ディック「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
posted with amazlet on 07.04.12
フィリップ・K・ディック 浅倉 久志
早川書房 (1977/03)
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いまさらながら、途中まで読んでいるのですが、ああ、これは面白すぎます。何で今まで読んでいなかったんだろう。ごめんなさい、と言う感じです。
まだ読んでいる途中なのですが、書きたくなってしまいました。
核の灰が降り注ぐ核戦争後の廃墟と化した地球に法律を犯して潜入した、新型アンドロイド達とアンドロイドを狩るハンターの死闘。といったところですね、今のところ語れるのは。
アンドロイドと人間は外見上全く見分けがつかない。物理的に調べるためには骨髄を採取しなければならないぐらい分からない。ですが、顔面毛細血管の拡張や、眼の筋肉の収縮の変化を調べることで、アンドロイドを選別しようとするわけです。人間とアンドロイドではその反応に微弱な差違が生じるのですが、それを見分けて、アンドロイドであると分かれば、ハンターはその場でアンドロイドを始末するわけですね。
ある潜入アンドロイドがオペラ歌手になっている、という設定があるのですよ。「魔笛」のパミーナ役の歌手がアンドロイドという設定。しかも歌が大変巧くて、ハンターのリックが感歎するとあります。「シュヴァルツコップよりも素晴らしい」といって、リックがアンドロイド歌手に近づいていくシーンが印象的。
アンドロイドを見分ける過程で、人間とは何かと言うことを考えさせられてしまうわけです。外見上も全く見分けがつかないし、人間の歌手よりも優れたオペラ歌手たり得るアンドロイドですからね。頭も良いですし。
周知のように、ハリソン・フォード主演の映画「ブレードランナー」の原作ですね。観たくなりました。
ディレクターズカット ブレードランナー 最終版
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ワーナー・ホーム・ビデオ (1996/12/20)
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ロボットと人間のせめぎ合いという意味では、「アイ・ロボット」も面白かったです。アシモフのロボット三原則をモティーフにした秀逸なプロット。映像的にも大迫力でした。特に、アンドロイド軍団(?)に強襲される場面、圧巻でした。これもまた観たい映画です。
アイ,ロボット 新生アルティメット・エディション
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (2007/03/23)
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Posted by Shushi
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