Jazz

ちょっと遅刻気味ですが、23日のことなど……。
Bridge

天気が良い一日でした。8時頃に家をでて、午前中は小川町のカフェで仕事。お昼に神保町まで歩いて鍼灸院で鍼を打ってもらいました。僕の場合、肩こりが激しくて、仕事をするのが辛いと言うこともありますので、鍼を試してみようかと思った次第。結果はというと、打った直後はすっきりした感覚がありました。効いたと思います。打ってもらっているときはとても気持ちがよいのですよ。ですが、あとで書きますように、少々オーバーワーク気味だったので、また痛みが出てきてしまったような感じです。次回は7月7日に行きますので、効果が楽しみですね。

鍼を打ったあとは、神保町のスターバックスでしばらく休憩。15時頃に後輩の結婚式場に移動しました。会場は竹芝でしたので、神保町から都営三田線で御成門まで。そこからタクシーで竹芝のホテル入り。初乗り料金で行けました。

機材の搬入が16時からでしたので、時間ぴったりに会場に着きました。ちょうど披露宴が終わったところで、新婦である後輩とすれ違い。機材セッティングとはいえ、僕はサックスなので楽器を組み立てて、マイクとエフェクターの準備をしました。マイクはサックスに取り付ける専用マイクで、大学生の時にバイト代をはたいて買いました。3万円ぐらいだったと記憶しています。なかなか使ってあげる機会がなかったので、今日使おうと思った次第。エフェクターは、デジタルリバーヴです。バンドリーダのMさん(大先輩で私の音楽と人生の師です)にメタメタに怒られましたが(なんでエフェクター使うんだよ!と…)、今回の目標は、自分もたのしむこと、だったので、申し訳ないですが使わせてもらいました。

演奏したのは以下の曲です。

  1. The girl from Ipanema
  2. My one and only love
  3. That’s all
  4. The days of wine and roses
  5. ビートルズの曲
  6. When you wish upon a star
  7. Misty

Mさんから「時間が余るかも知れないから、ソロを長く取るように」という指令が出ていたので、普段は2コーラスぐらいしか吹かないソロを3.4コーラス取ったりして、結構疲弊気味。なかなかうまくいかない。イパネマは、Bメロで激しく難しい調に転調するのですが、コーラスを重ねるごとに持ち駒が減っていって大変でした。すいません。

5曲目のビートルズの曲のあたりからアンブシェアのキープが難しくなってきました。筋肉の疲労が激しく、ロングトーンが吹けなくなって、高音域も徐々に厳しくなり始めました。練習してないですからね……。ある程度予想はしていたのですが、なんとか最後まで吹ききりました。Mistyは、本来なら激しく吹きたかったのですが、短いフレーズをつないで休み休みソロを取っている感じ。終わったときにはほっとしました。時間もぴったりで終わりましたし。なにもかもバンマスのMさんのおかげです。ありがとうございました。

結婚式といっても披露宴ではなく、二次会だったのですが、ゲストは255名もいました。こんな大人数の前で吹いたのは初めてではないでしょうか。

それにしても、二人の知己が255名にもなるのはすごい、と感心しました。もちろん、つきあうレベルの差異はあるでしょうけれど、そこまでの人数の知人がいることも驚きますし、逆にそこまでの人数を呼ぶことができるということにも驚きました。

でも、学生時代の先輩、後輩にたくさん会えて嬉しかったですね。いつの間にか、OB、OGの中でも年齢の高いほうのグループに入っていて、少しブルー。

会の後半には、偉大なる先輩達のバンドが登場。プロになっている方々を中心としたバンドでした。いやあ、すばらしかったです。リハーサルあまりしないで、その場であわせたみたい。それなのに、キメキメのポップナンバーを演奏できるのがすごい。僕らの演奏はスタンダード中心でしたから、ある程度は何とかなるんですが、そうじゃないですからね。しかも皆さんとてつもなく巧い。生演奏であの方々のプレーを聴く機会なんてそう滅多にないですからね。本当に嬉しかったです。ドラムのAさんは、学生時代にとてもお世話になった方。あのころもとても巧かったのですが、いまはもっともっと巧くなっている。流麗なスティックさばきに圧倒されました。スネアの音とか本当に良いんですよね。この方と昔演奏していたなんて、本当に贅沢な学生時代だったなあ、と思いました。

