Alban Berg

最近ベルクに執心しているのはどうしてなのかは分かりません。決して易しい音楽だなどとは口が裂けても言うつもりはなくて、難しくて仕方がないです。無調感、12音音楽的な響きが調性の持つ安心感を取り去って、聴きながら浮遊するような感覚。決してフリーキーなジャズなどとは違います。どのように計算されているのか興味深くて、今度譜面を買ったり、文献を読んだりしよう、と思っています。

ABQ(アルバン・ベルク弦楽四重奏団)の古い録音を聴いています。新しいほうはEMIですね。TELDECの古い録音のほうが、むしろ柔らか味を帯びていて、新しい録音の尖鋭さが幾分和らいでいるように思えます。仕方がないのですが、少々SN比が高い。時代ものですから、過度に問題視するつもりはまったくありません。それよりも、ABQの音の変わり方のほうが気になりました。演奏もやはりEMIでの新録音のほうが緊張感にあふれているようにも思えます。しかしTELDECの古い録音には、滋味と申しましょうか、なにか優しさすら感じます。どちらが好みか? あえて申せばEMIの新しい録音でしょうか。激しさや凄味はEMIの録音に軍配が上がりそうです。

画像はTELDECではないですが、ジャケット写真が手持ちのTELDECのジャケット写真と同じなので、おそらくは音源は同じだと思われます。

今日も(締め切りすぎましたが)、なんとか更新。明日はルルについて書くか、日曜日に入手した「ばらの騎士」のことを書こうか、という感じです。