan Williams Adrian Boult London Philharmonic Orchestra London Symphony Orchestra New Philharmonia Orchestra
EMI (2000/11/07)
売り上げランキング: 78934

ヴォーン・ウィリアムズの第五交響曲にはまっています。最近は、会社帰りにこの曲でリラックスしている感じです。静かな田園地帯の風景が思い起こされるのですが、それだけをとって、「田舎っぽい曲」として好まれないこともあるのだ、とウィキペディアにありますが、どうしてどうして、まるでミレーの晩鐘のような静謐な美しさをたたえています。確かに、ドイツ音楽とは全く違う旋律美。あるいは、旋法が違うのかもしれません。しかし、これがイギリス音楽の良さだとしたら、少しイギリス音楽に開眼してきているのかもしれません。

今日は仕事の都合で移動時間が長かったと言うこともあって、ショスタコーヴィチの交響曲第5番をロジェストヴェンスキーの指揮で、シュトラウスのアルプス交響曲をカラヤンの指揮で、ヴォーン。ウィリアムズの交響曲第3番をボールトの指揮で愉しみました。交響曲ばかり聴いている感じです。

Italy2007

italy2007

丘を降りてアルノ河畔を歩いてホテルに戻る。プロテスタントの教会を見かける。道路の交通量が多い。クルマ、バイクがスピードを出している。どうやら、みな早く家に帰りたいと言うことなのだろう。それでも、歩行者を見るときちんと一時停止して道路を渡らせてあげているのには脱帽だ。日本では決してみられない光景だとおもう。

Italy2007

夕食に飲んだキャンティの赤ワイン。美味しくて、酔って、そのまま眠る。疲れていたのだと思う。一緒に食べたピザも美味かったなあ。

Italy2007

italy2007

ミケランジェロ広場からさらに丘陵を登るとすぐにサン・ミニアート・アル・モンテ教会へと通じる階段が現れる。下から見上げるファサードの美しさ。白い壁面に緑色の縁取りが美しい。サンタ・クローチェ教会や、サンタ・マリア・デル・フィオーレと同じ清楚で甘美なデザインである。門には紙の花びらが舞い散っている。どうやら結婚式が行われたらしい。階段の両脇には墓地がある。出発と眠りの溶解。教会内は冷たく静かな空気が流れているのだが、奥からは連祷の声が聞こえる。先導する司祭の聖句に続いて、5人ほどの司祭が聖句を復唱していく。旋律はバロック以前の感じで単純だが手堅いもの。どれぐらい昔から使われているのだろう?

教会をでて右手にある土産物屋には、教会所縁の商品が並んでいる。おみやげに石けんを購入。

日が沈むに連れて、白いファサードがばら色に染まっていく。「ばら色」だなんていう使い古された表現しか思いつかないぐらい淡いバラの色に似ている。

Italy2007

Classical

Ticket

忘れないうちに書いておこう。

最近CDを聞いていて思うのである。どうやら、オペラやコンサートに出掛けた時の強烈な印象というものは、CDをどんなに聞いても覚えることは出来ない。オペラやコンサートに行くと必ず違う人格へと変貌を遂げているのに気がつく。それは楽曲を誰にも邪魔されることなく聴くことが出来るからだろうし、演奏者の気迫に大きな触発を受けるからと言うこともあるだろう。ティーレマンを聴いたときもそう。新国立劇場のばらの騎士を見たときも、蝶々夫人を見たときも同じ。そして、次は23日のばらの騎士。また違う人格へと変貌するに違いない。そして、それが進歩という名の変貌であることを切に願うのであった。

Italy2007

ミケランジェロ広場にこんなに大勢の観光客が訪れる理由は、ここから望むフィレンツェ市街の絶景にある。蜂蜜のようにねっとりとした甘い陽光に静かに沈むフィレンツェの街の景色を見て最初に訪れる驚きに似た歓喜の念と、後になってゆっくりと訪れる感動とが入り混ざった甘美な気分。サンタ・マリア・デル・フィオーレ、サンタ・クローチェ教会、ヴェッキオ宮殿が望めるのはもちろんのこと、市街地の赤茶色い屋根のさざなみが遠くへと拡がっているのが見える。ここから眺められるだけの街にルネサンスが興隆し、メディチ家の興亡が繰り広げられ、ダンテ、リッピ、ボッティチェルリ、そしてレオナルドやラファエロまでもが生活した都市なのだという感動的な事実。偉大すぎる街である。