やはり、会場内の方々も、このバンドがただものではないということを察知したらしく、すごい盛り上がり方でしたよ。僕も、ここまでの演奏があることをすっかり忘れていたのですが、久々にバンドの音楽に感動しました。また生きていて良かったなあ、と心の底から思いました。

本当に充実した一日になりました。誘ってくれた後輩のYさん(結婚してSさんになりましたが)、誘って頂いてありがとうございました。

帰りの電車、フラフラしながら、音楽を聴きました。それがカラヤンのシュトラウスです。申し訳ありませんが、それは明日の話題にします。


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マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
オムニバス(クラシック)、アルノルト・シェーンベルク合唱団 他 (1995/07/07)
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今日もマーラーの4番を聴きました。少々疲れもありまして、あまりきちんと聴くことが出来ませんでし た。
周知のように、2番から4番は、「子供の不思議な角笛」の影響が強く、角笛交響曲と呼ばれているわけですが、本当に3番とはよく似ています。特に第4楽章3番の影響が色濃く表れています。
明澄とした前半部に比べて、終わり方の不気味なことといったら。5番の冒頭の葬礼のラッパへ続いていることを知っている我々にとっては、解せるわけですが。それにしても、第1楽章のあの明るさは何だったんでしょうね。
それにしても、4番はマーラーらしいと言えばマーラーらしいのですが、10(11?)の交響曲のうち、この曲だけは本当に取っつきにくいです。まだ曲に嫌われているのでしょう。もうすこし聞き込まないとこちらを向いてくれないのだと思います。


最近は会社から帰ってくるときに音楽を聴くのが習慣になっていたのですが、冒頭でも触れたように、ちょっと今日は疲れてしまっていてきちんと聴けませんでした。理由はいろいろあるのですが……。またトラブル対応しました。それで少々疲れたようです。まったく気を遣いますね。それで食べているのだから仕方がないのですが。明日は、ちゃんと聴けると思います。
SAX
そういう、明日は後輩の結婚式です。サックスを吹くので今日は早めに寝て備えようと思っています。アンブシェアが持つかなあ、というのが今の不安。先だっての日曜日に練習したときは、少し吹いただけで筋肉が痛くなってしまいましたので……。やはりコンスタントに練習した方がいいのでしょうね。


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今日は、マーラーの交響曲第4番をアバドの指揮で聴きました。僕は数あるマーラーの交響曲のなかでも、この4番についてはなかなか聴く機会を持ちませんでした。マーラーには、ある種のカタルシスを求めているようで、第2番の終幕の衝撃的終了や、第8番の高らかに愛を歌いあげる、といった昂揚感を求めているのだと思います。4番はそう言う意味では地味でマーラーらしくないマーラーなのではないか、と今まで思っていました。
今日、本当に久しぶりに聴いたわけですが、おそらくもう10年以上立っていると思います。ですので、ほとんど新しく曲を聴いたという感じがぴったり来ました。第2楽章のシニカルな表情はさておいて、第3楽章って、こんなに静謐な水盤のような美しさを持って居るんだ、と驚きました。これは5番の第4楽章を通って6番の第3楽章につながっていくアダージェットの系譜なのだな、と思いました。心が洗われますね。しばらくぶりなので楽曲についての理解がまだまだ足りない気がします。また明日も聴こうかな、と考えています。

今週末は、こりずに、また後輩の結婚式の二次会でサックスを吹きます。今回は一人ではなく、カルテットでの演奏。気心が知れているメンバー(他のメンバーの方にとっては、僕が気心しれていると思ってくれているかどうかは分かりませんが)とやりますので、少し気が楽です。ですが、ジャズというものはインプロヴァイズが中心で、アイコンタクトで、その場で即興的に楽曲の構成を買えてしまうことがままあります。自由なのは良いのですが、今の僕は、そうしたアイコンタクトをとる自信が全くありません。まあ、2年だか3年だか全く吹いていなかったわけですから仕方がありません。少し不安だったりするのですが、なんとか頑張りたいと思います。あ、「楽しんで」頑張ります、というと少し楽観的に観ることができるようになりますね。楽しみたいと思います


