NNTT:新国立劇場,Opera

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残念なニュース

 

新国立劇場4月公演の「ばらの騎士」は、出演者の変更にくわえて、初日の4月7日公演が中止となりました。

お知らせページ

 

4月7日公演のS席、A席の方のみ、13日(14時開演)、19日(18時開演)、22日(14時開演)への振替が可能ですが、B、C、D席の振替は行われないそうです。また、当然ながら10日(日)、16日(土)の休日公演は、すでに満席と思われ、振替ができないようです。

 

  • 元帥夫人 カミッラ・ニールント から アンナ=カタリーナ・ベーンケ
     
  • オクタヴィアン ダニエラ・シンドラム から 井坂 恵
  • ファニナル ペーター・エーデルマン から 小林 由樹
  • ゾフィー アニヤ=ニーナ・バーマン から 安井陽子

 

ニールントがいらっしゃらないのは本当に残念。あんなに楽しみにしていたのになあ。少し複雑なのがアルミンク。なぜ振ってくれない?? 

 

だが、フランツ・ハヴラタはそのまま出演してくれます。嬉しい限り! 

 

私はどうするのか?

当初4月10日(日)公演がアサインされていたのですが、10日は東京春音楽祭のローエングリンを聴こうと思い、新国ばらの騎士については4月7日(木)にエクスチェンジしたのでした。ところが、新国4月7日がキャンセルになってしまうと言う不運。本来なら13日、19日、22日のいずれかに変更する予定でした。いずれも平日ですので、仕事があり、厳しい状況です。

ところが、この週末に新国立劇場から電話がかかってきました。本来なら、振替申し込みは4月4日から開始のはずですが、シリーズ券を買っていたから、気を遣って電話してくれたのだと思われます。それで、ダメもとで、エクスチェンジ権を使って4月10日公演に変えられませんか? と聴いてみました。10日のローエングリンも中止になっているからです。すると、なんと1席だけ空いていると言うではありませんか。というわけで、滑り込みで10日(日)に行けることになりました。胸をなで下ろした次第。

 

エクスチェンジ権:シリーズ券を買うと、自動的に日程がアサインされますが、どうしても都合が悪い場合は、年間3回のみ、エクスチェンジ権を行使し、同一演目の他日程に振り返られます。

 

こんなご時世でオペラというのも気が引けますが、自粛ばかりしていては先すぼみになってしまいますので、あえて行ってきます。

Opera

やっぱり、という落胆。やむを得ないのですけれど、東京春音楽祭のローエングリンも中止となりました。
“http://www.tokyo-harusai.com/news/news_775.html":http://www.tokyo-harusai.com/news/news_775.html
残念すぎますが、この状況ではやむを得ないです。
外国の方はみな日本から離れたがっているこの頃ですが、土曜日にニュージーランドの方と話したのですが、彼が言うには、
「友人たちもそんなに逃げてないよ。だいたい大げさすぎるんだよ。数ヶ月経ったらクールダウンするから見ていてごらん!」
という感じでした。
こうなると、新国立劇場の「ばらの騎士」も大丈夫かしら、、、などと。

Opera,Richard Strauss

完全に現実逃避中。だが通勤時間が我らの最後のバカンスです。帰宅時にiPodで見たのは、過去に何度も取り上げている、リヒャルト・シュトラウス最後のオペラである「カプリッチョ」。パリオペラ座にて収録したものです。
* 指揮:ウルフ・シルマー
* 伯爵夫人:ルネ・フレミング
* 伯爵:ディートリヒ・ヘンシェル
* フラマン:ライナー・トロスト
* オリヴィエ:ジェラルド・フィンリー
* ラ・ローシュ:フランツ・ハヴラタ
* クレロン:アンネ・ゾフィー・フォン・オッター
これまでも、何度も取り上げています。毎度毎度で申し訳ないです。。。
“https://museum.projectmnh.com/2006/11/15215643.php":https://museum.projectmnh.com/2006/11/15215643.php
“https://museum.projectmnh.com/2010/03/19045206.php":https://museum.projectmnh.com/2010/03/19045206.php
“https://museum.projectmnh.com/2010/03/20071815.php":https://museum.projectmnh.com/2010/03/20071815.php
このフレミングの映像、ロバート・カーセンが演出を手掛けています。大胆な読み替えではないが最後に大仕掛けが待っている。それが本当に素晴らしい。初めて見たときには興奮しっぱなしでした。
今日聴いて思ったのは、まずは、オッター様のすばらしさ。声の表情付けが実に豊かで、出てきただけで雰囲気ががらりと変わりました。それから、ラ・ローシュを歌ったフランツ・ハヴラタの声の美しさ。こういうエッジがきいた倍音の豊かな声は本当に大好き。この方、4月の新国立劇場「ばらの騎士」でオックス男爵を歌うのです。凄く楽しみ。公演があれば、という条件付きですが。。。
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次回もカプリッチョについて書こうと思います。

