Jazz

Wes Bound
Wes Bound

posted with amazlet at 16.02.02
Lee Ritenour
Grp Records (1993-03-02)
売り上げランキング: 127,495

いやあ、本当にいい音を作るリトナーです。今日の帰宅時はこちらを2回ほど聴きましたが、本当にこの音には惚れ惚れします。

特に、Ocean Ave.という曲。溢れる音の感じが最高。定番のfour on sixのグルーヴもいいです。この曲聴きながら何度もなんどもコピーを繰り返したのを思い出しました。今から22年前のこと。Road Songという曲も随分と練習の材料でした。高田馬場の下宿の部屋の窓際でCDを聞きつつEWIでコピーしたりするという状況だったと思います。

ですので、サックスを吹いていた私が、このアルバムを「私を構成する9枚」の1枚に入れたというわけなんだと思います。

それにしても、音楽をやっている時でさえ本当に悩みぬいた学生時代でしたが、結局死ぬまで悩むんだろうなあ、と。悩みながら行動しないといけないのですけれど。

寒い1日。久々に泳ぎました。と言っても3日ぶりですが。相変わらず10分しか泳ぎませんが、今日初めて平泳ぎよりクロールの方が泳いだ時間が長かった気がします。もう少し体力がついて、疲れにくい体になるといいのですけれど、あと1年ぐらいはかかるかも。

ではみなさまおやすみなさい。グーテナハトです。

Jazz

#私ヲ構成スル9枚 ジャズ編

今日はジャズ編の私を構成する9枚。

  • インコグニートの100°risingは忘れられない一枚。このアルバム、全てがいい曲で困る! というアルバム。
  • パットメセニーのSecret Story も全てがいい! と思ったアルバムです。これもジャズか、と驚いたアルバム。
  • リトナーのウェス・バウンドは、サックスのインプロヴァイズの練習でずいぶんお世話になりました。誰にも話したことがないことです。
  • マイケル・ブレッカーのNow You See Itは、初めて聞いたマイケル・ブレッカー。日本のフュージョンのような音を想像していたのですが、全く違うサウンドが流れてきて、驚いた記憶があります。
  • チック・コリアのThreeQuartetsは、歌えるほど聴き込みました。一曲はバンドで演奏しました。
  • さらにマイケル・ブレッカーのDon’t try this at homeは、ジャケットが本当にカッコイイ。もちろん演奏も良いんですが、ジャケット写真もやはり私を構成するものになります。
  • リトナーのColor Ritもすべてがいい、と思ったアルバム。
  • イリアーヌ・イリアスのDreamerは、ある時毎日ように聴き込みました。どんなにひどい時でもこのアルバムを聴いてなんとか耐え忍びました。
  • そしてチック・コリアのMad Hatter。もちろん、ジョー・ファレルの吹くHumpty Dumptyも素晴らしいが、最後にハービー・ハンコックも参加するThe Mad Hatter Rhapsodyも。Humpty Dumptyは、二回バンドでやりました。

で、書いた後に気づいたのですがもう一枚、外せないアルバムがあることに気づきました。困った。。

今日も早く寝ないと。。と言いながらも、もう23時半。

そろそろ休みます。みなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。

Classical

「私を構成する9枚」というのが流行っているようです。昔も、「クラヲタに聞く100の質問」というのがありましたが、あれと似てますかね。まあ、こういうのは、自己顕示の表れだったりするのかもしれませんが、まあ、やってみようと思いました。

IMG_5130

直感的に出したところ9枚を超えたので幾つかは選外にしました。左上からコメント。まあ、古いアルバムばかりになります。苦楽を共にしたアルバムたちですから。つうか、DVDも入っているか。。

  • クライバーのトリスタンは、強烈でした。1998年に聴いたのだと思います。こんなに綺麗なものがあるんだ、と驚いたものです。
  • ジュリーニのブル8は、同曲異演の恐ろしさを知りました。
  • シェーフェーがルルを演じたグラインドボーン音楽祭の《ルル》。BSで放送されていたのですが、食い入るように見てしまいました。多分、オペラに初めて見入ったのがこちらでした。
  • 同じく、クライバーの《ばらの騎士》も、強烈。最初はばらの献呈の場面が好きでしたが、歳をとると、最後の三重唱が好きになりました。そのままでわかりやすい。。
  • ショルティのマーラー8番は、多分初めて買ったCDです。本当はマゼールの方が良いのかもしれませんが、ルネ・コロのテノールが素晴らしかった。何度も何度も聞いた一枚。
  • チェリビダッケの《展覧会の絵》も強烈。タワレコでかかっていたのを聴いて衝撃を受け、速攻で買ってしまいました。
  • フランクのヴァイオリンソナタも思い出深い一枚。ちょうどプルーストを読んでいた頃に聞きました。
  • シノポリの《マノン・レスコー》も美しすぎて衝撃でした。これを聞いたのがきっかけでミュンヘンのシュターツオーパーでマノン・レスコーを聴いたんでした。休憩なしで2時間のパフォーマンスでしたが、あんなに濃密なオペラのパフォーマンスはなかったなあ。
  • アバドの《ヴォツェック》が初めてのベルク体験でした。このCDはカミさんが買いましたが、私が貰い受けて、愛聴しているもの。