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Gustav Mahler

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今日は、アバドの振る「巨人」を聴きました。結構リズムをアクティブに動かしているのが印象的。特に第二楽章冒頭のコントラバスのフレーズ、こんなに動かしてもいいんだ、と思うぐらいテンポを動かしています。この曲でもアバドの指揮は全体にテンポはゆっくりだな、という印象です。やはり歌わせ方は巧いなあ、と思いました。本当に安心して聴くことができています。そういう意味でも、本当にアバドって偉大なんだなあ、と思うのでした。 僕が巨人を初めて聴いたのはたぶん中学一年生の頃だと思います。メータがイスラエルフィルを振った盤で、カセットテープで聴いていました。懐かしいですね。当時から第四楽章が好きでしたね。小さい頃はオーケストラの咆哮を聴くのが一番大好きでしたので。ちなみに、花の章は聴いたことがないです(不勉強で申し訳ありません)。タスクリストに入れましたので、近々聴けると思います。


今日の午前中は健康診断。静脈からのどす黒い血をさんざん抜かれました。そのせいか午前中から疲れてしまう感じ。やはり血は大事ですね(?)。午後は仕事の関係で、虎ノ門から霞ヶ関界隈に出かけたのですが、もう本当に夏ですね。経済産業省、財務省、文部省ビルにかけての通りを歩いたのですが、本当に日差しが強く、外にいるだけで汗ばんでくるぐらいです。いよいよ夏ですが、夏は苦手だったりします。そんなこんなでふらふらになって家に帰ってきてしまいました。これからは今まで以上に体調管理に気を遣わなければならない季節になってきました。



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Jazz

Pilgrimage
Pilgrimage

posted with amazlet on 07.06.19
Michael Brecker
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マイケル・ブレッカーの遺作となるアルバムPilgrimageを聴いたのですが、一回聴いただけで悲しみを覚えてしまいます。全盛期のマイケル・ブレッカーならこうじゃないはず、という気分になってしまうのです。体調が悪い中の録音だったと言うことだそうですが、やはり元気がないなあと思ってしまう。フレーズもあと一歩吹ききれていないような。別に批判をしているわけではありません。吹ききれていなかったとしても、アルバムとしては問題なく聴くことが出来ますし、フレージングのすばらしさは相変わらず。だからおすすめなのですが、往時のマイケル・ブレッカーを知っている者としては、寂しさを感じずには居られないのです。

僕は80年代後半から90年代前半のマイケル・ブレッカーが好きなのですが、そのころのイメージが強いのかもしれません。さすがにそのころと比べるとなにか足りないものを感じてしまいます。体調が悪いからかもしれません。あるいは、年齢がそうさせたのかもしれません。いずれにしても、それは悲しみ以外のなにをも喚起することはありません。死を目前にしていたマイケル・ブレッカーは何を思っていたのか……。聴けば聴くほど、あまりに悲しすぎるアルバムなのです。

パット・メセニーやハービー・ハンコックも参加。ハンコックのバッキングやコード感、ものすごいなあ、と思います。

実は、お恥ずかしながら、発売からもう大分立っているというのに、今日始めて聴きました。iPodに入れるのが遅くなってしまったと言うこともあるのですが、こういう感想を持つような気がして、あえて逃げていたのかもしれません。悲しすぎるなあ……。もっと歳をとってもバリバリと元気に吹いて欲しかったです。やはりマイケルも生き急いだ偉人と言うことなのでしょうか……。グスタフ・マーラーやジュゼッペ・シノポリのことを思い出してしまいます。


金曜日と今日の二日間、久々にプレゼンの機会がありました。同じグループに属している別ユニットのリーダーの方々に、うちのユニットのシステム改善案をお示しして、なんとかご協力を願うというもの。もっともプレゼンをしたのは、ウチのユニットのリーダーなので、僕は資料をつくって横から合いの手をいれたり、いささか感情的になった他ユニットのリーダーさんと対決したり、なだめたり、という役柄。久々で疲れるかな、と思いましたが、思ったより楽しめました。やはりたまには人を相手にしてお話ししたり、説得したりする機会がないとだめですね。PCを叩いているだけでは駄目だなあ、と。もっと人と話したりしないと行けないですね……、などと、すこし若者めいた感想を持った一日でした。


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Classical

ブルックナー:交響曲第8番(ハース版)
大阪フィルハーモニー交響楽団 ブルックナー 朝比奈隆
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つい先だって、NHKで「あの人にあいたい」という短いドキュメンタリーが放送されていました。その中で、朝比奈隆さんの言葉が紹介されていました。

