Giacomo Puccini,Opera

ゆえあって海辺に来ております。思いの外天気がよく、日に焼けて体が真っ赤になってしまいました。まったく……。湯船につかろうと足を入れた途端に激痛が走り、泣きそうになりました。

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ホテルの部屋にはコンポが備え付けられていました。ですが、iPodをつなぐことが出来ず残念です。接続ケーブルを持ってくるべきでした。

で、何枚か持って来たCDを聴いています。

聴いているのは、シノポリが振る「マノン・レスコー」。

Puccini: Manon Lescaut
Puccini: Manon Lescaut

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Deutsche Grammophon (2007-05-08)
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やっぱり、シノポリはカッコイイ!

ダイナミクスなもちろん、テンポにキレがあって、実に清々しいです。

第二幕が終わるところ、テンポを急速に速めて緊張感を作り出すのですが、よくあるやりかたとはいえ、グッと迫ってくるものがあります。

いつもと違う環境で聴くと言うこともあり、あらためて新鮮さ抜群で、カミさんといっしょに、ひえー、かっこいいわ、と二人で驚きながら聴きました。

マノンはフレーニ、デ・グリューはドミンゴ。

ドミンゴが歌う男達は、みんな優しく甘いです。ローエングリンもそうでした。

フレーニのパワーはいつも通り。最後、ルイジアナの砂漠で死に絶えるときでも、絶叫な歌声で(これはオペラによくある矛盾?)圧倒されます。

このCDを聴いて、無性にこの曲を聴きたくなり、ミュンヘンに行ったことがありましたねえ。まだバブルな時代のお話。

明日は台風がくるようです……。

 

それでは。You have.

2011/2012シーズン,NNTT:新国立劇場,Opera

新国立劇場の2011/2012年シーズンも大詰めで、のこすは明後日のローエングリンを残すところとなりました。

このシーズンも本当にスリリングで興奮するシーズンでした。

一人気が早いですが、今年のまとめを勝手ランキングにて。

第一位:ローエングリン

いやあ、もうこれは凄かったす。ついこの前の日曜日でしたけれど。

なによりローエングリンを歌ったフォークトが素晴らしくて、これが世界の声なんだなあ、と感嘆すること仕切りでした。私の敬愛するペーター・シュナイダーの指揮を聴けたのも本当にうれしいです。

以下の二つをどうぞ。

https://museum.projectmnh.com/2012/06/11232027.php

https://museum.projectmnh.com/2012/06/10225000.php

第二位:オテロ

オテロも素晴らしかった。フラッカーロとババジャニアンのバトルを、いわゆる「あんぐりと口を開けて」、放心状態で聞き入ってしまいました。

この公演、凄く密度が濃くて、主役のフラッカーロはもちろん、急遽代役で登場したボルシ、前日の稽古中の怪我をものともせず歌ってくれたババジャニアンの充実した歌と演技に圧倒されっぱなしでした。

記事はこちらもどうぞ。

https://museum.projectmnh.com/2012/04/01190447.php

第三位:沈黙

意外にも(?)次に印象に残っているのは沈黙なのです。重くて重くて仕方がないオペラでしたが、学生時代の気分をしばし思い出しました。現実の重みと神秘への希求がせめぎ合うギリギリのラインを体験した気がします。音楽も素晴らしく、日本語のオペラもここまで出来るのか、と感動しました。

こちらをどうぞ。

https://museum.projectmnh.com/2012/02/18194149.php

合唱

今年、合唱が飛躍したのではないでしょうか? 3月の「さまよえるオランダ人」で感じ始めたと思います。パワーが今までとは違うように思えます。迫力がまして、パフォーマンスを引き締めていたように思いました。今後も期待ですね。

こちらもどうぞ。

https://museum.projectmnh.com/2012/03/18045549.php

そのほか

私は、このシーズンで2公演落としてしまいました。ボエームとドン・ジョヴァンニです。仕事と体調が理由でした。代わりにいったカミさんが楽しんでくれたのがせめてもの救いでした。特にドン・ジョヴァンニは素晴らしかったようで、悔しい限りです。

次のシーズンに向けて

よくよく考えてみると、新国立劇場の最前列というものを体験したことがないなあ、と思いました。来シーズンは前列の席を一部取ってみることにしました。いきなり最前列で「ピータ・グライムス:なんですが、どんな感じでしょうか。また新たな発見があるのではないか、と期待しています。

 

今シーズンのまとめはこちらでもどうぞ。

https://museum.projectmnh.com/opera/nntt/20112012/

それでは。You have.