カラヤンのトゥーランドット、カラヤンのボエームは泣く泣く選外。カラヤンはスタイリッシュすぎるかなあ、と。ハイティンクの指環は、出会った時期が最近(と言っても10年ほど前?)なので、もう少し経つと圏内に入るかもしれない。

ジャズ系も別途ありますけれど、今日はこの辺りで。

明日の東京地方はまた雪でしょうか?  通勤時間はお気をつけください。

それではお休みなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

今日、疲れを癒すためにずっと家。マゼールの《オルガン付き》や《ローマ三部作》をきいたり。。

で、BSプレミアムでやっていた、世界ふれあい街歩きのドイツ総集編的な番組をちらりちらり見ていたのですが、なんだかドイツにまた行きたくなりました。

まあ、世界ふれあい街歩きは、ロケなので、台本がある街歩きです。なので、街ゆく人の人の良さようのようなものも演技だったりするわけです。なので、「絶対に騙されてはいけない! 日本人が勘違いすると困るじゃない!」とうちの家族は言っておりますが、それにしたって、まあいい感じだなあ、と。

ブレーメンでは「この街は大きいが、人との距離は近い」みたいなことを、夕方にビアガーデンで飲んでいる若者たちが言っているのを見て、まあ、本当にそんなことがあるかどうかはわからないし、たとえあったとしても、日本人がそうしたコミュニティに入れるわけもないのですが、ただただ羨ましいなあ、と思ったり。

それから、ローテンブルクの鍜治屋での一幕で、鍜治屋の主人が、自分の息子を指差して、Mein Sohnといったんですが、これは《パルジファル》でティトレルがアンフォルタスに「我が息子よ」と呼びかけるあのシーンと同じセリフじゃないか!と勝手に盛り上がったり。アホですね。

映像で見る街並みもずいぶん美しく、これも家族に言わせると、「19世紀に植民地から富を吸い上げた結果」ということで、まあそういう面もあるとは思いますが、それにしても、何かそれだけでは説明できないことがあるなあ、と。キリスト教文化という共通基盤の上に、様々な文化を持った民族や国家がいくつもあって、その摩擦において切磋琢磨した結果なのかもしれないですね。

こちらは、ピルニッツ宮殿。あのピルニッツ宣言の舞台。ドレスデンからエルベ川を遡行したところにあります。庭にはリスが走り回っていましたね。ちょうど10年ほど前に行ったドレスデン旅行で立ち寄った場所の一つです。いい思い出ですが、昨今は特にいろいろなものが変わっていますので、ドイツに行きたいと言いながらも、行ってみると難しいこともあるかもなあ、とも思います。

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今日は本当に休んでしまいました。明日は、いろいろと仕事をしないと。

それではみなさまおやすみなさい。グーテナハトです。

Miscellaneous

Photo

先日、都電に乗りました。私的には、乗った記憶があるようは、ないような、という感じでしたが、改めて新鮮な気分でした。時が止まっている感じ。

そういう意味で言うと、こちらも懐かしい。いや、昨日も取り上げましたが、交響曲第1番は、本当に懐かしいです。とても好きな曲でしたが、この25年は聞いていなかったということに気づきました。でも本当に素晴らしい曲です。最終楽章でティンパニーがリフを出すところがあるのですが、そこは随分かっこいいですね。

ショスタコーヴィチ:交響曲第1番&第7番「レニングラード」
バーンスタイン(レナード)
ユニバーサル ミュージック (2015-10-14)
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明日の東京地方は雪とのこと。皆さまどうかお気をつけください。