人より一日でも長く生きて
人より一回でも多く指揮台へ立つ

良い言葉ですね。指揮者でなくとも、そうありたいなあ、と思いました。

ブルックナー:交響曲第7番
大阪フィルハーモニー交響楽団 朝比奈隆
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実は、朝比奈さんが大阪フィルを振った演奏をNHK-FMで聴いたのが、僕のブルックナー体験の始まりでした。小学6年生ぐらいだったでしょうか……。最初はよく分かりませんでしたが、聴いていくうちにブルックナーのすばらしさが分かってきたのでした。 それで、社会人になって、またクラシックを本格的に買い始めた時に出会ったのが、ザンクトフローリアンでのあまりにも有名な7番の録音でした。これはすごい録音でした。 今日は、1908年にお生まれになって、2001年になくなるまで指揮台に立ち続けた朝比奈隆さんの偉大さを改めて認識したのでした。


この文書は、6月18日に書いたのですが、FC2のサーバーの調子が悪くて、アップできませんでした。ちょっと遅刻気味ですが、18日分と言うことでお願いします。


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Richard Strauss

Capriccio Capriccio
Richard Strauss、 他 (2005/09/13)
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最近マーラーを聴いてばかりなのですが、久々にシュトラウス先生になぐさめてもらいたくなりました。毎度毎度で大変恐縮ですが、カプリッチョの最終幕です。 ヤノヴィッツさんとシュヴァルツコップさんの伯爵夫人を聴いてみたのですが、今日に限って言えば、ヤノヴィッツさんの歌にスッと入っていけるような気がしました。ヤノヴィッツさんの声は、とても透明でなめらかに澄んでいる声だと思います。清澄で品のある感じです。 もちろん録音の影響もあるでしょう。シュヴァルツコップさんが歌っている録音は残念ながらモノラル録音ですが、ヤノヴィッツさんの録音はステレオですので、奥行き感や広がり感はどうしてもヤノヴィッツさんの録音ほうに軍配が上がってしまいます。そういうことも影響していると思います。

ドイツ・グラモフォン名歌手名盤(2)オペラ・アリア集
ヤノヴィッツ(グンドゥラ) ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団 ベーム(カール) モーツァルト ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 バーンスタイン(レナード) ベートーヴェン ドレスデン国立管弦楽団 クライバー(カルロス) ウェーバー
ユニバーサルクラシック (2003/10/29)
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ヤノヴィッツさんは、1937年にベルリンで生まれ、1959年(60年と記載されている向きもあります)ウィーンにてデビューしたそうです。特にドイツ語の歌唱で活躍されていて、モーツァルト、ウェーバー、ワーグナー、シュトラウス、バッハ、ベートーヴェンなどなどがレパートリーだそうです。 ヤノヴィッツさんのマルシャリンも聴いてみたくなってきました。ディスコグラフィーはこちらに

http://www.doremi.com/gundulajanowitz.html

やはりマルシャリンを歌っておられるようです。CD化はされていないようで、入手できるかどうかは分かりませんけれど。 それにしても思うのは、シュトラウスとマーラーは同時代に生きていながら、こうも比較にならないぐらい作風が違うのか、という感じです。マーラーの灰色の憂愁に対して、シュトラウスは地中海的明朗への憧憬という感じでしょうか。そもそも二人の出自はまるっきり違いますからね。ユダヤ人商人の息子だったマーラーにたいして、シュトラウスはバイエルンの名ホルン奏者の息子ですから。それでも二人ともウィーン宮廷歌劇場の音楽監督に就任していますが、やはりマーラーは無理したんでしょうね。体をこわして亡くなってしまう。それにたいして、シュトラウスはまだ余裕があったのでしょうか、戦後まで存命でしたからね。もちろん、シュトラウスの晩年は、ナチスとの関係で悩んだりしますし、音楽史的にも、時代遅れとされてしまいますが。


今日は少し調子が悪いです。昨日、後輩の結婚披露宴に出席して、少々疲れてしまったようです。いつものカフェにでかけて本を読んだりしようかな、と思って出かけてみたのですが、なかなか本の中に入っていけませんでした。少し疲れているようなので、午後からはゆっくりしよと思ったのですが、部屋の片づけを少々大々的にやってしまいました。夕方は、近所の文化センターに行ってサックスの練習。来週の土曜日はまた結婚式で吹くことになっているのですが、大丈夫なのでしょうか……。


