文藝別冊「バーンスタイン─アメリカが生んだ偉大な指揮者」

バーンスタイン: アメリカが生んだ偉大な指揮者 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)
河出書房新社 (2014-07-23)
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はじめに

暑い日が続いています。みなさま、体調はいかがでいらっしゃいますか?
私は、昨夜は空調を切って眠りました。お陰で今日は少し体調がよくなりました。今年にはいて、どうも仕事場の空調が強すぎて、昼間はブルブル震えています。そんなせいで体が冷えきっていたようです。暑さの中で寝たことで、新陳代謝がよくなったような感じで、ずいぶん楽になりました。
この夏を空調なしで乗り切るのも難しい状況ですが、そうはいても空調も使い過ぎは禁物ですね。

バーンスタインのムックが出ました。

河出書房新社からバーンスタインのムックが出ました。昨日入手し読み始めています。
バーンスタインのことは知っているようで知らないのかも、と反省しました。ブラームスの交響曲や、あとで触れる《トリスタンとイゾルデ》などでずいぶん感動しましたが、実はマーラーやベートーヴェンをちゃんと追えていないということに気付かされてしまいました。他にもシベリウスなどにも興味ありますね。久々にCDを買おう、と思いました。
コンパクトにバーンスタインのことがまとまっており大変お勧めです。

黒田恭一さんのこと

この本で感動したのは、故人となってしまった岩城宏之さんと黒田恭一さんの文章が載せられているということ。特に黒田恭一さんが1985年にバーンスタインにインタビューをした当時の記事は素晴らしいです。
バーンスタインの人となりが分かりますし、なにより黒田さんのインタビュアーとしての機知と気遣い、そして綿密なデータをもとに解説するプロ意識にただただ脱帽しました。
黒田さんはNHK-FMでの解説で30年以上まえに存じて、本なども何冊か読みました。2008年には新国立劇場のオペラトークに司会で出演されました。
https://museum.projectmnh.com/2008/09/15235830.php
https://museum.projectmnh.com/2008/11/23213311.php
それから、こちらの本。黒田恭一さんの初心者に向けたクラシックの聴き方の本です。私はこの本を中1の時に読み「コンサートの予習は必ずせよ」「コンサートには一時間前に会場入りせよ」という教えを忠実に守っています。

はじめてのクラシック (講談社現代新書)
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バーンスタインのこと

私がバーンスタインといって思い出すのはこちらのアルバムです。
あまりに豊かで潤いのある音楽に仕上がっています。おそらくはかなり遅いぐらいのテンポで動かしています。この速度で、この曲をやられてしまうと、この曲がもつある種の恍惚とした感じとか官能性などが顕になっていくのだと思っています。かつても書いたと思いますが、1980年ごろ、吉田秀和さんがNHK-FMでバーンスタインが振ったベートーヴェン《田園》を「恍惚とした感じ」とおっしゃっていた録音を持っていました。そういう、なにか人間の奥にある情感を思い起こさせる音が、この音源で感じることができるのだと思います。

Tristan Und Isolde
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ではグーテナハトです。

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Posted by Shushi