Opera,Richard Wagner

私の新国立劇場2011/2012年シーズンは終わってしまいました。

バイロイト音楽祭を楽しむには

さて、次のイベントはバイロイト音楽祭です。もちろん、実際に行くことはできなので、ウェブや放送で楽しむことになりそうです。

バイロイト音楽祭を楽しむ方法は、現在私が知っている限りでは以下の通りです。

  1. 本家バイロイト音楽祭のオンデマンドウェブで観る。
  2. NHKの生放送で観る(本年もあるかどうかは不明)
  3. ウェブラジオで聴く
  4. NHK-FMで聴く

今年は、3.ウェブラジオ を中心に考えてみようと思っています。

パルジファルはガッティが降板しジョルダン。この方は1974年生まれの俊英で、現在はパリ国立オペラの音楽監督です。

タンホイザーとオランダ人は両方ともティーレマンが担当するとは。

というわけで、本日はここまで。明日以降も続きます。

それでは、You have.

2011/2012シーズン,NNTT:新国立劇場,Opera,Richard Wagner

ラヴリーな新国立劇場の建築。全然飽きないです。色々写真を撮ってみました。

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さて、今回の実演を聞いて、それ、言っちゃダメだから、という言葉がローエングリンの口から何度が出てきました。

そんな言葉を三つ選びました。

秘密の存在をばらしてしまった。

これは、演出のシュテークマンの前書きに触発されたのです。

曰く、ローエングリンは女心など知らぬうぶな若者で、やってはならないことをしているのである。

その最たるものが、自分には秘密があるんだよ、ということを女の子に言ってしまっていると言うこと。

本当に秘密ならば、秘密の存在すら秘密にしなければならないのに。

 

でも、ローエングリンはたかだかに名前は秘密だから教えられんのだよ、といってしまう。

 

本当にエルザを愛していて、一緒にいたいのならば、エルザに秘密を暴かせるようなことをしてはいけないのだ。

トリスタンが、タントリスと名前を変えてイゾルデの治療を受けたように、あるいは、ジークムントが、本名をかき回したように。

グリーンローエとか、リンローエングとか。

あるいは、ジョン・スミスとかでも良いわけだし。

臣民の前でエルザに最大限のプレッシャーを与えた

第二幕、テルラムントが、ローエングリンに名前をあかせ、と迫るシーンがあります。もちろんローエングリンは名前を言うことはありません。テルラムントのような反逆者に名乗る筋合いなどはないのだ、と一蹴します。

その次に、テルラムントは、じゃあ国王陛下に名乗るべきだ。国王陛下には言う義務があるのだから、と。

そこで、ローエングリンはこういう。いや、国王にさえ言う義務は負わないのだ、という。このときの国王の気分はいったいどうなんだろう、と心配になります。

で、次がひどい。

私に命じられるのは、エルザだけなのだ、というわけです。

政治や主従関係を愛情関係に転換してしまうというわけです。

エルザはここまで言われてしまうと、プレッシャーですよね。

ローエングリンは、事前エルザに名前を聞くな、といっておきながら、みんなの前では、エルザに聞かれたら答えるしかない、と言ってしまいます。

エルザはどうすりゃいいねん、という感じ。

 

秘密があれば、人間はそれを暴きたくなり、さらにそれを暴けるのが自分だけだ、と言われれば逡巡するに決まっているのです。

 