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Classical

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
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マーラーの交響曲のうち、始めて聴いたのがこの「復活」でした。これも昔書いたことがあるかもしれませんが、小澤征爾さんがタングルウッドで復活を振った場面をテレビで観たのです。終楽章フィナーレに激しく感動したのでした。荘厳で重厚な音は、それまで経験したことのない音でしたし、あるいは、アプリオリに経験していたけれど、それまで知らなくて、聴いた途端に自分が持っていたある種のイデアと合致したと言う感じ、をうけました。始めて聴いたのですが、始めて聴いた気がしない、そんな妙な感じだったのを覚えています。 それから、カセットテープを買ったのですが、ショルティさんが振った復活でした。そのCDを繰り返し繰り返し聞いていたので、復活と言えばショルティ、と言う感じでした。 今回アバド盤を聴いているわけですが、速度はショルティ盤に比べて段違いに遅いです。ですが、一つ一つの音価を大事にしているというのがよく分かります。一音一音の意味を拡大鏡で覗いている感じです。ゆっくりになればなるほど難しいと思うのですが(速いのもむずかしいですが)、オケも頑張ってついてきています。第五楽章の冒頭のコントラバス、ショルティ盤とはリズムが明らかに違う気がしました。復活にもスコアの相違があるのでしょうか? 継続調査します。


今日は6時に起きたのですが、昨晩のつかれもあったので、少々昼寝。夕方は、後輩の結婚披露宴に出席。二次会に誘われていたのですが、やむなくお断りして21時過ぎに帰宅。良い結婚式でした。ピアノをBGMでひかれていたのですが、ヘンデルの水上の音楽や、バッハのフーガ、ベートーヴェンの「春」などをピアノに編曲して演奏されていました。生演奏はやはり良いですね。


辻邦生「小説への序章」を待ち時間の間にぱらりぱらりと読んでみました。この堅牢な評論のテーマの一つが小説が普遍性を獲得するためにはいかにするべきか、と言うものです。普遍性を獲得するには、全てを記述すると言う方法もあるのだが、この現代社会に於いてはそれは不可能となった。従って、逆の方向、拡散する情報を追いかけていくのではなく、自分の主体の中に沈潜していく。研ぎ澄まされた主観はあるとき全体を把捉しうるアノニムで普遍的な主観へと昇華していく。そこにおいて普遍性を獲得するのである、という論調だったと思います。こうしたアノニムで普遍的な主観へと純化していく方向は、カントで言えば超越論的認識であったり(これは科学の普遍性を獲得するための方法論ですが)、ルソーで言う内面への転回であると思いますし、禅の悟りの境地や、キリスト教で言う神の啓示といった境地をさしているのだと思います。


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Classical

少し遅刻気味ですが、「勝手にクライバーの日」に参加したいと思います・

ベートーヴェン:交響曲第5&7番 ベートーヴェン:交響曲第5&7番
クライバー(カルロス) (2002/09/25)
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クライバーさんといえば、

  • ベートーヴェン交響曲第五番
  •  ばらの騎士(DVD、ウィーン)
  •  カルメン(DVD、ウィーン)
  •  トリスタンとイゾルデ

 などが、印象的なのですが、その中でも、初のクライバー体験だった「運命」を取り上げたいと思います。 始めて聴いたとき、度肝を抜かれました。それまで、運命はカラヤン盤でしか聴いたことがなかったのですがここまでスタイリッシュな音楽に純化しているとは予想もしていなかったのです。ちょうどこのころ、同曲異演のことが分かり始めた頃だったのでなおさらでした。特に第三楽章のコントラバスのフレーズを速いテンポでリズムをしっかりキープさせながら、一糸乱れぬ兵卒の行進のように統御しているのの驚異的。第四楽章の入り方もきわめて祝祭的で絢爛としています。こんなベートーヴェンもありなんだ、と本当に驚いて、それいらクライバー盤を買うようになり、買えば買うほど驚きが待っているという状態でした。

 「トリスタン」も素晴らしいですよね。ルネ・コロさんやディースカウさんが印象的。これもまた別の機会にかければと思っています。

R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」 R.シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」
クライバー(カルロス)、ウィーン国立歌劇場合唱団 他 (2002/06/26)
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あとはウィーンで振られた「ばらの騎士」も。これも何度か取り上げたことがあると思うのですが、オッターさんのオクタヴィアン、ロットさんのマルシャリン、ボニーさんのゾフィー、モルさんのオックス男爵、と一分の隙もないパフォーマンスです。序奏部をふるクライバーさんの映像を見るだけで、心が揺さぶられます。本当にグルーヴしていますからね。


