
やれやれ、冬が近づく季節。しかし、それでも美しい。ありがとう。
人間には何といろいろな啓示が用意されているのだろう。地上では雲も語り、樹々も語る。大地は、人間に語りかける大きな書物なのだ。…… 辻邦生


やれやれ、冬が近づく季節。しかし、それでも美しい。ありがとう。
「三体」、引き続き読んでいます。散文を読むのは久しぶりです。今日は、Kindle Paper white を使って読んでいます。何だか初めてこんなにも使ったのか、という感じです。割と、反応も良いし、軽いし、気も散らないし。
「三体」を読みながら聴く音楽は何かな、ということでいうと、何と、ロラン・バルファだったりします。映画音楽、ゲーム音楽は、確かにSF小説にはよく似合います。一昨年の冬に、仕事をしながら、聴いたのか、ロラン・バルファとの出会い。折を見て聴いていました。
「三体」は、何冊も続くようです。もう少し楽しみができたかも、です。
ては、おやすみなさい。。。

それにしても、美しい月。そして、右上には木星も見えました。何かに思い悩んでいても、天空は動じず、我々を見守ることでしょう。月と木星をみて、宇宙の巨大さに思いを至らしめる気がします。
それでは、また明日も。
おやすみなさい。

先日、外国人を含めた何人かの理系の方々と食事をしたのですが、「『三体』が面白い。あれは映画よりまずは本を読むのが良い」という話になりました。それも4人中4人がそういうのでした。
半年前にも、「三体」を勧められて、まずは映画から、と思いましたが、冒頭の30分ほど見て、さすがに、深夜23時半に帰宅して、食事をとりながら観るのは重いな、と思い、なかなか手が伸びていなかったのです。
ただ、この夏、いつかは読むだろう、と思い、Kindleの安売りセールで何冊か買っていました。
持論ですが、Kindleは、おそらく小説には合います。最初から順番に読まなければならないので。実用書だとパラパラめくって、どこに何が書いてあるのかを把握したりするので、Kindleは少しやりにくいのですが。
それで、この週末から、いまさらながら「三体」に取り掛かったのですが、日本語訳も素晴らしいこともあるのでしょうが、やはり面白いですね。文化大革命の描写は、身震いするものですし、辺境の強制労働のシーンなども、なにか、大河小説の奥行きを感じるものでした。
それにしても、こうした暗鬱な時代を書くことは、本当に身を切るようなことなんだろうな、と思います。何を目的に人は小説を書くのか、ということをたまに考えますが、それは本当に人それぞれだろうな、と思います。そういう意味で言うと、辻邦生が戦争を描写しなかった、というのは、小説を書く目的と関係するのではないか、と思うことがあります。
といことで、冒頭をいくばくか読むだけで、なにか構成美のようなものも感じますので、時間をとって読めると良いな、と思います。こういった本は実用書とは違う密度を持ちます。このところ小説を読めなくなっていた感じもあるので、ありがたい機会だな、と思います。
それでは、おやすみなさい。グーテナハトです。

何か素晴らしい午後だったので記録しておこう。
本郷界隈の要務地を後にしたのが、夕方16時ごろ。
水道橋まで忠弥坂をくだったところで、後楽園の向こう側から夕方の気だるく甘い太陽の光が差し込んでいました。三田線水道橋駅へ向かおうとして、路地の向こうを見ると、金刀比羅神社があり、確かにその路地には、夕陽を眺める老人がいて、それはまるで仁王様のように目を見開き、金比羅様を守っているようでもあったのですが、意を決して路地を通り抜け、金比羅様を参拝しました。
三田線水道橋駅界隈は、後楽園ゆうえんちがあることもあり、何か人々の明るい風情に満たされているようで、オープンバーで夕陽を見ながらテーブルを囲んでアルコールを楽しむ人たちもいて、歩いているだけで幸福感に満たされるようでもありました。
水道橋から新宿三丁目に向かおうと、地下鉄駅のホームへ向かうと、日吉へ向かう列車が入線。隣駅の神保町まで1分。
降りると、都営新宿線の新宿方面へ向かうエスカレーターが眼前に。
エスカレーターを上り、都営新宿線のホームへ行くと、列車はすぐに入線してきて、乗車すると目の前の座席が空いていたので着席。
新宿三丁目では、とある生活必需品を購入することにしていましたが、売り切れ前の最後の一つを購入。
お店を出て、カフェで遅い昼食でも取ろうか、カフェを探しますが、どこも満席で、仕方がなく別の駅へ移動しようか、と新宿三丁目駅副都心線ホームへ向かうと、自宅最寄駅方面へ直行する列車が発車寸前で待っていて、咄嗟に乗車。
水道橋の良い雰囲気や金比羅神社参拝で、何かいい運気をいただいたのかしら、と思いながら。。
どうか良い運気が皆様のところにも。
それではおやすみなさい。
最近は、8時台から会議が始まるので、物事を考える時間が少なくなっています。やはり、朝という時間は素晴らしい。辻邦夫も、朝早く起きて仕事をしていたと言います。どんなに疲れても早朝執筆をしていたと。結局は体力なんだろうなあ、と。辻邦生の健啖家ぶりは、先日、松本の講演でも触れられていたと思います。
夜は、仕事場の方々と懇親会。池袋近く。私の友人が教えてくれたお店をたまたま幹事の方が選んでいて、割と楽しい時間。外国の方も来ていたので刺激があります。
私もせっせと動いていかないとと思いました。
それでは。