臣民の前でエルザに恥をかかせた。

あとは、最後のシーン。

エルザに名前を聞かれたので、私はローエングリンです、と言ってしまいます。

で、そのあたりでこういうのですよ。

「エルザが約束したことは、みんな知っているよね。名前は決して聞きませんって誓ったよね。でもね、聞かれちゃったんだよ。その硬い誓いを破って。だから僕はここから去るんだ。じゃあね。」

って書いてしまうと、かなりふざけた感じですが、現代に置き換えるとこうなってしまう。

本当に愛しているのならですよ、エルザをもっとかばわなきゃ、と思うのです。

もちろん神的意味があるんでしょうけれど、そうした神的なものをきちんと開示していないから、エルザも人間の一人として、問いを発したくなるわけです。

気の毒なエルザ。

まとめというか。。。

というわけで、現代の社会に当てはめてみると、ローエングリンは結構いまいちな男なんじゃないか、と思ってしまったりしますね。

ワーグナーはそうではないと思います。なぜなら、エルザを描写できているから、です。

たぶん。

 

本当に人間勉強になりますわ。だから面白いのですよね。

 

というわけで、本日はこの辺で。You have.

2011/2012シーズン,NNTT:新国立劇場,Opera,Richard Strauss

新国立劇場「ローエングリン」第二回。昨日の続きです。

カメラ変えたので写真がきれいになりました。開演前のオペラパレス。F2.0のレンズは明るい!

キャスト

昨日の記事にはキャスト表が書いてありませんでしたので、取り急ぎ記しておきます。

  • ハインリヒ国王:ギュンター・グロイスベック
  • ローエングリン:クラウス・フロリアン・フォークト
  • エルザ:リカルダ・メルベート
  • テルラムント:ゲルト・グロホフスキー
  • オルトルート:スサネ・レースマーク
  • 王の伝令:萩原潤
  • 合唱:新国立劇場合唱団
  • 管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
  • 指揮:ペーター・シュナイダー
  • 演出:マティアス・フォン・シュテークマン

 

強力無比なエルザ

エルザを歌ったメルベート。第一幕の衣装が幼い感じで、なにかそぐわない感覚がありましたし、歌唱の方も最初は調整中だったようで、少しどきどきする瞬間もありました。

ですが、第二幕以降、徐々に力強さが見え始め、第三幕のローエングリンとのバトルでは、ヒステリックに叫ぶエルザのある意味女らしさというものをよく表現しておられたと思います。

それにしても、ここまで強いエルザというのは、私の中の勝手な先入観を塗り替えるものでした。

この方はきっとブリュンヒルデやエレクトラもいけるかもしれない、などと思ったり。エレクトラは聴いてみたいな。

演出では、苦悩するエルザとなっていましたので、そうした苦悶とか茫然自失の状態を巧く演じておられたと思います。

悪役オルトルート?

さて、オルトルートを歌ったのはスサネ・レースマークです。深みのあるメゾでした。なにより、これはもう生まれたときからオルトルートという感じです。

糾弾されるローエングリンをなめ回すように見やったり、テルラムントが猛り狂っているのを冷たい目で眺めているのだけれど、指先だけは細かく動かして、なにかいらついているような空気を出したり、などなど。

 

次回の予定

次回は、演出や物語についての気づきなど。

なんだかいろいろあって、面白かったのですよ。

というわけで、今日はこのあたりで。You have.

2011/2012シーズン,NNTT:新国立劇場,Opera,Richard Wagner

 

行って参りました、新国立劇場「ローエングリン」。

マエストロ・シュナイダー!

