Opera,Richard Strauss

Strauss: Daphne

Strauss: Daphne

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Karl Bohm
Deutsche Grammophon (1999-08-27)
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今日はこちらをApple Musicで聞きました。

「ダフネ」を東京二期会の公演で見たのはずいぶん前になってしまいました。あの時はまだ若杉弘さんがお元気で、文化会館で若杉さんのタクトをずっと見ていたのを記憶しています。

改めて今聞きなおすと、「ダナエの愛」のような豪華さはない、何か渋みのある曲だなあ、と思いました。もう少し繰り返して聞くとまた違う印象が生じることと思います。

ダフネといえば、ローマのボルケーゼ美術館にあるアポロとダフネ像を思い出します。ずっと昔にローマでこちらを見に行ったことがあります。予約をし万全な体制で行ったのですが、道路工事の影響でバスが回り道をしたり(その時、ジャコモ・プッチーニ通りを通ったのです!)しながら、ようやくたどり着き、また積年の疲労で体が動かなくなるなどコンディションの悪い状態で見ることになってしまいました。それでも透き通るような像の芳香に触れたような気がします。

行きの飛行機(ルフトハンザ)で、ベルニーニの参考書を見ていたら、CAの方が、それを見つけて、興奮しながら、ベルニーニの素晴らしさを語っていたのを思い出しました。回りながら空へと飛び立つような像の躍動感に感動した、みたいなことをおっしゃっていたと思います。

ApolloAndDaphne.JPG
By Int3gr4te投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0,

さて、今日はこちらを読んだりしました。先日Kindleで安売りしていたのでついつい。

イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
クレイトン・M・クリステンセン ジェームズ・アルワース カレン・ディロン
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なかなか面白いです。ふふふ。

では、また。おやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

土曜日。体が動かずなかなか起きられない。とりあえず、起きて泳ぎに行くが、帰宅して猛烈な眠気と気だるさにより、ダウン。とりあえず、午睡。

日曜日。起きられず。午後、家事をやるが、動けなくなり、20時には睡眠。

本日。仕事場で、顔が火照って真っ赤に。おそらく熱が出ている状況。仕事場の皆さんには早く帰れ、と言われますが、顔が火照っているだけで、仕事はできるので、そのまま21時すぎまで仕事して帰宅。

現在は、熱っぽいですが、頭も痛くなく、まあなんとか。

というわけで、おそらく、インフルエンザにかかったのだと思います。

毎年ワクチンを打っていますが、多分ワクチンが効いて、軽症で済んだのだと思います。こう言う症状は、毎年一度、必ずかかりますが、絶対に重症化しません。ワクチンの効用なのかはわかりませんがけれど、信じる者は救われます。

でも、これで、明日重症化したら「自己管理ができてませんね」と言われるのがオチなので、今日は寝ることにします。おやすみなさい。

Opera,Richard Strauss

今日は、昨日少し触れたこちらを。

Capriccio
Capriccio

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最近聞いていなかったので、ずいぶん懐かしい気分です。この音源ですと、フィッシャー=ディースカウが伯爵を歌っているのですが、それが本当に素晴らしいのです。朗々と自由に羽ばたくように歌っているのですね。すべてを分かって歌っている、という安定感があります。
また、伯爵夫人を歌うヤノヴィッツもいいのです。ビブラートがほとんどない澄んだ清らかな声です。

ちなみに、私、この伯爵夫人という訳語がどうも気になっています。一応、このオペラの主人公である伯爵夫人マドレーヌは若くして未亡人になった方。原語では、Gräfinとなっています。伯爵の女性形です。わかりにくいのですが、登場人物の一人である伯爵は、伯爵夫人マドレーヌの兄になります。要は伯爵家の兄妹ということになるわけです。

そうすると、マドレーヌの名乗る伯爵夫人というのは、どういうこと?

<案1>
未亡人とあるので、死んだ夫もやはり伯爵で、その夫人だったということで伯爵夫人と名乗るのか?