それでは、おやすみなさい。グーテナハトです

Dmitrii Dmitrievich Shostakovich,Symphony

今日もレニングラード。バーンスタイン盤。レニーのレニングラード。ロジェストヴェンスキーは週末にiTunesに取り込まないと。

ショスタコーヴィチ:交響曲第1番&第7番「レニングラード」
バーンスタイン(レナード)
ユニバーサル ミュージック (2015-10-14)
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シカゴ交響楽団をバーンスタインが振っているのですが、シカゴ交響楽団はすごいですよ、やはり。きめ細かさとパワーが半端ないです。金管のこう言うオケで聞くショスタコーヴィチはあまりに素晴らしすぎます。

なんだか、もっとソ連っぽいオケが恋しくなるという気も致しますが、どうでしょうか。

カップリングされている交響曲第1番も立派な演奏でした。

 

それにしても、もっとでっかいことをやってみたいなあ、と思いました。まあ、他の方のやっていることは大きく見えるものなのかもしれませんが。

明日は早起きの見込み。頑張らないと。。

ではお休みなさい。グーテナハトです。

Dmitrii Dmitrievich Shostakovich

ロジェストヴェンスキーの《レニングラード》をApple Musicで聴いていましたが、ちょっとこれは。。。という録音でした。いや、確かに爆発的な演奏で、いいところはいいのですが

<div class="sticky-itslink" style="margin-bottom:1em;"><a href="https://itunes.apple.com/jp/album/shostakovich-symphony-no./id166160082?uo=4″ rel="nofollow" target="_blank"><img src="http://is5.mzstatic.com/image/thumb/Music/v4/72/91/d3/7291d318-ebbd-abc1-2b67-4b7d624ef9ed/source/100x100bb.jpg" style="border-style:none;float:left;margin-right:5px;" alt="Shostakovich: Symphony No. 7 in C Major, Op. 60 'Leningrad'" title="Shostakovich: Symphony No. 7 in C Major, Op. 60 'Leningrad'" /></a><div class="sticky-itslinktext" style="float:left;"><a href="https://itunes.apple.com/jp/album/shostakovich-symphony-no./id166160082?uo=4″ rel="nofollow" target="_blank">Shostakovich: Symphony No. 7 in C Major, Op. 60 'Leningrad'</a><br />Gennady Rozhdestvensky & Grand Symphony Orchestra of Radio and Television<br />ジャンル: クラシック<br />リリース日: 2006-06-08<br />価格: 600円<br /> <a href="https://itunes.apple.com/jp/album/shostakovich-symphony-no./id166160082?uo=4″ rel="nofollow" target="_blank"><img src="http://linkmaker.itunes.apple.com/htmlResources/assets//images/web/linkmaker/badge_itunes-sm.png" alt ="iTunesで見る" style="border-style:none;" class="sticky-itslinkbadge" /></a><br /><span style="font-size:xx-small;">posted with <a href="http://sticky.linclip.com/rank/" target="_blank">sticky</a> on 2016.1.27</span></div><br style="clear:left;" /></div>

別盤として、メロディアレーベルからでていた、ソヴィエト国立文化省交響楽団の盤。家にあるのですが、iTunesに登録しておらず、今日は聞けませんでした。週末取り込む時間があるか。。

写真 1 - 2016-01-27

 

冷静に、冷静に、という感じで頑張らないと。やることたくさん。

今日は短めです。それではまた。おやすみなさい。グーテナハトです。

Dmitrii Dmitrievich Shostakovich,Symphony

Shostakovich, D.: Symphony No. 7,
Naxos Classical Archives (2000-01-01)
売り上げランキング: 161,761

今日は、ムラヴィンスキーのレニングラードを早速聞きました。

これは名演なんだろうなあ。第一楽章の緊張感と切迫感。フィナーレの暗い高揚。モノラル録音ではあるのですが、迫力はかなりのものです。

今日聞いて思ったことですが、わたし、この曲は、戦争への怒りが込められているとしか思えないのです。戦意高揚もあるにせよ、それはいわゆるダブルスピークでしょう。あの有名な第一楽章の繰り返しは、揶揄と皮肉としか思えない。徴兵され非人道的な戦いを強いた赤軍への大いなる悲しみと怒りにしか思えない。あの単純で大仰なフレーズは、赤軍兵士をもちろん尊敬してるのだけれど、まだ戦争になれないまま戦場に向かう兵士の不幸なんだろうなあ、と思うのです。おそらくは、ドイツ軍がどんなものかもしれずに進撃するのだけれど、いざドイツ軍との戦闘に入った時の混乱と苦悩とも言えるティンパニーの連打、そして残るのは悲しみだけ、というあまりに鮮烈な風景が見えてしまいました。