マエストロ・ペーター・シュナイダー、いつも通り素晴らしかったです。

私は、前奏曲の冒頭であまりの透き通るような柔らかい音に涙が溢れました。

(勝手に盛り上がっていただけかもしれないけれど、本当です)

前奏曲の最高潮のところも美しかったなあ。あそこも泣けた。というか、前奏曲終わったところで、顔が涙でベタベタでした。

マエストロの絶妙なテンポコントロールは、ローエングリンとテルラムントの闘いの最後のティンパニーのところがすごかった。あの絶妙な名人芸的テンポコントロールはマエストロシュナイダーを大好きな理由の一つです。

もう一つは、第三幕の前奏曲のテーマの四小節目のところ(たぶん)。あそこも絶妙にもたらせていてすごかったです。その後の弦のレガートの強調も良かったなあ。

あとは、うねるような音量のコントロールがすごいです。歌や息づかいを見計らってオケの音量を微細にコントロールしているところ。こういうところも私が好きなところです。

指を動かしたり、指を指したりして、マエストロがオケを操るのをオペラグラスで観るのも実演ならではの楽しみです。

それにしても、オケの音がこんなに変わってしまうんですね。弦楽器の透明感が本当に良かったです。

金管群には少し苦労しておられたような気もしましたが、私は熱烈に拍手しブラボーを叫びましたですよ。

ブーイングした人がいたのには驚きました。マエストロも動揺されていたというようなこともウェブ上にありましたが、賛否両論あるのがある意味健全なので、仕方がないですね。

マエストロのサインをもらいたくて、楽屋口で待ちましたが、このDVDをもって行ったんですけどね。

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ですが、さすがに別の出口から出られたようです。あのお歳で、五時間指揮棒を振って、サイン攻めに逢うのは少し気の毒なので、仕方がないです。納得。

 

最先端ローエングリン歌手のフォークト

まずはフォークトのこと。

これが最先端のローエングリン歌手! という驚きでした。

初めて実演を聴いたわけですが、録画録音を聴いただけでは分からない驚きです。

本当に、よくぞ日本に来てくださった、という思いですね。

非の打ち所がないというのはこういうことを言うのでしょう。

ピッチ問題なく、声量も素晴らしい。声質はあまりに純粋。スタイルは抜群で舞台映えするかっこよさ。

ヒーローですね。

Herdenというアルバムを出す権利はこの方のためにあるのでしょう。

 

ヘルデン
ヘルデン

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フォークト(クラウス・フロリアン)
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で、楽屋口で出待ちして、サインをもらって握手してしまいました。。

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来年もいらっしゃるようなので、聴きに行かなければなりません。

 

しばし

演出も面白かったです。パンフレットにあったシュテークマン氏の文章が面白くて、そう言う見方で観ましたが、納得することばかり。

明日は早起きなので、まずは今日はこのあたりで。明日も書く予定です。

それでは、You have.

未分類

紫色のサルビア。雨に打たれていますが、輝いていました。最近新調したカメラにて。

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新調したのはこのカメラ。

Canon のPowershot S100です。レンズも明るく、ISO一応6400まであげられます。CMOSも普通のコンデジより少し大きめなので、画質に有利に働いているはずです。

私はライフログ的にいろんなものを撮りまくっていますが、まだ不徹底なので、もっと撮らないとなあ。

 

さて、明日は初台に出動予定です。シュナイダーの指揮、フォークトのローエングリン、メルべートのエルザ。楽しみです。

今日も結局、ケンペ盤ローエングリンを聞いてばかり。

あとは、先週に引き続き、アバド、ドミンゴの出演するDVDを予習中です。

先週、このブログに登場しなかったオルトルートを歌うヴェイソヴィッチを載せましょう。悪役度100%満載の演技です。

これは、第二幕の前半最後、エルザに取り入るのに成功したわよ、とテルラムントのほうをみてほくそ笑むシーンです。

 

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第二幕の後半へ向けての間奏曲的なところ。アバドがガッティに似ていることに気づきました。

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明日は、twitterで速報すると思います。ご興味があればぜひ!

https://twitter.com/#!/shushi

 

それでは、You have.