<案2>
あるいは、伯爵家の血筋を引いているから、伯爵の女性形であるGräfinを名乗っており、その訳語がたまたま伯爵夫人となっているだけであり、要は伯爵位を持つ女性が伯爵夫人、ということになるのか。確かに、伯爵夫人ではなく伯爵令嬢という訳語を当てているケースもあるようですし。

いろいろ調べると、結局、女性が爵位を持つケースはあり、その場合、呼称は爵位の女性形になるようです。なので区別がつかないみたいです。イギリスだと、その後に何らかの補足的な表現(in her own rightなど)をつけるようです。

まあ、爵位は一人のものですので、伯爵家の娘だからといって、兄妹で伯爵を名乗るわけにはいかないような気もします。案2かなあ。

ちなみに、カプリッチョの舞台はフランスですので、フランス貴族です。

というわけで、また明日。おやすみなさい。グーテナハトです。

Opera,Richard Strauss

いや、この奇想曲が訳語だというカプリッチョという名前がついた楽曲はいくつもありますが、私の場合、このリヒャルト・シュトラウスのオペラ《カプリッチョ》が最初に思いつきます。

こちらの録音。

Capriccio

Capriccio

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Capriccio

Capriccio

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本当に洒脱で素晴らしいオペラです。2回ほど実演に触れつつ、METライブビューイングでも見ました。

ああー、それにしてもオペラを見たいです。難しい状況。

今日も結局遅くまで仕事場にて。年度末になるとさすがに仕事が増えます。特に、スタッフ系だとなおさら事務仕事が増えます。

というわけで、実は日付が回って書いていますが、遡求更新することに。。みなさま、よい週末をお過ごしください。

 

Miscellaneous

モーリス・ホワイトがなくなって、Earth Wind & Fireの曲を聴くことが多くなりました。毎朝、仕事場まで歩く10分ぐらい、決まってEWFを聞きます。

あえて、ネットで同じ意見を調べることはしませんが、多分EWFの影響を受けてIncognitoがあるんだと思いました。そこにある共通性は、重厚なホーンセクションだけなのかもしれないのですが、何か、EWFにあるキレとか重さとかグルーヴなんかが、Incognitoに受け継がれているんだろうなあ、と思ったり。

そんなことを思いながら、今や私にとっては懐かしいメロディになりつつあるIncognitoをつまみ聞きした帰宅時間でした。

例えばこちら、など。

Surreal
Surreal

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Incognito
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さて、ふと思ったこと。昨夜書いた《エレクトラ》のことの中で、世界は《エレクトラ》のようだ、とかいました。なんだか、最近、そういう世界に浸りすぎているんだろうなあ、と。まあ、そっちの世界ではそれでいいんですが、たまには、そうじゃない「美しい」世界にも戻らないと、なんてことを思ったり。そういう時に辻邦生を読むべし、です。

それではみなさま、おやすみなさい。

Opera,Richard Strauss

昨日から聞いているサヴァリッシュの《エレクトラ》。

この複雑な音響こそ、ロマン派の終着点の一つなのではないか、と思いました。ただ、その後、シュトラウスはもう一つの終着点である《カプリッチョ》にもたどり着くのですが。《エレクトラ》が全てを取り込む重厚長大な終着点であるのに対して、《カプリッチョ》は粋のような抑制があります。何か、戦うことに疲れた老兵のような。シュトラウスのそういうところが大好きです。天才の手遊びのような。マーラーが長生きしたらやはりそうなったんだろうか、なんてことを思ったり。

Strauss: Elektra
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Wolfgang Sawallisch
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私が《エレクトラ》で一番好きなのは、の最初の方のエレクトラの妹のクリュソテミスが歌うところ。あそこは、歌っていることが人間として真っ当なことなので、このおどろおどろしい世界の中で唯一美しいと思うのです。確か、母親になりたい、といったようなことを歌っていたはずです。人間らしいものが美しい、か。ですが、世界はおそらくは、そこ以外の《エレクトラ》みたいなんでしょうね、きっと。

そうだ。エレクトラのことを最初に意識したのは、デュトワがN響を演奏会形式でやったときのことを聞いたからでした。こちらに当時の模様をレポートしてくださっている方の文章がありました、そうか。2003年のことでしたか。。もっと前かと思いました。

ところで、昨今思うのは、置いていかれる感覚。これって、まあ、健全な感覚なんだと思います。そうでないと、人間進歩がありません。やりたいことたくさん。でも24時間。

それではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

Computer

最近、こちらのキーボードを愛用中です。

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Strauss: Elektra
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Wolfgang Sawallisch
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Apple Musicで、サヴァリッシュのシュトラウスオペラを探していたら出てきました。これも未聴でしたので、なかなか面白いです。なんかルバートがベームっぽいなあ、と思ったり。もう少し聞くと感想が書けそうです。