私はクラシックだけでなく、ジャズを良くしますし、ジャズから派生してポップスなども聞くことがあります。数年前からよく聞くのが冨田ラボです。楽曲としての完成度は大変高いものがあり、J-Popの本当に良い雰囲気を出しています。美しくかっこよく、グルーヴしている感じ。
冨田さんはマイケル・ブレッカーがお好きとの記事を読んだことがあります。述べたらもの楽曲においてマイケル・ブレッカーの影響を直接的に感じる事は無いのですが、私もマイケル・ブレッカーが大好きですので、何か通じるものがあるのかもしれません。今日は深夜まで自宅で業務しましたがすいません。冨田ラボを聞きながらでした。ありがたいことです。

最近、自宅の仕事場の間取りを少し変えてみました。これまでは本棚の方向を向いていた机を、窓側に変えてみたのです。窓は北にありますので、机が北側に向くということで、なんだか元気がなくなりそうだな、と思いますが、これはもう、仕方がないです。間取りの問題なので。
ですが、割と机が広くなりましたので、読書をしようかなという気にもなるものです。そこで、個人的にもう少し読み進めたいな、と思っていた「情緒論の試み」に取り掛かってみようかな、と思いました。本当は仕事の本などを読むのが良いのかもしれませんが、まあ、いつかは定年を迎えますので、定年後を見据えた本を読んだ方が、実のところ長期的には意味があるのではないか、と思ったりもしまして。
この本、2002年に出版されました。この本が書店に並んでいるのをみた時の記憶を割と鮮明に持っています。また、「情緒論の試み」自体は、岩波の雑誌である「思想」に掲載されていたのですが、学校の図書館で、くだんの「思想」を目撃したこともあります。過去に何度か読んだような微かな記憶もあり、本には付箋が貼ってありますので、まあ何かしら読んだんだろうなと思います。
小説の問題は、「現実認識と想像力の乖離」と、「その結果生まれる言語の対象化」である、と冒頭付近に描かれます。この想像力というのはイマージュの世界のことなのかしら、言語の対象かというのは言語を言語自体で捉えてしまい、そこに言葉を超えたものが入り込めるのか、と言ったことを考えたりしました。辻邦生は、言葉の力を大切にすると思いますが、その言葉によって描かれたものは現実とはまた別のイマージュの世界です。ですが、それ自体は、おそらく現実を超えたものになりうるということと思います。そうした観点の考察が書かれているのでは、と予想しながら、また読んでいきたいと思います。
それにしても、いよいよ冬の入り口という感じです。東京の日の出は6時8分だそうです。西日本はもっと遅いかもしれません。冬真っ盛りの1月ごろ、東京の日の出は7時ごろになります。その頃になると、出勤時真っ暗という話になりまして、やれやれという感じです。まあ、間取りを変えたこともあるので、冬に負けないようなインテリア的な仕掛けを工夫してみようかな、と思っています。
それでは長くなりましたが、今日もおやすみなさい。グーテナハトです。

https://classical.music.apple.com/jp/album/1452586233?l=en-GB
モーツァルトの交響曲で、何を選ぶかと聞かれたら、ハフナーかな、と思います。昔、ジェフリー・テイトのモーツァルト交響曲全集のボックスを買って、iPodに入れて繰り返し聴いていたのでしたが、32番、35番や入った1枚が気に入って、何度も何度も聴いたものです。
しかし、懐古的な話ばかりになるのもあれなので、新しい録音を。ムーティの録音は、なかなか素晴らしいです。柔らかみのある演奏に聞こえました。最近、アバドの颯爽とした演奏に加えて、少し重めの演奏がいいな、と思い、ワーグナーなどは、ティーレマンやバレンボイムに取り組んでみようかな、と思いますが、モーツァルトだと、ムーティというのもいい感じです。
ムーティのモーツァルトをもう少し渉猟してみようかな、と思いました。
しかし、余談ですが、ムーティと言えばヴェルディという印象もありますが、ヴェルディだけは、私にとっては難攻不落の巨城なんですよね。。わずかに、オテロなんかにとりつくのがやっとでした。
というわけで、みなさまも良い一日をお過ごし下さい

少しずつ秋も深まり始めた感じの1日でした。
やはり、11/3は晴れの特異日という感じ。お昼頃に少し曇りましたが、ご覧の通りの青空。夕方にかけても夕陽が眩しい感じ。太陽の高度は、だいたい一月下旬から二月ごろと同じぐらいでしょうか。あと1ヶ月ほどで、日の入りが最も早い季節になります。太陽が好きな私には辛い季節になりました。せめて、部屋は明るく整えたいものだと思います。

今日は、あまり聞いたことのなかったリヒャルト・シュトラウスの交響曲第二番をネーメ・ヤルヴィの指揮で。クラシック音楽作品名事典によれば、1883年の作曲ということなので、20歳ごろの作品ということになります。初演はニューヨークとのこと。ロマン派的な楽曲なのは当たり前ですけれど。
連休終わり、明日も早朝会議です。みなさま、おやすみなさい。グーテナハトです。