久々に上野へ行く

今日は久々に上野に行きました。上野の国立博物館で開催されている運慶展に行ってきました。

いや、本当に、博物館あるいは美術館と言うものは、どの国の博物館や美術館であっても、そこには、何か美的なものに対する尊厳のようなものが溢れていて、日常の娑婆の出来事が、ここではただただ浄化されているような思いになり、幸福感を感じます。

運慶による彫像群はもちろん写真に撮ることができませんが、その芸術的な繊細者であったり、あるいは気迫のようなものも感じ、あるいは宗教的な畏怖感を感じたり、本当にありがたい時間でした。

全部で7体の彫像があったわけですが、誰もが、900年にわたって、信仰の対象になってきたわけで、そこに積み重なった祈りの力のようなものを感じ、博物館の中の文化財であるとは言え、何か合掌て、日ごろの感謝であったり、今後の安寧と平安を祈る気持ちになりました。

長い時間を過ごしてきたという事は、それ自体が価値であると思います。若い頃は、新しいことこそが正義であるかのように思いますが、この年になると、長く続いたものの価値であったり、意味であったりを感じることも多くなりました。もちろん、新しいものが良い場合も、当然多いわけです。けれども、長く続いてきたものには、それなりの理由があるわけで、人間の歴史としては、長く続いてきたものこそが、何か人間には根源的な意味があったりするのではないかとも思うわけです。

それにしても、日が短くなり、5時を過ぎてしまうと、もう東京は真っ暗です。今日は半月だったようで、日が暮れると東の高い空には、月が輝いていました。月がこうして新月から半月を得て、満月へと進むと言うサイクルも、やはり人類が知能を持って以来、変わらない原理です。こうした原理も、やはり価値のあるものなのだろうとも思います。 

ということで、皆様おやすみなさい。

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Posted by Shushi