Italy2007

Italy2007

狭い路地をぬけて丘へと上る道にとりつこうとすると、なんと市壁と市門が見えてくる。まだこのあたりには城壁が残っているのだ。道にに面したレストランの庭で食事を摂りながら談笑するのが聞こえてくる。バイクが横を通り過ぎていく。丘への上り坂は緩やかな階段に変わっている。天気がとても良い。階段の両側には屋敷の庭になっている。だらだらとした緩い傾斜にとりついた階段が頂上に到着すると、通行量の多い道路へ。傍にはやはりジェラート屋。道すがらに左手へおれていくと、大きな観光バスが何台も止められる広大な広場。ああ、ここがミケランジェロ広場なのだ。


Italy2007
Italy2007

Classical

Vaughan Williams, The Complete Symphonies
John Carol Case Christopher Keyte John Noble Richard Angas Ralph Vaughan Williams Adrian Boult London Philharmonic Orchestra London Symphony Orchestra New Philharmonia Orchestra
EMI (2000/11/07)
売り上げランキング: 78934

珍しく、ヴォーン・ウィリアムズの交響曲を聴いています。今日は第5番を聞いています。ドイツ、イタリアの音楽とは語法が全く違うなあ、と思いました。クラシックといってドイツものばかり聴いてきただけなのだなあ、まだまだ未知の音楽はたくさんあるなあ、と思っています。この交響曲全集は4年ほど前に購入したのですが、iPodに取り込んでいませんでした。新しいiPodが入手できましたので、安心して全交響曲をiPodに転送しました。

それで、今日は5番を聞いております。

銀色の空を背景して流される白い霧の合間にうち沈む波打つ丘陵地帯は一面背の低い草に覆われている。苔むした石造りの小屋から腰を曲げた老人が出てきて、井戸の水で顔を洗い、白く硬いタオルで顔を拭いているのだが、のばした茶色い髭にはまだ水滴が残っている。軒下で休んでいた長身の毛の短い茶色い犬が尻尾を振って老人にじゃれついている。

そんな印象を持ちました。

中学生の頃には、有名な「南極交響曲」を愛聴していたことを思い出しました。もう何十年も前の話です。

Italy2007

ピッティ宮殿からいったんアルノ河へ下り、ヴェッキオ橋のたもとでジェラートを購入し、ジェラートをなめながらアルノ河過半を歩く。対岸のウフィツィ美術館や、遠くにさっていくヴェッキオ橋が川面に映っている。しばらく歩いて、ミケランジェロ広場へと登る道へ方向転換。ミケランジェロ広場は丘陵の上にあるから。登るための狭い路地に入り込む。高い石造りの屋敷に挟まれた狭い路地をしばらく歩く。陽光も届かず薄暗いかんじで、人気も全くない。だが、進むに連れて、奥までアンティークな家具を積んだ工房の前を通り、入り口の小さいスーパーマーケットが現れたり、そのうちにオリーブオイルとガーリックの旨そうな匂いがしてくると小料理屋が現れてくるという仕掛け。間口の小さな文房具屋には子供向けのカラフルなノートが並んでいる。石造りの屋敷には黒くさびた鉄の輪が設えてある。辻邦生師「春の戴冠」では、ここに松明をともしたのだ、と書かれていたことを思い出す。

 

italy2007 Italy2007

Miscellaneous

木曜日から更新できていません。本業もいろいろあって、なかなか書く機会を持てませんでした。イタリア紀行は、パラティナ美術館の上階の近代美術館に関することを書こうと思っているのですが、資料がなくて書くのが大変です。次に飛ばしても良いのですけれど。

音楽的には、ブルックナー、ヴォーン・ウィリアムズ、シベリウスなどを聴いています。ヴォーン・ウィリアムズは交響曲の全集を5年ほど前に買ったきりでしたので、今日なんとかiPodに入れました。

本は、辻邦生さんの「春の風 駆けて パリの時」という、辻邦生さんがパリで一年間教鞭を執られた際の日記を読んだのですが、数多くの得るものがありました。最近読んだ中では一番良かったです。

というわけで、木曜〜土曜の記事については後でアップしていきます。