それではみなさま、おやすみなさい。

Opera,Richard Strauss

ザビーネ・マイアのことを調べているうちに、Apple Musicでなぜかシュトラウスの《影のない女》を聴いてしまい、いや、本当にいい曲だわ、と。

Die Frau Ohne Schatten
Die Frau Ohne Schatten

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シュトラウスは本当に素晴らしい。

サヴァリッシュ盤だと、ルネ・コロの皇帝が聞けるんですね。シノポリ盤やショルティ盤とは違う味わいです。それから、結構重い演奏だったというのも驚きでした。のっけから、長大で驚いてしまいました。

サヴァリッシュって、今から10年ほど前に、ミュンヘンでシュトラウスの全オペラ公演をやっていたはず。と思いましたが、記憶違いで、1988年のことのようです。

http://www.sueddeutsche.de/muenchen/bayerische-staatsoper-dirigent-und-pianist-sawallisch-ist-tot-1.1607986

https://www.staatsoper.de/staatsoper/geschichte/bayerische-staatsoper.html

こちらの音源の発売は1988年となっています。おそらくは、このミュンヘンでの全オペラ公演と関連したものなんだと思われます。

http://www.allmusic.com/album/richard-strauss-die-frau-ohne-schatten-mw0001966009/releases

いろいろ調べてみると、こんな記事が。どうやら、当時の音楽評論のようです。中盤部分に《影のない女》についての記載がありますが、皇帝はRobert Schunkが歌っていたようで、ルネ・コロではないようです。こちらによれば、サヴァリッシュの指揮は、力強く、色彩豊かで、ドラマティックで響き渡るような感覚をもたらすものだったようです。

http://articles.chicagotribune.com/1988-07-21/features/8801160527_1_guntram-wolfgang-sawallisch-frau

というわけで、しばしミュンヘンのことを思い出したりして。。バイエルン州立歌劇場での「利口な女狐の物語」と「ボエーム」のセッティング風景です。

IMG_0111

東京地方は、急に寒くなりました。いやはや、寒暖の差が激しいですね。日経平均も激しい動きのようです。

では、皆様おやすみなさい。

Johannes Brahms

ザビーネ・マイアのクラリネットを聞きました。

今日のNHK-FMの名演奏ライブラリで取り上げられていたのですね。朝、ラジオをつけると、なんだかメチャメチャ繊細でダイナミックなクラリネットが聞こえて、これは? と思い調べると、マイアでした。つけた瞬間にやっていたのが、ブロムシュテットが振っているウェーバーのクラリネット協奏曲なんですが、これ、初めて聞きましたが、めちゃすごかったですよ。

Weber: Klarinettekonze 1

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まあ、ザビーネ・マイアで思い出すのは、カラヤンとベルリンフィルの仲違いのきっかけとなった方、ということだったり、あるいはアバドがルツェルンでマーラーの《復活》を振ったときの祝祭管弦楽団のクラリネットがマイアで、鬼気迫る演奏をしていたうことぐらいでした。

マーラー:交響曲第2番 ハ短調《復活》 アバド [DVD]
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もちろんCDも何枚か持っていて、番組後半で流れたブラームスのクラリネット五重奏曲は当然聞いたことがあるものでした。と思いましたが、私が持っていたのは別の音源。こちらでした。

ブラームス:クラリネット五重奏曲&弦楽五重奏曲第2番

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Miscellaneous

今日は久々にアバドの《セビリアの理髪師》を聴いて、13年前のことを思い出したり。つまり、はじめて新国立劇場で見たオペラの演目が《セビリアの理髪師》だったのでした。思い出深いオペラです。

Rossini: Il barbiere di Siviglia

Rossini: Il barbiere di Siviglia

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全部で3回、新国立劇場で《セビリアの理髪師》をみましたが、本当に幸福な気分になる演目ですね。旧弊を打ち破る若者のドラマ、みたいな。

まあ、後日談はイマイチですけれど。モーツァルトとミヨーが続編をオペラ化しています。《フィガロの結婚》と《罪ある母》です。続編のあらすじは、《セビリアの理髪師》を見てから確認した方が良いと思います。イメージが崩れますから。
今日はApple Music で、こちらも少しつまみ食い。

Rossini: Il barbiere di Siviglia

Rossini: Il barbiere di Siviglia

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だが、それ以外のことはなかなかできない一日。昨今、ちと飽和気味?

それではみなさまも良い週末の夜をお過ごしください。おやすみなさい。