ショスタコーヴィチがそういう意図で作曲しているわけではないのかもしれませんが、そう感じさせるようなムラヴィンスキーの演奏だったのです。

独ソ戦をいろいろ調べると、それはそれはひどい話が出てきます。まあ、歴史というのは、恣意的なものですので、どこまでが本当なのかはわかりません。ロシア側もドイツ側も大変な状況。ロシアだけでなく、周辺諸国も大変な状況。ファティマの聖母ではないですが、地獄はある、ということなんでしょうか。

戦争をなくすために何をすればいいのかという議論は、多くあり、何が正しいのかは私にはわかりませんが、歴史と現実を見ることなんだろうなあ、と。先日どこかで読んだ話では、川をさかのぼり(歴史をさかのぼり)、海を渡る(海外を見る)、ということに尽きる、ということなんでしょうけれど。

ショスタコーヴィチの糸のようなものはあの有名な「証言」があるわけですが、こちらも偽書の疑いがあります。私はこの「証言」史観にさらされている感もあります。けれども、真実が必要というわけではなく、正しい解釈が必要ということになるのだとも思います。

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今日も早く寝ようと思いましたがなかなか。そろそろ寝ようと思います。みなさまおやすみなさい。グーテナハトです。

Composer,Dmitrii Dmitrievich Shostakovich,Symphony

今日はこちら。

Symphony No 7 (Hybr)
Symphony No 7 (Hybr)

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昨日取り上げたヤンソンスがレニングラードフィルを振っているのに対し、こちらはアムステルダムのロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団。いやあ、本当に音がいいです。オケの音もホールの音もとてもいいですね。それから、テンポが少し落ち気味になっていて、より大きな演奏になっているようです。

アマゾンのコメントを見ると、どうもこのあたりは賛否両論あるようです。レニングラードフィルの演奏は、一層ムラヴィンスキーの影響が色濃いのだとか。ムラヴィンスキー盤聴いたことないなあ、と思いつつ探してみると、Apple Musicには入っているようです。明日はそちらを聞いてみよう。

ショスタコーヴィチも奥深い。そういえば、交響曲を全曲聴いたことがあるだろうか? と思ったり。3番とか聴いてないかもしれない、などと。4番とかは強烈。11番も強烈。あー、12番とか14番とかも聴いているんですが、印象が薄いなあ。。何気に9番も印象薄い。。一応、交響曲全集はハイティンク、バルシャイ、ヤンソンス、ロジェストヴェンスキーと充実のラインナップを持っているんだ、ということに気づいたり。まだまだ修行が足らないです。

昨年が没後40年で、今年は生誕110年。うーむ。弦楽四重奏という巨大な塔もあるし、オペラの大作もあるし、「証言」というテクストもあるし、too hugeとも言える巨大な人格と才能だなあ、と。

立ちはだかるものの大きさを感じつつ今日は休もうと思います。おやすみなさい。

Symphony

もちろん私はレニングラードに行ったことはありません。ましてやサンクトペテルブルクにも。ですが、つい最近写真を出したように、それらしき町の上を飛行機で通りかかったことはあります。そうではない可能性もあります。凍った海に砕氷船が作った航路がくっくり見えたりしていますね。

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今日のNHK-FMのブラヴォー・オーケストラは、井上道義指揮大阪フィルハーモニーオーケストラでショスタコーヴィチの交響曲第7番《レニングラード》でした。

この曲、中学三年の時に結構はまってました。当時、目覚まし代わりにカセットテープを鳴らしていたのですが、この曲もずいぶんと使いました。今から思うと、早朝、暗いうちにこの曲が響き渡るというのも、ずいぶんとシュールなもので、今ならげんなりとして起きることになるでしょう。ああ、今日も労働か、みたいな。

当時聴いていたのは、こちらの盤でした。マリスヤンソンス指揮。当時のマリス・ヤンソンスは若手注目の指揮者ということで売り出し中でした。音源はこちらだと思います。クレジットがまだ「レニングラードフィルハーモニー管弦楽団」となっているのも時代を感じさせます。

ショスタコーヴィチ:交響曲第7番「レニングラード」
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《レニングラード》のあの偏執的な繰り返しは、きっと何かへの当てつけだったりするのではないか、と思うのは私だけでしょうか。ショスタコヴィチは権力へと笑みを浮かべながら振り返ってしっかり舌を出すような男だったと思うのです。二重の意味が隠されているに違いない、と思うってしまうのです。あるいは、そうれがそうでなかったとしても、そう思うのは作品が世に出ている以上聞き手のイニシアティブのもと行われざるをえないことです。意味があろうとなかろうと。

また明日からウィークデーが始まります。頑張らないと。

ではみなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。