Miscellaneous,Music

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先週撮った写真。翌日の運行状況を見極めようと、駅の案内に人だかりというところです。
この一週間で、世界が変わってしまいました。計画停電の予定を気にしたり、電車の運行状況によって、通勤経路を変えたり、何十分も電車が来るのを待ったり、車内灯が消された節電電車に乗ったり……。
私の勤めているビルは、計画停電になると自家発電に切り替えるのですが、出力が足りないため、電灯を間引いてつけています。ですので、薄暗い中でぼーっと光る液晶ディスプレイを見つめて仕事をしていました。停電が終わると、蛍光灯が煌々ときらめき始め、ああ、電灯ってこんなに明るいんだ、と感動したり。これまでの普通が普通ではなくなってしまいました。
でも、慣れというのも恐ろしい。計画停電の予定のチェックや、列車運行状況を確認するのが普通になってしまいました。
きっと、計画通りに電車が動くようになると、また感動するんだろうなあ。
しかし、考えても見れば、これまでがおかしかったのかもしれない。無尽蔵な電源、無尽蔵な食糧。これは長い人類の歴史の中にあって、ある意味では進歩の所産だけれど、実のところは極めて特殊な事態なんだなあ、と。
というわけで、今日は「ジークフリート」をベームの指揮にて。なんだか、昨年の東京リングが懐かしくて仕方がありません。
オペラもコンサートも中止が目立ってきました。本当なら、明日は新国立劇場で「マノン・レスコー」を見る予定でしたが、それも幻に終わってしまいました。新国立劇場も、今回の「マノン・レスコー」中止で、損失を出したはずです。
阪神大震災の時よりも日本の財政事情は極めて厳しいそうです。これからどうなるのだろう。そうなると、真っ先に切られるのが文化事業であることは間違いありません。音楽界はもとより、日本の文化はどうなっていくのだろう。
悩みは多いけれど、前と上を向いて歩くしかありません。

未分類

新国立劇場の3月公演が中止となりました。
“http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001398.html":http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001398.html
こういうときこそ、音楽も大事だと思いますが、物理的に無理なのでしょう。計画停電で鉄道が止まれば、スタッフは集まれないだろうし、余震の影響もあるだろうし。
あとは、精神的な問題もあるのかしら。いわゆる歌舞音曲の類の禁止という具合。これは、少し危うい方向で、すべてを肯定するのはとても難しい。確かに、この状況下でオペラを見るのは少し気が引ける。
昔、森麻季さんが言っていたことを思い出していました。2001年の同時多発テロ直後に、あえて、ワシントンでオペラ公演があって、森さんは出演されたのだそうです。こんな時だからこそ、という形でお客さんが集まっていらしたのだそうです。
できることは限られていますから、各自の持ち場で全力を尽くすのが今だと思います。
私の会社は関東の西端にあるのですが、電車が全部止まってしまい、会社に行くことができず。自宅で悶々と過ごしたところです。やらねばならないことがあるのですが、それもかなわず。
私は自家用車を保有していませんが、近くに住んでいる後輩の車で明日は会社に向かう手はずですが、どうやらガソリンがないらしいのです。これは、神奈川西部でも同じ事情のようです。国内備蓄の3日分を放出するそうですが、買いだめの側面もあるので、どこまでいけるか。
明日も計画停電だそうで、鉄道は今日と同じく厳しいのかもしれず。
国内経済はまさに停滞し、麻痺している状態です。平和がかくも「もろい」ものとは。

Miscellaneous

全く大変なことになりました。突如として平和は破られたということで、戦火に匹敵する激甚災害に何も申す言葉はありません。本当に何をすればいいのか。ともかく自らの持ち場で頑張るしかありません。私の仕事も少しは関係ありますので、黙々と取り組みたいと思います。
それにしても、昨日の敵が、今日は手を携えている、と言うのを見ると心和みますが、冷静に考えると、どうもそういうわけではないようです。政治とは難しいものです。その後が大変です。
それから、こういうときこそ、所与のものを冷静に判断する力が必要だと思います。チェーンメールなどが出回っていて心が痛みます。公式情報のすべてが真実とは思いませんが、非公式情報が真実とも思えません。