今日は、クライバーさんを聴くのもそうですが、アバドさんの振るマーラーの復活を聴いていました。このことはまた明日書きたいと思うのですが、これまでデフォルト音源だったショルティ盤との違いに驚いています。使っているスコアもちがうのではないか、と思うところもあったりして、とても刺激的でした。


今日の夜は、大学のころからずっとお世話になっている先輩と食事をしました。大学時代にくらべてお互い話題が歳をとってしまったね、とすこししんみりとした感じになりましたが、最後の方はふたたび哲学話で盛り上がる感じ。その方はまだ学問を続けておられて、本当に尊敬しているのですが、やはり学問にコミットされている方の精神力は並大抵のものではないな、という印象です。いろいろと教えて貰いました。勉強になりました。


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Gustav Mahler

Gustav Mahler

マーラー:交響曲全集 マーラー:交響曲全集
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今日の帰りの電車の中では、マーラー交響曲第10番をアバドの指揮で聴きました。というのも、またすこし疲れていたと言うこともあって、マーラー先生に慰めて貰おうと思ったのです。こういうときは、いつも静かなボサノバ(イリアーヌ・イリアスですが)を聴くことにしているのですが、今日に限ってはあまり受け付けてくれません。そこで、マーラー先生にご登場願おうと思ったのでした。というわけで、最近大好きな10番の第一楽章をアバドさんの指揮で聴きました。昨日も書いたように、ヘッドフォンがいつもと違いますので、音楽を聴く心持ちも変わってしまっていますが、アバドさんの音作り、柔らかくて豊かだなあ、と思うのは変わりません。 いつ聴いてもトーンクラスターの部分の悲痛さに心が打たれます。シェーンベルクはこの部分こそ和声の革命だ、と言ったそうです。トランペットのロングトーンが驚異的です。おそらく循環呼吸しているのだと思いますが。私は循環呼吸できません。ごめんなさい。

alma mahler

グスタフ・マーラー―愛と苦悩の回想
アルマ マーラー 石井 宏
中央公論社 (1987/08)
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アルマ・マーラーの有名な著書「愛と苦悩の回想」の文庫本版を読んでいます。文庫版を買って分かったのですが、文庫では書簡が省かれているのだそうです。ということは、単行本も買わなければならないのでしょうか……。

それにしても、アルマ・マーラも文才ありますね。シェルブールから、ニューヨークへ向けてアメリカ号という客船に乗るのですが、港から艀にのってアメリカ号に向かうところの描写が良い感じです。悪天候で揺られていて、沖合に停泊するアメリカ号の客席から漏れる無数の明かりがぼんやりと見えている感じを巧く描写しています。それから、船の中でのマーラーの姿を、枢機卿の寝姿と表現しています。枢機卿の遺骸は、聖堂のガラス張りの棺の中に収められていて、聖遺物のように見えることがあります。そうしたことをふまえた表現。絶妙すぎますね。アルマが男に生まれていたらどんな芸術家になっていたのか、という感じです。アルマ自身、自分のことを「芸術家のはしくれ」と言っていますからね。作曲もできるし、もちろん対位法も知っている。いいなあ。


今日は朝からどんよりとしていましたが、いよいよ梅雨入りですね。関東まで梅雨入りしたそうです。これからじめじめとした日が続きますが、それが明けるといよいよ夏本番ですね。熱いのは苦手です。もう秋が恋しくなってきました。
ウチの会社は、一応システムの会社ですので、春と秋にある情報処理技術者試験というものをうけなくてはならない雰囲気があります。それで、今年は、若者達だけではなく、我々のような中堅どころもうけなければならない、という雰囲気になりつつあります。システムの勉強は嫌いではありませんが、なにせ忙しいので時間を見つけるのが大変です。僕は、ブログも書きたいし、音楽も聴きたいし、外国語の勉強もしたいし、ちゃんと睡眠もとりたい(あんまり体力ないので)。仕事もやらないと行けませんので、時間の捻出が大変な感じになりそうです。あ、それに音楽理論もやりたいんでした。何かを削らねばなりません。でも相当削ってますからね。ということは新たに時間を捻出しなければなりません。朝早く起きたり、早めに会社に行ったりして、時間を作るかなあ、と思っています。頑張ろうっと。


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