数字で見る新国立劇場 その1 これまでの本公演で最も取り上げられた作曲家は?
新企画「数字で見る新国立劇場」。いままでの数ある企画は終わっていませんが、かなり前から調べたいことでしたので、今回アップいたします。
新国立劇場がオープンしたのは1997年10月10日の「建・TAKERU」ですので、はや14年が経とうとしています。私が新国に行き始めたのは2002年ですが、演目の傾向などをまとめたら面白いだろうな、と準備を進めていました。最近やっとデータの確保が出来ましたので、今後徐々に分析していきます(最近、仕事でこういう作業が多い。。。)
第一回は、どんな作曲家が取り上げられているのか、について。
1 ヴェルディ 26回
2 プッチーニ 19回
3 モーツァルト 15回
4 ワーグナー 13回
5 リヒャルト・シュトラウス 12回
6 ロッシーニ 6回
7 ビゼー 5回
8 團伊玖磨 3回
9 マスネ 3回
10 ヨハン・シュトラウス二世 3回
11 以外 34回
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1位、2位は、イタリアの両巨頭であるヴェルディとプッチーニが占めています。これは、これまでの新国立劇場の本公演139回のうち、おおよそ45%を占めるという高占有率です。なるほど。やはり、日本にとってのオペラというものは、イタリアオペラの比重が高いと言うことでしょう。あとで国別でも集計してみます。
つづいて、3位から5位までは、ドイツ=オーストリア系の作曲家であるモーツァルト、ワーグナー、リヒャルト・シュトラウスが占めています。オペラと言えばワーグナー、という向きもあると思いますので、それはまったくうべなうことが出来ます。
シュトラウスファンとしては、ワーグナーに1本次いでリヒャルト・シュトラウスが続いていると言うのがうれしいです。リヒャルト・シュトラウスの上演回数は12回。第6位のロッシーニが6回です。なるほど。
※ データは、1998年から2010・2011シーズンまでを、新国立劇場のウェブサイトの「過去の公演から」を参照して、分析してみました。
つづきます。
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