Miscellaneous

このウェブログ、どうにも更新しづらいと思っていたのですが、最近、音楽について書くことがなかなか難しいと感じるというのが原因かもしれない、などと思っていました。
ですが、まあ少し考えてみると、投稿のたびにサーバーが固まり、再読み込みを強いられる、という環境的要因が大きいということもあるのだろうなあ、と。
ということで、今週末、サーバーを引っ越します。といっても、今と同じレンタルサーバー会社の中で。すこしばかりCPUが速いサーバーで、まだ空いていそうなところを見繕って移行します。ブログのURLは変わりませんが、私の管理画面やら、MySQLの設定などは変えねばなりませんので、今週末一気に作業する予定です。
そうすると、環境が整い、歯車が一つ動き始めるはずです。

Jazz

最近は、なんだか週間日記のようになってしまっておりますが、ちゃんと生きております。twitter風に。
なんだか、この数週間、Jazzに回帰していて、 “Fourplay":http://www.fourplayjazz.com/ とその周辺の方々の音源を聴いている感じです。今週は特に 1995年のElixir というアルバムを聴いていましたが、これは素晴らしいですよ。特に、East 2 West という曲、実に素晴らしい。希望と切なさを感じさせる妙味あるさびの旋律がなんとも言えない。

あとは、1998年の4 というアルバムのSomeone to Love。この曲のラリー・カールトンのソロが素晴らしい。ソロの集結部で転調するところの分散和音の処理にグッと来ます。

Fourplayは奥深くて、最新アルバムのLet’s touch the skyでは、チック・コリア・エレクトリックバンドのGot a matchかと思うほどの超絶ユニゾンプレイが聴けたりします。3rd degeesという曲です。

“http://www.fourplayjazz.com/":http://www.fourplayjazz.com/
Fourplayのサイトは、Wordpressなんですね。Movabletypeは重くてかないません。。。

未分類

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椿姫のこと、ブログに書きそびれていましたが、ヴェルディが幾分か苦手な私でさえ、めちゃめちゃ感動しました。思いがけずに目が涙に浮かぶところまでいったので、相当なものでした。というのも、それはヴィオレッタを歌ったチョーフィーとジェルモンを歌ったガッロによるところが大きいのです。
第二幕前半でヴィオレッタとジェルモンが対峙したところ、あの緊張感は一生忘れないと思います。ガッロがマジ顔で顎を引いて低音を歌い出した瞬間の恍惚といったらありませんでした。ちょうどその場面をガッロの顔を双眼鏡見ていたのですが、あまりの気迫に鳥肌がたちました。チョーフィーのほうはといえば、冒頭ではピッチに乱れがあったように思いましたが、ぐんぐん調子をあげていきました。第二幕も素晴らしかったけれど、第三幕で瀕死のヴィオレッタを歌ったところ、あの神がかった死の場面は、本物のヴィオレッタが乗り移ったかのようでした。最後、死ぬ寸前に「痛みが消えたわ! 私生きるのね!」と歌うところ、あれは、たまらない。鬼気迫る歌と演技に痺れました。
しかし、第一幕で愛を高らかに歌われてもあまり共感出来なかったのですが、第二幕から俄然面白くなりました。経済問題、世間体、もつれあった愛憎、嫉妬、やっかみ、勘違い、悟り、後悔、赦し……。ヴェルディのオペラの過酷な現実ドラマは極めて素晴らしいです。
広上さんもよく振っておられたと思います。粘りのある情感ある音つくり。だが広上さんが舞台に上がるとブーイングが。対抗するブラヴォ。これは最近の新国でよくある構図です。しかし、あれは誰に向けられたブーイングなのか、は語るまい。
僕は、もともとはシュトラウスの中期以降の洒落たオペラが大好きですが、やっとヴェルディへの道が開けてきた気がします。ちょっとうれしいです。
次はマノン・レスコーに行く予定。

EWI,Jazz

いやあ、なんだか、凄く若返った気分。
高校時代のわたくしのアイドル、伊東たけしごっこしてしまった。EWI4000s、最近毎晩吹いているのですが、今日はSQUAREを吹いてしまったですよ。
高校二年と三年の二年間のわたくしは、T-SQUAREに捧げられたといっても過言ではありますまい。
このSPORTSというアルバム。高校二年ごろ、カセットテープをすり切れぐらい聴いたなあ。私の青春時代。今聴くと、日本的醤油の匂いのする、これまたほろ苦いものなんですが、あの頃は、これしかなかったので。しかし、伊東たけしの微妙なベンドのかけ方、私が吹いているサックスのベンドのかけ方と似ていて怖すぎる。
しかし、若さ故の記憶とは凄くて、いまでも、伊東たけしのソロを相当覚えていたりする。15年ぶりぐらいに聴いたっていうのに。
最近、永劫回帰な気分。ぐるっと回って、元に戻ってきた。だからこそEWI吹いているんですが。10年ぐらい損したけれど、まあ、無駄な遠回りと言うわけではありますまい。