CD紹介,Opera,Richard Wagner

Wagner: Lohengrin
Wagner: Lohengrin

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Rudolf Kempe
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はじめに

やっと金曜日に到達。

最近、二三日に一度は走ることにしてます。

とっていっても、一日に二キロぐらいですけれど。

今日も雨が降る前にと、少し走ってきました。

 

痩せるのもありますが、走ると、頭も活性化するらしいですよ。

ひどい物忘れも何とかならんかなあ、と思いますので。

でも、まだ物忘れはよくなりません。

 

でも、この演奏は、しばらくわすれないだろうなあ。

 

というわけで、昨日に引き続きケンペ盤のローエングリンについてです。

 

フィッシャー=ディースカウ!

Close Encounters With Great Singers
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最初は、ジェス・トーマスに期待していたのですが、実際に感動したのは悪役ふたりです。

テルラムントを歌うフィッシャー=ディースカウと、オルトルートを歌うクリスタ・ルートヴィヒです。

ディースカウ、格好良すぎですよ。完全に主役を食っています。

第一幕前半のモノローグからして、テンションが高い。

 

鋭さをも感じる激しく男性的な声で、エルザを弾劾する場面の緊張感と完成度は素晴らしいです。

 

フィッシャー=ディースカウがよくやる微妙な上ずり気味のピッチコントロールとか、聞き所満載です。

あの投げやり感が、テルラムントの豪放なな性格を表していて、巧いなあ、と。

初めて聴いたことになにか恥じ入るものすら感じますね。

二幕の後半でローエングリンとやり合うところ、フィッシャー=ディースカウが勝ってます。

っつうか、フィシャー=ディースカウって、あまりに巨大すぎてとらえられないです。

クリスタ・ルートヴィヒ

クリスタ・ルートヴィヒも絶好調です。あまりに激しくて、なんだかもう、という感じです。

昨日も書きましたが、ルートヴィヒは、私にとってはリート歌手のイメージとか、スズキのイメージが強かったので。

ケンペの統率

あとは、きっとケンペの手腕もあるんだろうなあ。

オケのサウンドがキッチリまとまっていて散漫さをあまり感じません。しっかりと束ねられたアンサンブルです。

 

最後に

このCDは、本当に良い買い物でした。フィッシャー=ディースカウのこのパフォーマンスを聴けたのは大満足です。

やはり、積極的に音源を開拓しないとなあ。

 

というわけで、私の予習も大詰めです。

明後日の初台に向けて、もう少しがんばります。

 

それでは。You have.

CD紹介,Opera,Richard Wagner

だんだん暑くなってきました。きょうは、所用で虎ノ門から桜田門まで歩いたんですが、天気が良すぎて少し灼けたかも。

あの界隈は、興味深いことがたくさんです。歩いているだけで、私にとっての非日常に出くわします。経済産業省の一角にテントが張ってあったり、東京高裁の前に陣取る人とか。

それから、桜田門まででると、日比谷方面の視界が開けて、これがまた秀逸です。仕事したくなります。ほんとです。

 

さて、やっとケンペのローエングリンが到着しました。

うれしいです。

ちょっと遅かったけれど。

 

 

 

  • ローエングリン:ジェストーマス
  • エルザ:エリザベート・グリュンマー
  • オルトルート:クリスタ・ルートヴィヒ
  • テルラムント:ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ
  • ハインリヒ王:ゴットロープ・フリック
  • 軍令使:オットー・ヴイナー
  • ウィーン国立歌劇場合唱団
  • ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
  • 指揮:ルドルフ・ケンペ

 

アン・デア・ウィーン劇場にて1962年~1963年に録音です。

フィッシャー=ディースカウのテルラムントは若いですが、後期へと向かう歌い方が徐々に洗われているという感じです。このとき三十七歳。私が持っている1957年~1958年に録音されたシュトラウス「カプリッチョ」に登場するフィッシャー=ディースカウからは明かな変化が聞き取れますね。

あとはルートヴィヒが思いのほか激しくてびっくりしました。なんか、イメージが変わりました。しかも、強烈な歌唱だし。私の中では、ルートヴィヒはスズキだったんですが。

まだまだ日々勉強やな。というか、まだまだ無限に広がる可能性。色々あるけれど。

わたくし的ローエングリンまであと3日。急げヤマト。

それでは、You have。