さて、そういうわけで聴いているのが、たぶん1992年ごろに発売された非正規盤と思われるブレッカー・ブラザーズのライヴ録音です。私も友人から借りたカセットテープから起こしていますのでジャケットの写真を持っていません。たしか黒っぽいイメージだった記憶があります。
AMAZONでそれっぽいのを探し出しました。上記のリンクはちょっと自信がないですが、メンバー的には同じなので、8割がたあっているとは思いますが。Live in New Yorkといっているのですが、ランディのMCにはフランス語が混ざりますので、パリかどこかフランス語圏でのライヴなのではないか、と疑っています。
曲目は、
# Some Skunk Funk
# Common Ground
# Sponge (Spunch)
# Song for Barry
# Spherical
# Inside out (N.Y. Special)
括弧書きの中身が、オリジナルのジャケットに印刷されていますが、これは誤りです。Inside OutもSpongeは、あの「ヘビー・メタル・ビ・バップ」に収録された超名曲なのですが、この非正規版を作った業者のリスニング力と前提知識不足が原因のはず。
メンバーも、すごいっすよ。当時の僕らのアイドル達ばかり。
* Randy Brecker (Tp)
* Michael Brecker (Tn)
* Mike Stern (G)
* George Whitty (Key)
* Jamese Genus (B)
* Dennis Chambers (Dr)
すばらしいのはやっぱり、Some Skunk Funkなのは、この曲をはじめて知った1992年からまったく変わりません。この年は、ブレッカー・ブラザーズ再結成の年でしたので、当時まだ開催していた「マウント・フジ・ジャズフェスティバル」に来た映像が深夜枠で放映されまして、私は雷撃を受けて突っ伏していた感じでした。
この曲、死ぬまでに一度はやってみたかったんですが、大学3年生のときにすばらしいメンバーにめぐり合えて、演奏することができました。私の専門はアルトサックスなんですが、テナーを先輩から借りて、デュコフのマウスピースをつけて、Some Skunk Funkを演奏しましたですよ。いい思い出。
で、非常に辛らつなバッパーのM先輩からは「まあ、この曲をやった、ということ自体が重要なんだよね(できの悪さはともかくとしてね)」というお言葉を頂戴した次第。あはは。まあ、いいんです。僕らは楽しかったんですから。